秋の乗り放題パスを使った酒集め;2024年 [旅:154+]
2024年も無事に発売された、秋の乗り放題パス。
今回は、これを使って、
長野県を徘徊してまいりましたよ。
(一部、山梨県を含む。)
★☆2024年10月5日(土)★☆
急ぐ旅ではないもので、
東京駅1番ホームから、7:06発中央特快高尾行に乗り込んだ酔っぱらい。
高尾駅で、中央東線(中央本線のJR東日本部分)の普通電車に乗りかえ。
8:09発甲府行普通525Mでした。
激混み!
と、思ったら、
大月駅でみんな降りちゃった。
“何とかと煙は・・・。”
525Mに1時間40分乗って、甲府駅で乗りかえ。
トイレ利用の後、改札内のNewdaysを覘いたら、
“日本酒 よい旅。”なるアルミ缶(左:吉乃川/右:大関)を見つけてGET!
でも甲府駅は帰りにも来るから、今買わなくてもよかったんですけれどね。
甲府駅からは、
10:05発松本行普通433Mに乗りかえ。
まだ朝10時だというのに、
なんら恥じらうことなく飲み始めるアル中ハイマー型ダメ人間だったのでした。
433Mに2時間10分ほど乗って、
終点の松本駅で、篠ノ井線に乗りかえ(正確には塩尻からすでに篠ノ井線)。
12:30発長野行普通2241Mは、2両編成のワンマン列車。
激混み!
2両で足りるのかよ!
車掌がいないので、最後尾に陣取り、
昼食にかこつけて飲酒再開。
後方かぶりつきを楽しむ酔っぱらい。
複線分が確保されているのに単線利用しかされていないトンネルをくぐって、
姨捨駅に到着。
これで日本三大車窓のうち、2つ目(善光寺平)を制覇。
1つ目(矢岳越え)はこちら、残りの一つ(狩勝峠)は廃線。
そして姨捨駅のスイッチバックを初体験。
さらに篠ノ井線の後方かぶりつきを楽しみつつ、
2241Mに1時間ちょっと乗って、
篠ノ井駅(長野県長野市)にて下車。
これ全部、オイラが乗って来た2241Mの乗客のみなさん。
混雑していたのは、ここ篠ノ井で松本山雅FCの試合があったためらしい。
篠ノ井の街を徘徊し始めた酔っぱらい。
とあるWeb地図サイトでは、
ここはスーパーマーケットがある場所として示されていたのに、
店じゃなくて、オフィスなんだとよ!
完全にだまされたわ。
“小市道”なる古道を通って行くと、
柿がたわわに実っておりました。
信州には、秋が確実に来ているようですね。
岡田川。
橋の上だから川があるはずなのですが、水はどこに?
少なっ!
ぜんぜん涼しくないわ。
りんごは、収穫はまだ1か月以上先とのこと。
畑で作業なさっていた方に伺いました。
とあるスーパーで、篠ノ井の地酒2種をGET!
信濃光(西飯田酒造店)と、本老の松(東飯田酒造店)。
気をよくして駅へ戻る途中、酒店を発見。
ナヌー!(石塚英彦さんより)
こんなのがあるなんて全く知らなんだ知らなんだ!(古屋酒造店:長野県佐久市)
酒店は何も買わずに出る時が気まずいから敬遠しがちですが、けっして見逃せません罠。
篠ノ井の街を1時間ほどかけて徘徊した酔っぱらい。
徘徊を終えて、篠ノ井駅へ戻ってまいりました。
篠ノ井駅からは、14:56発長野行普通2651Mに乗車。
ベンチに座ってビールを飲みながら待っていると、
やって来たのは、しなの鉄道からの乗り入れ車でした。
2651Mに4駅、10分ちょっと乗って、
長野駅(長野県長野市)で下車。
まずは駅構内のMIDORIへ。
そこそこの戦果でした。
信州ねこ正宗。
井乃頭アルミ缶セット。
翠露(原酒ではないみたい)と、信濃鶴(こちらは純吟)と。
長野駅の外へ出て、
20分歩いて(遠かった・・・。)、
ホテルへチェックイン。
時刻はいささか早うございますけれど、
長野へ来たら、長野駅善光寺口の正面に鎮座ましますそば屋さん、
油やさんへ!
前回はコロナでフラれていたのでした。
まずは瓶ビールで、乾いた喉を潤します。
(オマエ今日はもうさんざん飲んできたじゃないか!)
お通し。
エリンギときゅうりのごま風味和え?
エリンギ、おいしいね!
これ、家でもやってみようかな。
冷やしトマト!
これを食べたくて、油やさんへ来ているようなもんですよあたしゃ!
みずみずしくて、味よし!
身の締まり具合もしっかりで、食べ応えバッチリ!
うちの近所にあるスーパーで売っている、高いだけのやつとはぜんぜんちがう!
枝豆は、季節的に冷凍でしょうね。
でもおいしい。
燗酒だ!
油やさんの燗酒は、御園竹。
大徳利(300ml)でいただきました。
米の香りふわり。
米のうまみ穏やかで、軽やかな苦み少し。
酸味ひかえめでややあまくちの、おいしいお酒でございました。
その御園竹を、野沢菜をかじりながらいただきました。
青みほんのりに、そば屋さんらしいおいしい鰹節がバッチリ!
これは野沢菜も鰹節も上等だ。
最後はもりで〆。
つるうるしていながらも、香り豊かで噛みごたえしっかりのおいしいそば。
そば屋のそばは、こうでなくちゃいけませんぜ!
あー美味しかった、
油やさん、今回も堪能させていただきました。
こうして、長野の夜は更けて行ったのでした。
★☆2024年10月6日(日)★☆
翌朝。
この日は、長野駅から。
長野駅からは篠ノ井線に乗って、昨日来た道を引き返した酔っぱらい。
6:31発飯田行(岡谷経由)普通3520Mに乗車。
再び善光寺平。
曇っておりました。
姨捨駅のスイッチバック再び。
この高低差を克服した3520M。
でも今は、特急はスイッチバックすることなく通過するんですけれどね。
3520Mは、岡谷駅(長野県岡谷市)へ到着。
時刻は8:22。
一方で岡谷駅からの発車時刻は、8:44。
駅の外へ出てみましたが、店なんてありゃしない。
商業施設らしきものは、入口封鎖。
駅にはKIOSKがあったものの、無人店舗のためアルコール類は置いておらず!
