【お酒】2262.琵琶の長寿 上撰 180ml (2回目) [25.滋賀県の酒:62+]
製造者:池本酒造有限会社
滋賀県高島市今津町今津221
品目:日本酒
原材料名:米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
精米歩合:70%
アルコール分:15%
内容量:180ml
(以上、ラベルより転記)
池本酒造さんのお酒は、かつて以下の物をいただいております。
【お酒】1476.琵琶の長寿 上撰 180ml
【お酒】1477.琵琶の長寿 純米酒 180ml
およそ6年ぶりの琵琶の長寿。
今日いただくこの琵琶の長寿には、上撰の小印が付されておりました。
上記の通り、琵琶の長寿上撰は、既出です。
ですが今回入手したものには、前回と異なる点が2点ございましたので、当方が独自に定めたルールに則り、別カウントとさせていただきました。
1点目は、ラベルのデザインが前回と変わっていたこと。
2点目は、精米歩合が表示されていたこと。
しかし、特定名称は表示されておりませんでした。
それではいただきましょう。
特定名称の表示がない普通酒でしょうから、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、けっこうはっきり。
うまみは濃いめ。
うまみは酒臭さ(ほめ言葉:以下同じ)そのもので、けっこうしっかり。
熟成感もあるのかもしれませんが、かなり弱めというか、酒臭さに隠れている感じです。
渋みがあって、これも強くはないものの鋭さを感じます。
キレはよいみたいです。
酸味はややはっきり。
すっぱさが少し強めで鋭さを感じます。
ちょいスーですが、ピリはなし。
甘みはひかえめ。
かなり弱めです。
濃醇ちょい渋ちょいすっぱちょいスースッキリ旨辛口のおいしいお酒でした。
酒臭さ満載で渋みもあり、かつ酸味も鋭いので、飲みやすくはないと思います。
それでもキレがよく、後味はスッキリしていました。
このくらいしっかりしていた方が、琵琶湖の幸には合うのではないでしょうか。
特に、鮒寿司とか、もろこや鮎の甘露煮のような、しっかりした味のものとの相性がよいように感じました。
【お酒】2332.道灌 笑酒 本醸造 一の火 300ml [25.滋賀県の酒:62+]
製造者 太田酒造株式會社N
滋賀県草津市草津三- 一〇- 三七
品目:日本酒
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
精米歩合:70%
内容量:300ml
アルコール分:14度
(以上、ラベルより転記)
“太田道灌ゆかりの蔵”を標榜なさっており、かつ滋賀の他に銘醸地“灘”にも蔵をお持ちの太田酒造さん。
そのお酒や焼酎は、かつて以下のものをいただいております。
【お酒】835.道灌正宗(金紋道灌)カップ
【お酒】1370.道灌 特別純米山廃仕込 いっぱいいっぱいまたいっぱい カップ
【お酒】1763.松尾大社 御神酒
《焼酎》170.Shiga Lucky 25度 180ml
今日いただくこの“道灌”ですが、
本醸造で、かつ“一の火”だってさ。
“一の火”と言うからには、通常は2回する火入れを、1回だけにしているということなのでしょう。
ということは、
★生貯蔵酒
★生詰(上記“火入れ”とリンク先は同一)
★瓶火入れ一回
のいずれかであることを推測し得ると判断いたします。
美酒?、それとも、
“笑酒”?
このお酒に関する情報が蔵元さんのWebsiteどころか、net上にすら見当たりません。
それ故確かなことは申せませんが、もし“笑酒”であれば、辞書を引いた限りでは以下のことがわかりました。
“笑酒”は、“えぐし”と読むそうで、「(笑み栄える「くし(酒)」の意) 飲めば楽しくなって顔もほころびる酒。酒をほめていう。 古事記(中)「事無酒(ことなぐし)笑酒に吾酔いにけり。」」(広辞苑第五版 電子辞書)とのこと。
品質表示はこちら。
それではいただきます。
一回火入れの可能性があることから、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、少しわかる程度。
香りはなし。
うまみは濃いめ。
フレッシュな風味と共に、米のうまみに厚みをしっかりと感じます。
苦みがあって、少し強めで鋭く、かつ重さも少し伴います。
酒臭さはかなり弱め。熟成感はなし。
キレはまあまあで、苦みと重さとが残ります。
酸味ははっきり。
すっぱさが強めで鋭さ少し感じます。
酸味の深みも少しありますね。
スーはなく、ピリもなし。
甘みはややひかえめ。
強くはなく、前には出てこないものの、後味でほんのりと感じます。
ちょい爽快で濃醇苦ちょい重すっぱちょい深旨やや辛口のおいしいお酒でした。
フレッシュな風味があったものの、それに似合わず、苦みや重さ、すっぱさが効いていて、けっこう荒々しい!
それでも味の要素はそれぞれ突出することなはく、うまくまとまっているようでした。
太田酒造さんのお酒は味がしっかりしたものが多いようでしたが、これもそうでした。
これは川魚(うなぎ、鮎、モロコなど)やお肉に合うね。
酒だけではけっしてスイスイとは行けないものの、合わせるつまみによっては行けてしまいそう。
今日は、その合わせたつまみがバッチリ!
それ故に、スイスイと行けてしまいましたとさ。
と、言うことで、
今日のエサはこちら。
きゅうり、ねぎ、ちくわ。
わさび。
みりんと酢とを合わせて電子レンジで煮切ったものに、オリーブオイル(昨今はべらぼうに高い!)、塩、顆粒昆布だしを合わせ、
直線距離にして10cm強のわさびを入れて、わさびドレッシングを作りました。
青臭さを和らげるため、きゅうりには熱湯をかけ、
かつ、種の部分をティースプーンで掻き取って使いました。
種を取るだけでも、青臭さはけっこう抑えることが可能です。
細切りにしたきゅうり、ねぎ(水にさらしたもの)、ちくわを、わさびドレッシングで和えて、
できあがり。
わさびの辛みは揮発して、まったく辛くない。
爽やかさだけが残って、おいしゅうございました。
ゴーヤがおいしそうだったので、衝動買い。
できるだけ薄切りにして、
水にさらして、
水気を切ったもの。
国産豚こま切れ肉。
1.5cmくらいに切って、
塩コショウで下味をつけました。
にんにくも使いました。
調味料は、
みりん、塩こしょう、にんにく。
フライパンにオリーブオイルをひいて、
ここ数か月の間に、2倍以上の値段になりやがったよね!
中火。
肉とにんにくとを炒めて、
肉から脂が溶け出てきたら、
ゴーヤを投入。
ここからは、強火で一気に仕上げました。
みりん、塩コショウを入れて、
できあがり。
おいしい!
ゴーヤが豚肉の脂を吸いつつも、短時間で加熱したことで青みも程よく残っておりました。
しかもいったん水にさらしたことで、青みに角がなくなりました。
このゴーヤと豚肉との炒め物が、道灌とバッチリ!
酒が進んでしまいましたとさ。
ごちそうさまでした。