何のためにマイナンバーカードがあるんだよ!
(酒のためではないな。)
しかたがないので、
おとなしく3520Mへ戻って、
3520Mは岡谷駅からは、単線のまま残る中央本線の旧線区間(大八廻り)へ。
岡谷と塩尻とを短絡する塩嶺トンネルの開通(1982(昭和57)年)以降、こちらの旧線区間は辰野駅を挟んで東側は実質的に飯田線の一部と化し、西側は塩尻-辰野間の区間運転のみになってしまったのでした。
3520Mは大八廻りの東側を通って、
辰野駅(長野県上伊那郡辰野町)に到着。
駅舎は立派ですが、ほぼ“もぬけの殻”状態。
そんな辰野駅へ、9時過ぎに到着。
要するに、スーパーが開店しそうな時刻に到着したわけだったのでした。
地方あるある。
車は少なからず走るのに、だれも歩いていやしない。
跨線橋の上から、辰野駅を眺望。
比較的大きな駅ですが、特急はここを通りません。
左が飯田線(豊橋方面)で、
右が中央本線(塩尻方面)。
ここで悪夢再び!
とあるWeb地図サイトでは、
ここはスーパーマーケットがある場所として示されていたのに、
調剤薬局に変わっとりゃあしたがや!
”元祖 中央本線”の踏切を渡る酔っぱらい。
「オマエはもう古い!」
そんなレッテル貼られてかわいそう。
ときめきりょんりょん!(都木涼子:ザ・スターボウリング)
じゃなくて、“ときめきの街”。
テナントは、スーパー以外はもぬけの殻でしたけれど。
そのときめきの街で、戦果あり!
地酒(小野酒造店さん)である“夜明け前”と“頼母鶴”とをGET!
左は、辰野と同じ伊那地方の春日酒造(旧漆戸醸造)さんが造る井乃頭普通酒。
右は、岐阜県八百津町の白扇酒造さんが造ったスーパーのPB純米酒。
“果報”なる井筒ワイン2種も見つけてGET!
(後でわかったのですが、松本駅のNewdaysにもありました)
辰野へ来た目的は、夜明け前と頼母鶴とを入手するため。
ところが最初に訪問したスーパーで、目的を達成してしまった酔っぱらい。
もっと時間をかけて広域に徘徊する予定でしたが、その必要がなくなりました。
とりあえず、ちびビールでささやかな祝杯!
これ以上、辰野の街を徘徊する必要がなくなってしまった酔っぱらい。
そこで、辰野での徘徊を中止し、辰野駅へ引き返したのでした。
時刻は10:18。
次に来る岡谷方面への列車は、
10:54発岡谷行217M。
北アルプス天然水を飲みながら、
辰野駅のホームで217Mの到着を待ったのでした。
10:54発岡谷行217Mに終点まで乗って、
岡谷駅で、
11:14発大月行普通436Mに乗りかえて、
2駅だけ乗って、
上諏訪駅(長野県諏訪市)にて下車。
上諏訪駅の周辺では、2019年9月に徘徊しております。
信州へは何度も来ていることから、たとえ旅程を変更しても、臨機応変に楽しむことができるのです。
時刻は11:36。
徘徊の前に、駅待合室にて腹ごしらえ。
(食べ終わった後、禁酒の表示を見てびっくり!(スミマセソ))
上諏訪の街には、蔵元さんが5軒あるのです。
今回は、そこで、
試飲(有料)を楽しんでやろうと目論んで、上諏訪へやって来たのでした。
歩いていると、鳥居を発見!
どうやらここは、裏口らしい。
南側に回ると、大鳥居がありました。
八剱(ヤツルギ)神社。
へー!
鳥居の真正面に、神楽殿がありましたよ!
拝殿へは、神楽殿の脇を通って参拝するシステム!
面白い配置ですね。
こちらが拝殿。
明治天皇の御製。
昭和天皇も先の対英米戦争開戦の是非を議する御前会議でこの御製を唱えたと言われておりますね。
拝殿にて二礼二拍手一礼。
どうか二度と戦争が起きませんように。
参拝を終えて、神社の方とお話をさせていただいた酔っぱらい。
鳥居と拝殿との間を神楽殿が塞いでいる配置について伺ったところ、「昭和19年に神楽殿の南側へ神域を拡張した際に南側へ新たに大鳥居を建てて正面としたのであって、それ以前の入口はここ(西側:拝殿と神楽殿との中間)だった。」と教えていただきした。
配置の謎がわかったところで、上諏訪へ来た目的を果たすために出かけたのでした。
最初に訪問したのは、“セラ真澄”。
長野県を代表する酒と言っても過言ではないくらい有名な「真澄(マスミ)」を造る宮坂醸造さんの店舗。
有料試飲をさせていただこうと思って入ったら、
試飲コーナーがなくなっていたよ!
でもでもでも!
実は宮坂醸造さん、
試飲コーナーが好評で手狭になったので、試飲専用の別棟を設けたのだそうです。
その別棟で、試飲開始。
以前と同様に、
500円で4杯飲めるシステムです。
まずは、“ひやおろし 二夏(ふたなつ)越し”。
瓶の中で夏を2回越して熟成させたお酒なんだってさ。
濃厚で、酒臭さ(ほめ言葉:以下同じ)満載!
酸味は角かとれて、深みかなりしっかり。
甘みは穏やかながらも幅がありました。
次に、“山廃 純米吟醸 ひやおろし”。
酒臭いけれど、それが米のうまみと両立しております。
酸味は深みあるものの、すっぱさも残っております。
甘みはこれも穏やかながら幅ありで、二夏越しに似ていました。
“純米大吟醸 山花(貞夫)”
上立ち香なし。
これも大吟醸にしてはどっしりしていて酒臭く、かつ米のうまみもしっかり。
酸味は鋭さを少し感じます。キレは前二つよりはよいね。
(写真を撮影することを失念したため、水の容器で代用しました。悪しからず。)
最後は、“純米吟醸 白妙”。
これは軽い!
そしてすっぱさが清々しい。
これはサービスでいただいた、白麹を使用した甘酒。
ヨーグルトだね!、米の滓はかすかに感じるだけ。
これで宮坂醸造さんでのお楽しみは終了。
グラスをいただいて、
セラ真澄を後にしたのでした。
ここで一つ、お詫びがございます。
今回は、当方の独断と偏見とによって、
伊東酒造さん(横笛)と、
酒ぬのや本金酒造さん(本金/太一)とは、割愛させていただきました。
次に訪問したのは、麗人酒造さん。
300円でコイン2枚、
試飲機で2杯いただけるシステム。
一杯目は、“令和六年 杜氏の腕試し 山廃純米吟醸 原酒”。
酒臭くて、苦みがあって荒々しい。
酸味は深みがありますね。
それでいて辛口で、キリッとしておりました。
二杯目は、“2024年秋限定 秋あがり 純米原酒”。
これも酒臭い!、それでも米のうまみとは調和しています。
酸味はすっぱさが少し鋭い。
そしてやや甘口
最後は追加で、ビールを試飲(200円)。
スタウトだってさ。
香ばしさ満載て苦みしっかり!
でもキレがよく、甘くないので後味スッキリ。
いかにも日本のスタウトらしいね。
麗人酒造さん、ごちそうさまでした。
ここでもグラスをいただきました。
さらに初見のアルミ缶を見つけてGET!
最後の訪問は、舞姫酒造さん。
300円(多分)で3杯いただけるシステム。
一杯目は、“信州舞姫 扇ラベル 純米吟醸原酒 秋あがり”。
酒臭さ満載ながらも、角がない。
米のうまみも感じ、かつ甘みがあってまろやかでしたが、軽い苦みが引き締めるようでした。
二杯目は、”翠露 純米吟醸原酒 山恵錦 秋あがり”。
山恵錦は近年になって長野県で育成された酒米らしい。
これも酒臭くて、かつウイスキーのような風味もあるね。
しかしそれを、甘さが和らげてくれているようでした。
最後は、“翠露 純米大吟醸 限定 秋あがり”。
酒臭いのに、角やや粗さなくて、上品!
軽い酸味があって、かつ深みがしっかり。
舞姫酒造さんでは、未知のアルミ缶酒を入手させていただきました。
あー、楽しかった楽しかった!
試飲を繰り返して、いい気分になった酔っぱらい。
上諏訪駅へ戻って、
上諏訪駅からは、
13:50発長野行普通1539M に乗って、
松本駅(長野県松本市)へ到着。
10月6日午後2時半の松本は、29度だとよ!
まちがいなく、最近の気候はどうかしているぜ。
松本駅の近くにあるスーパーで、これだけGET!
いずれもかつて飲んだことがあるもののリニューアルでした。
ホテルにチェックインしたのち、
大事なことをするために、街中へ。
松本へ来たら、まずは松本の総鎮守である四柱神社へ参拝せねばなりませぬ。
拝殿にて二礼二拍手一礼。
女鳥羽川。
川風が涼しいのは、異常気象であっても変化なし。
ここで、アクシデント発生!
松本へ来たらいつも訪問していたお店に、来店を断られました。
電話したところ、予約客だけですでに満席なんだってさ。
今回は松本への到着時刻が読めなかったので予約を控えていたのでしたが、
それが仇となってしまいました。
しかたがないと諦めて、徘徊していたところ、地ビールの店に遭遇!
“BEER TAP HONMACHI”さん。
ごめんなさ~い!(めざましテレビの高島彩で。)
店員さん(若い男性)との酒談義が弾んでしまい、ビールの味をお伝え出来なくなってしまったことをお詫び申し上げます。
おいしかったことは確かです。
おつまみ。
特に生ハムの塩気が、ビールとバッチリでした。
“BEER TAP HONMACHI”さんで酔っぱらったのち、
空腹を満たすため、榑木野へ。
近年、立ち食いそばなどで勢力を伸ばしつつあるお店ですね。
酒は善哉。
この瓶、
おそらく同じものが手元にあるわ。
やわらかい米のうまみしっかり。軽い苦みがあるものの、軽い甘みが和らげてくれました。
普通酒ですが、冷酒でもおいしいね。オイラも冷酒で試してみようかな。
まいたけ天と、
あげそば餃子(そばの風味はどこに・・・?)
〆は今日も、もりそばで。
つるつるしているけれど、噛むとそばの風味を感じる美味しいそば。
ただしつゆが濃すぎで辛く、そばの風味がかき消されてしまう。
ちょっとずつ付けるとおいしい!
ごちそうさまでした。
こうして、松本の夜は更けて行ったのでした。
★☆2024年10月7日(月)★☆
最終日の朝。
明日からは、苦界にて「賃労働=時間と魂との切り売り」をしなければならないルンペンプロレタリアートのオイラ。
重たくなったカバンを背負って、帰路についたのでした。
松本駅からは、8:43発高尾行普通432Mに乗車。
平日の朝8時台だというのになんら恥じらうことなく車中で飲み始めたアル中ハイマー型ダメ人間だったのでした。
432Mに2時間ほど乗って、
甲府駅(山梨県甲府市)にて下車。
甲府駅では、酒店を物色。
その結果、“清里”なるカップ酒をGET!
甲府駅の外へ出てまいりました。
甲府駅の駅前には、武田信玄公が鎮座まします。
甲府で降りた目的はただ一つ。
奥藤本店さんで、甲府鳥もつ煮をいただくため。
11時の開店と同時に入店し、
ビールを飲みながら待ちました。
甲府鳥もつ煮セット
これが甲府鳥もつ煮。
甘めのたれが最高!
レバーだけではなく、
きんかん、砂肝、ハツなども入っているので、
一つひとつの食感が異なっていて、面白いね。
そばもあるでよ。
太めのやや硬め。
噛むたびにそばの風味が広がりました。
そばがあるのに、なぜご飯まで?
その理由は、こういうこと!
On The Rice!
On The Rice,正解!
三好清海入道!(孤独のグルメより)
あー、おいしかった!
ごちそうさまでした。
お腹も心も満たされた酔っぱらい。
外へ出て徘徊を始めたものの、
カンカン照りの甲府の街は、10月だというのに真夏の如く暑いこと暑いこと!
訪問は百貨店一軒だけにとどめましたが、戦果はなし。
品揃えが悪かったという意味ではございませんよ!
オイラの特殊な嗜好には合わなかったというだけですから。
あまりにも暑いので、甲府駅へ戻ってまいりました。
暑気払いのため、葡萄酒一番館へ。
要するに、ワインの立ち飲みです。
“一升瓶ワイン”を攻略してみることにいたしました。
まずは白。
“勝沼の地ざけ”なる、甲州種100%使用の日本ワイン。
こぼれるほどに注いでくださるのがうれしいところ。
かなりフルーティー。
ぶどうの風味はさっぱりした感じ。
口当たりスッキリで、かつ辛口でキリッとしている。
ミネラル風味かすかに感じる。
いくらでも飲めそうで、一升瓶で買うことがとても危険なワインでした。
次は赤。
サントネージュワインは、輸入果汁使用のワイン。
白は冷やされていましたが、
赤は常温で供されましたよ!
ぶどうの風味しっかり。
渋み少しで、そのあとに酸味が来る。
辛口でキリッとしていました。
常温でいただいたせいか、風味に広がりを感じましたよ。いいね!
あー、おいしかった!
ワイン集めも趣味としてはよいけれど、
はまってしまうと一本で万単位のお金が飛びそうで怖い怖い!
ワインを飲んでしまうとね、
普通電車に乗ってタラタラと帰るのが面倒くさくなってしまうのですよ。
もちろん!
秋の乗り放題パスでは、特急には乗れませんから、
別途、乗車券も購入いたしましたよ!
16:30発特急あずさ30号新宿行に乗って、
ビールを飲みながら帰ったとさ。
戦果は上々!
これらとともに、
新宮や香川県で集めたお酒が手元にあるので、
しばらくの間は出かけません。
家飲み記事ばかりが続きますが、どうかご贔屓に。
おしまい。
今回は、これを使って、
長野県を徘徊してまいりましたよ。
(一部、山梨県を含む。)
★☆2024年10月5日(土)★☆
急ぐ旅ではないもので、
東京駅1番ホームから、7:06発中央特快高尾行に乗り込んだ酔っぱらい。
高尾駅で、中央東線(中央本線のJR東日本部分)の普通電車に乗りかえ。
8:09発甲府行普通525Mでした。
激混み!
と、思ったら、
大月駅でみんな降りちゃった。
“何とかと煙は・・・。”
525Mに1時間40分乗って、甲府駅で乗りかえ。
トイレ利用の後、改札内のNewdaysを覘いたら、
“日本酒 よい旅。”なるアルミ缶(左:吉乃川/右:大関)を見つけてGET!
でも甲府駅は帰りにも来るから、今買わなくてもよかったんですけれどね。
甲府駅からは、
10:05発松本行普通433Mに乗りかえ。
まだ朝10時だというのに、
なんら恥じらうことなく飲み始めるアル中ハイマー型ダメ人間だったのでした。
433Mに2時間10分ほど乗って、
終点の松本駅で、篠ノ井線に乗りかえ(正確には塩尻からすでに篠ノ井線)。
12:30発長野行普通2241Mは、2両編成のワンマン列車。
激混み!
2両で足りるのかよ!
車掌がいないので、最後尾に陣取り、
昼食にかこつけて飲酒再開。
後方かぶりつきを楽しむ酔っぱらい。
複線分が確保されているのに単線利用しかされていないトンネルをくぐって、
姨捨駅に到着。
これで日本三大車窓のうち、2つ目(善光寺平)を制覇。
1つ目(矢岳越え)はこちら、残りの一つ(狩勝峠)は廃線。
そして姨捨駅のスイッチバックを初体験。
さらに篠ノ井線の後方かぶりつきを楽しみつつ、
2241Mに1時間ちょっと乗って、
篠ノ井駅(長野県長野市)にて下車。
これ全部、オイラが乗って来た2241Mの乗客のみなさん。
混雑していたのは、ここ篠ノ井で松本山雅FCの試合があったためらしい。
篠ノ井の街を徘徊し始めた酔っぱらい。
とあるWeb地図サイトでは、
ここはスーパーマーケットがある場所として示されていたのに、
店じゃなくて、オフィスなんだとよ!
完全にだまされたわ。
“小市道”なる古道を通って行くと、
柿がたわわに実っておりました。
信州には、秋が確実に来ているようですね。
岡田川。
橋の上だから川があるはずなのですが、水はどこに?
少なっ!
ぜんぜん涼しくないわ。
りんごは、収穫はまだ1か月以上先とのこと。
畑で作業なさっていた方に伺いました。
とあるスーパーで、篠ノ井の地酒2種をGET!
信濃光(西飯田酒造店)と、本老の松(東飯田酒造店)。
気をよくして駅へ戻る途中、酒店を発見。
ナヌー!(石塚英彦さんより)
こんなのがあるなんて全く知らなんだ知らなんだ!(古屋酒造店:長野県佐久市)
酒店は何も買わずに出る時が気まずいから敬遠しがちですが、けっして見逃せません罠。
篠ノ井の街を1時間ほどかけて徘徊した酔っぱらい。
徘徊を終えて、篠ノ井駅へ戻ってまいりました。
篠ノ井駅からは、14:56発長野行普通2651Mに乗車。
ベンチに座ってビールを飲みながら待っていると、
やって来たのは、しなの鉄道からの乗り入れ車でした。
2651Mに4駅、10分ちょっと乗って、
長野駅(長野県長野市)で下車。
まずは駅構内のMIDORIへ。
そこそこの戦果でした。
信州ねこ正宗。
井乃頭アルミ缶セット。
翠露(原酒ではないみたい)と、信濃鶴(こちらは純吟)と。
長野駅の外へ出て、
20分歩いて(遠かった・・・。)、
ホテルへチェックイン。
時刻はいささか早うございますけれど、
長野へ来たら、長野駅善光寺口の正面に鎮座ましますそば屋さん、
油やさんへ!
前回はコロナでフラれていたのでした。
まずは瓶ビールで、乾いた喉を潤します。
(オマエ今日はもうさんざん飲んできたじゃないか!)
お通し。
エリンギときゅうりのごま風味和え?
エリンギ、おいしいね!
これ、家でもやってみようかな。
冷やしトマト!
これを食べたくて、油やさんへ来ているようなもんですよあたしゃ!
みずみずしくて、味よし!
身の締まり具合もしっかりで、食べ応えバッチリ!
うちの近所にあるスーパーで売っている、高いだけのやつとはぜんぜんちがう!
枝豆は、季節的に冷凍でしょうね。
でもおいしい。
燗酒だ!
油やさんの燗酒は、御園竹。
大徳利(300ml)でいただきました。
米の香りふわり。
米のうまみ穏やかで、軽やかな苦み少し。
酸味ひかえめでややあまくちの、おいしいお酒でございました。
その御園竹を、野沢菜をかじりながらいただきました。
青みほんのりに、そば屋さんらしいおいしい鰹節がバッチリ!
これは野沢菜も鰹節も上等だ。
最後はもりで〆。
つるうるしていながらも、香り豊かで噛みごたえしっかりのおいしいそば。
そば屋のそばは、こうでなくちゃいけませんぜ!
あー美味しかった、
油やさん、今回も堪能させていただきました。
こうして、長野の夜は更けて行ったのでした。
★☆2024年10月6日(日)★☆
翌朝。
この日は、長野駅から。
長野駅からは篠ノ井線に乗って、昨日来た道を引き返した酔っぱらい。
6:31発飯田行(岡谷経由)普通3520Mに乗車。
再び善光寺平。
曇っておりました。
姨捨駅のスイッチバック再び。
この高低差を克服した3520M。
でも今は、特急はスイッチバックすることなく通過するんですけれどね。
3520Mは、岡谷駅(長野県岡谷市)へ到着。
時刻は8:22。
一方で岡谷駅からの発車時刻は、8:44。
駅の外へ出てみましたが、店なんてありゃしない。
商業施設らしきものは、入口封鎖。
駅にはKIOSKがあったものの、無人店舗のためアルコール類は置いておらず!
何のためにマイナンバーカードがあるんだよ!
(酒のためではないな。)
しかたがないので、
おとなしく3520Mへ戻って、
3520Mは岡谷駅からは、単線のまま残る中央本線の旧線区間(大八廻り)へ。
岡谷と塩尻とを短絡する塩嶺トンネルの開通(1982(昭和57)年)以降、こちらの旧線区間は辰野駅を挟んで東側は実質的に飯田線の一部と化し、西側は塩尻-辰野間の区間運転のみになってしまったのでした。
3520Mは大八廻りの東側を通って、
辰野駅(長野県上伊那郡辰野町)に到着。
駅舎は立派ですが、ほぼ“もぬけの殻”状態。
そんな辰野駅へ、9時過ぎに到着。
要するに、スーパーが開店しそうな時刻に到着したわけだったのでした。
地方あるある。
車は少なからず走るのに、だれも歩いていやしない。
跨線橋の上から、辰野駅を眺望。
比較的大きな駅ですが、特急はここを通りません。
左が飯田線(豊橋方面)で、
右が中央本線(塩尻方面)。
ここで悪夢再び!
とあるWeb地図サイトでは、
ここはスーパーマーケットがある場所として示されていたのに、
調剤薬局に変わっとりゃあしたがや!
”元祖 中央本線”の踏切を渡る酔っぱらい。
「オマエはもう古い!」
そんなレッテル貼られてかわいそう。
ときめきりょんりょん!(都木涼子:ザ・スターボウリング)
じゃなくて、“ときめきの街”。
テナントは、スーパー以外はもぬけの殻でしたけれど。
そのときめきの街で、戦果あり!
地酒(小野酒造店さん)である“夜明け前”と“頼母鶴”とをGET!
左は、辰野と同じ伊那地方の春日酒造(旧漆戸醸造)さんが造る井乃頭普通酒。
右は、岐阜県八百津町の白扇酒造さんが造ったスーパーのPB純米酒。
“果報”なる井筒ワイン2種も見つけてGET!
(後でわかったのですが、松本駅のNewdaysにもありました)
辰野へ来た目的は、夜明け前と頼母鶴とを入手するため。
ところが最初に訪問したスーパーで、目的を達成してしまった酔っぱらい。
もっと時間をかけて広域に徘徊する予定でしたが、その必要がなくなりました。
とりあえず、ちびビールでささやかな祝杯!
これ以上、辰野の街を徘徊する必要がなくなってしまった酔っぱらい。
そこで、辰野での徘徊を中止し、辰野駅へ引き返したのでした。
時刻は10:18。
次に来る岡谷方面への列車は、
10:54発岡谷行217M。
北アルプス天然水を飲みながら、
辰野駅のホームで217Mの到着を待ったのでした。
10:54発岡谷行217Mに終点まで乗って、
岡谷駅で、
11:14発大月行普通436Mに乗りかえて、
2駅だけ乗って、
上諏訪駅(長野県諏訪市)にて下車。
上諏訪駅の周辺では、2019年9月に徘徊しております。
信州へは何度も来ていることから、たとえ旅程を変更しても、臨機応変に楽しむことができるのです。
時刻は11:36。
徘徊の前に、駅待合室にて腹ごしらえ。
(食べ終わった後、禁酒の表示を見てびっくり!(スミマセソ))
上諏訪の街には、蔵元さんが5軒あるのです。
今回は、そこで、
試飲(有料)を楽しんでやろうと目論んで、上諏訪へやって来たのでした。
歩いていると、鳥居を発見!
どうやらここは、裏口らしい。
南側に回ると、大鳥居がありました。
八剱(ヤツルギ)神社。
へー!
鳥居の真正面に、神楽殿がありましたよ!
拝殿へは、神楽殿の脇を通って参拝するシステム!
面白い配置ですね。
こちらが拝殿。
明治天皇の御製。
昭和天皇も先の対英米戦争開戦の是非を議する御前会議でこの御製を唱えたと言われておりますね。
拝殿にて二礼二拍手一礼。
どうか二度と戦争が起きませんように。
参拝を終えて、神社の方とお話をさせていただいた酔っぱらい。
鳥居と拝殿との間を神楽殿が塞いでいる配置について伺ったところ、「昭和19年に神楽殿の南側へ神域を拡張した際に南側へ新たに大鳥居を建てて正面としたのであって、それ以前の入口はここ(西側:拝殿と神楽殿との中間)だった。」と教えていただきした。
配置の謎がわかったところで、上諏訪へ来た目的を果たすために出かけたのでした。
最初に訪問したのは、“セラ真澄”。
長野県を代表する酒と言っても過言ではないくらい有名な「真澄(マスミ)」を造る宮坂醸造さんの店舗。
有料試飲をさせていただこうと思って入ったら、
試飲コーナーがなくなっていたよ!
でもでもでも!
実は宮坂醸造さん、
試飲コーナーが好評で手狭になったので、試飲専用の別棟を設けたのだそうです。
その別棟で、試飲開始。
以前と同様に、
500円で4杯飲めるシステムです。
まずは、“ひやおろし 二夏(ふたなつ)越し”。
瓶の中で夏を2回越して熟成させたお酒なんだってさ。
濃厚で、酒臭さ(ほめ言葉:以下同じ)満載!
酸味は角かとれて、深みかなりしっかり。
甘みは穏やかながらも幅がありました。
次に、“山廃 純米吟醸 ひやおろし”。
酒臭いけれど、それが米のうまみと両立しております。
酸味は深みあるものの、すっぱさも残っております。
甘みはこれも穏やかながら幅ありで、二夏越しに似ていました。
“純米大吟醸 山花
上立ち香なし。
これも大吟醸にしてはどっしりしていて酒臭く、かつ米のうまみもしっかり。
酸味は鋭さを少し感じます。キレは前二つよりはよいね。
(写真を撮影することを失念したため、水の容器で代用しました。悪しからず。)
最後は、“純米吟醸 白妙”。
これは軽い!
そしてすっぱさが清々しい。
これはサービスでいただいた、白麹を使用した甘酒。
ヨーグルトだね!、米の滓はかすかに感じるだけ。
これで宮坂醸造さんでのお楽しみは終了。
グラスをいただいて、
セラ真澄を後にしたのでした。
ここで一つ、お詫びがございます。
今回は、当方の独断と偏見とによって、
伊東酒造さん(横笛)と、
酒ぬのや本金酒造さん(本金/太一)とは、割愛させていただきました。
次に訪問したのは、麗人酒造さん。
300円でコイン2枚、
試飲機で2杯いただけるシステム。
一杯目は、“令和六年 杜氏の腕試し 山廃純米吟醸 原酒”。
酒臭くて、苦みがあって荒々しい。
酸味は深みがありますね。
それでいて辛口で、キリッとしておりました。
二杯目は、“2024年秋限定 秋あがり 純米原酒”。
これも酒臭い!、それでも米のうまみとは調和しています。
酸味はすっぱさが少し鋭い。
そしてやや甘口
最後は追加で、ビールを試飲(200円)。
スタウトだってさ。
香ばしさ満載て苦みしっかり!
でもキレがよく、甘くないので後味スッキリ。
いかにも日本のスタウトらしいね。
麗人酒造さん、ごちそうさまでした。
ここでもグラスをいただきました。
さらに初見のアルミ缶を見つけてGET!
最後の訪問は、舞姫酒造さん。
300円(多分)で3杯いただけるシステム。
一杯目は、“信州舞姫 扇ラベル 純米吟醸原酒 秋あがり”。
酒臭さ満載ながらも、角がない。
米のうまみも感じ、かつ甘みがあってまろやかでしたが、軽い苦みが引き締めるようでした。
二杯目は、”翠露 純米吟醸原酒 山恵錦 秋あがり”。
山恵錦は近年になって長野県で育成された酒米らしい。
これも酒臭くて、かつウイスキーのような風味もあるね。
しかしそれを、甘さが和らげてくれているようでした。
最後は、“翠露 純米大吟醸 限定 秋あがり”。
酒臭いのに、角やや粗さなくて、上品!
軽い酸味があって、かつ深みがしっかり。
舞姫酒造さんでは、未知のアルミ缶酒を入手させていただきました。
あー、楽しかった楽しかった!
試飲を繰り返して、いい気分になった酔っぱらい。
上諏訪駅へ戻って、
上諏訪駅からは、
13:50発長野行普通1539M に乗って、
松本駅(長野県松本市)へ到着。
10月6日午後2時半の松本は、29度だとよ!
まちがいなく、最近の気候はどうかしているぜ。
松本駅の近くにあるスーパーで、これだけGET!
いずれもかつて飲んだことがあるもののリニューアルでした。
ホテルにチェックインしたのち、
大事なことをするために、街中へ。
松本へ来たら、まずは松本の総鎮守である四柱神社へ参拝せねばなりませぬ。
拝殿にて二礼二拍手一礼。
女鳥羽川。
川風が涼しいのは、異常気象であっても変化なし。
ここで、アクシデント発生!
松本へ来たらいつも訪問していたお店に、来店を断られました。
電話したところ、予約客だけですでに満席なんだってさ。
今回は松本への到着時刻が読めなかったので予約を控えていたのでしたが、
それが仇となってしまいました。
しかたがないと諦めて、徘徊していたところ、地ビールの店に遭遇!
“BEER TAP HONMACHI”さん。
ごめんなさ~い!(めざましテレビの高島彩で。)
店員さん(若い男性)との酒談義が弾んでしまい、ビールの味をお伝え出来なくなってしまったことをお詫び申し上げます。
おいしかったことは確かです。
おつまみ。
特に生ハムの塩気が、ビールとバッチリでした。
“BEER TAP HONMACHI”さんで酔っぱらったのち、
空腹を満たすため、榑木野へ。
近年、立ち食いそばなどで勢力を伸ばしつつあるお店ですね。
酒は善哉。
この瓶、
おそらく同じものが手元にあるわ。
やわらかい米のうまみしっかり。軽い苦みがあるものの、軽い甘みが和らげてくれました。
普通酒ですが、冷酒でもおいしいね。オイラも冷酒で試してみようかな。
まいたけ天と、
あげそば餃子(そばの風味はどこに・・・?)
〆は今日も、もりそばで。
つるつるしているけれど、噛むとそばの風味を感じる美味しいそば。
ただしつゆが濃すぎで辛く、そばの風味がかき消されてしまう。
ちょっとずつ付けるとおいしい!
ごちそうさまでした。
こうして、松本の夜は更けて行ったのでした。
★☆2024年10月7日(月)★☆
最終日の朝。
明日からは、苦界にて「賃労働=時間と魂との切り売り」をしなければならないルンペンプロレタリアートのオイラ。
重たくなったカバンを背負って、帰路についたのでした。
松本駅からは、8:43発高尾行普通432Mに乗車。
平日の朝8時台だというのになんら恥じらうことなく車中で飲み始めたアル中ハイマー型ダメ人間だったのでした。
432Mに2時間ほど乗って、
甲府駅(山梨県甲府市)にて下車。
甲府駅では、酒店を物色。
その結果、“清里”なるカップ酒をGET!
甲府駅の外へ出てまいりました。
甲府駅の駅前には、武田信玄公が鎮座まします。
甲府で降りた目的はただ一つ。
奥藤本店さんで、甲府鳥もつ煮をいただくため。
11時の開店と同時に入店し、
ビールを飲みながら待ちました。
甲府鳥もつ煮セット
これが甲府鳥もつ煮。
甘めのたれが最高!
レバーだけではなく、
きんかん、砂肝、ハツなども入っているので、
一つひとつの食感が異なっていて、面白いね。
そばもあるでよ。
太めのやや硬め。
噛むたびにそばの風味が広がりました。
そばがあるのに、なぜご飯まで?
その理由は、こういうこと!
On The Rice!
On The Rice,正解!
三好清海入道!(孤独のグルメより)
あー、おいしかった!
ごちそうさまでした。
お腹も心も満たされた酔っぱらい。
外へ出て徘徊を始めたものの、
カンカン照りの甲府の街は、10月だというのに真夏の如く暑いこと暑いこと!
訪問は百貨店一軒だけにとどめましたが、戦果はなし。
品揃えが悪かったという意味ではございませんよ!
オイラの特殊な嗜好には合わなかったというだけですから。
あまりにも暑いので、甲府駅へ戻ってまいりました。
暑気払いのため、葡萄酒一番館へ。
要するに、ワインの立ち飲みです。
“一升瓶ワイン”を攻略してみることにいたしました。
まずは白。
“勝沼の地ざけ”なる、甲州種100%使用の日本ワイン。
こぼれるほどに注いでくださるのがうれしいところ。
かなりフルーティー。
ぶどうの風味はさっぱりした感じ。
口当たりスッキリで、かつ辛口でキリッとしている。
ミネラル風味かすかに感じる。
いくらでも飲めそうで、一升瓶で買うことがとても危険なワインでした。
次は赤。
サントネージュワインは、輸入果汁使用のワイン。
白は冷やされていましたが、
赤は常温で供されましたよ!
ぶどうの風味しっかり。
渋み少しで、そのあとに酸味が来る。
辛口でキリッとしていました。
常温でいただいたせいか、風味に広がりを感じましたよ。いいね!
あー、おいしかった!
ワイン集めも趣味としてはよいけれど、
はまってしまうと一本で万単位のお金が飛びそうで怖い怖い!
ワインを飲んでしまうとね、
普通電車に乗ってタラタラと帰るのが面倒くさくなってしまうのですよ。
もちろん!
秋の乗り放題パスでは、特急には乗れませんから、
別途、乗車券も購入いたしましたよ!
16:30発特急あずさ30号新宿行に乗って、
ビールを飲みながら帰ったとさ。
戦果は上々!
これらとともに、
新宮や香川県で集めたお酒が手元にあるので、
しばらくの間は出かけません。
家飲み記事ばかりが続きますが、どうかご贔屓に。
おしまい。
2024年9月青春18きっぷでの酒集め★被害甚大/嗚呼情けなや☆ [旅:154+]
2024年夏の青春18きっぷ。
残り2回分を使用して、酒集めに出かけてまいりました。
今回は、
戦果は十分ながらも、
被害が甚大となってしまいました。
その状況たるや、あたかも太平洋戦争ソロモン攻防戦における南太平洋海戦の如し。
ただし、前回(2024年7月)の香川県での酒集めにおける惨事のような、敵からの直接的な攻撃は受けてはおりません。
また、道中では、
運命的な出会いがあったものの、
オイラの甲斐性のなさからなにもしてあげられず、
情けなさを痛感したこともございました。
どこへ行ったのか?
戦果はどうだったのか?
被害はどんな状況なのか?
なにが情けなかったのか?
それをこれから解説いたしたいと思います。
はじまり、はじまり!
★☆2024年9月7日(土)★☆
はじめの一歩は、津田沼駅(千葉県船橋市/習志野市)から。
津田沼は「谷津・久々田・鷺沼」の複合地名なんだってさ(今尾恵介『住所と地名の大研究』p,31 2004.3 新潮選書)。
津田沼駅からは、総武快速線に乗車。
4:56発逗子行476F。
東京駅で、東海道本線に乗りかえ。
5:40発沼津行323M。
沼津駅で、8:09発静岡行普通2747Mに乗りかえたのですが・・・、
蒲原駅にて抑止!
由比-興津間の踏切で安全確認だとよ。
16分遅れで、静岡駅に到着。
静岡駅から乗る予定だったのは、9:06発浜松行普通751M。
その751Mの発車を遅らせて、接続は取られていたものの、
以後の行程は崩壊・・・。
しかたがない。
金で解決だ!
静岡駅からは、9:21発こだま707号新大阪行へ乗車。
こだま707号に、浜松駅まで乗車。
当初の行程では、浜松駅からは10:25発の列車に乗る予定だったオイラ。
しかし一本前の10:00発豊橋行普通941Mに乗れてしまった。
在来線の遅れを取り戻しつつも予定より早く到着する新幹線ってどんだけ速いんだ!
豊橋駅で、10:50発新快速大垣行5321Fに乗りかえ。
これも当初の行程より一本早い列車でした。
5321Fの車内にて、昼食。
11;43に、名古屋駅に到着。
結果として時間を稼ぐことができたので、改札外へ出ることにいたしました。
どえりゃあこと人がおるがや!
名鉄百貨店の酒コーナーで、これだけGET!
包装をはがすのがめんどくさかったでよ、許したってちょーでゃあ!
これらは途中で新幹線利用に切り替えたが故に獲得できた戦果だったのでした。
名古屋駅からは、計画どおりの行程に復帰。
12:37発快速みえ9号鳥羽行2909Dに乗って、関西本線経由で紀勢本線へ。
あらかじめ指定席を確保していた酔っぱらい。
指定席と言っても、普通の転換クロスシートですけれど何か。
指定席ですからね、
そりゃ、飲みます罠!
快速みえ号は、
四日市-津間の一部で伊勢鉄道の線路を通るいやがらせシステム。
伊勢鉄道はもともとは国鉄伊勢線で名古屋と伊勢地方とを結ぶ重要路線だったのに、国鉄の怠慢営業による赤字というくだらない理由で廃止&第三セクター化されたバカバカしい路線。
それ故に、JR線にしか乗れない青春18きっぷで快速みえ号に乗車する際は、
伊勢鉄一家にみかじめ料(520円)をぼったくられるシステム。
ところが今回は、なぜか不思議なことに、みかじめ料をせびりには来なかったよ!
快速みえ9号に1時間45分乗って、
多気駅(三重県多気郡多気町)にて下車。
駅舎は、昭和34年製。
それ故か、造りはちがえども、
名鉄左京山駅旧駅舎(土居下仮駅舎の転用)っぽい雰囲気を感じるのはオイラだけ?
その多気駅、
町名を駅名にいただきながらも、周囲にはなにも無し!
時刻は14時前。
つぎの普通列車は、
15:23まで来やしない。
ということで、
タクシー利用。
電話を掛けたら、20分ほどで来ていただけました。
10分ほど乗って、クリスタルタウンへ。
料金は、1,800円。
事前にネットで検索したら2,000円超だったのに、ラッキーでした。
クリスタルタウンのマックスバリュで、これらをGET!
鉾杉杉の子カップ(右)は既出ですが、ラベルが微妙に変わっていたので別カウントか?
マックスバリュを出て、歩いて行った酔っぱらい。
「車はビュンビュン走っているのに、誰も歩いていやしない。」という、田舎あるある。
すべて大嘘だ!
そのせいで、生まれてから今日までどれほど苦しめられてきたことか!
紀勢本線の踏切を渡って、
駅らしきものが見えてまいりました、
その近くにスーパーがありましたが、戦果はなし。
ですがここから後の燃料を補給させていただきました。
やって来たのは、相可(おうか)駅。
多気駅のとなりに位置する相可駅。
多気町の中心は、むしろこっちかも。
一面一線の相可駅。
交換廃止の痕跡あり。
その相可駅からは、15:29発の新宮行普通333Cに乗車。
ここから目的地までが3時間半の乗車と、かなり長いのです。
333Cに乗るやいなや、燃料(固形+揮発性)を補給。
揮発性のほうは一本では足りず、追加で補給。
景色は、はじめのうちは山ばかりでしたが、
川が見えたり、
入江が見えたりした333Cの車窓。
途中、熊野市駅で20分ほど停車。
外へ出て見たものの、
店なんか、ありゃしない。
一軒だけ地元の物産を扱う店があったものの、閉店時刻(18:00)を過ぎておりました。
相可駅から333Cに3時間半乗って、
新宮駅(和歌山県新宮市)に到着。
ここまで、津田沼駅からおよそ14時間の旅。
でも、仕事で拘束されている時間と比べれば、本当にあっちゅう間!
外はもう真っ暗。
それ故今日は、夜の街に繰り出すことなく、コンビニ利用。
ホテルにチェックインし、いただきました。
こうして、新宮での初日は、すぐに更けて行ったのでした。
★☆2024年9月8日(日)★☆
翌朝、
いい天気。
この日は、
新宮の街を思いっきり徘徊し尽くしたのでした。
まずは徐福公園。
ホテルの近くにありました。
秦の始皇帝から、不老長寿の薬を探してこいと命令されてやって来た徐福さん。
でも結局、こっちに住み着いちゃったみたい。
そりゃ、不老長寿の薬なんかあるはずがなく、帰ったら殺されるでしょうからね。
徐福さんのお墓があるんだってさ。
これがお墓。
後世の作なのね。
徐福公園を後にして、さらに徘徊。
川かな?
いいえ。
紀勢本線の線路でした。
ふと見上げると、石垣が。
丹鶴(たんかく)城公園だってさ。
新宮城のことを、丹鶴城っていうのね。
石段が険しそうでしたが、上ってみることにしました。
まだカバンが軽いからね。
石段の整備状態は、次第に悪くなりつつあり、
これ、スベるやつじゃん!
(オマエは話がスベる奴じゃん。)
その後も石段は続き、
もちろん、本丸へ。
ここを上がると、
本丸か?
いやいや!
まだ上があるじゃないですか!
もういいじゃないですか!(日景忠男より)
さらに上を目指して、
上って行った酔っぱらい。
どうやらここが頂上のもよう。
北側には、雄大な熊野川のお姿を、
南側には、新宮駅を一望できました。
この交差点からここまで上がって来たのです。
でもこう見ると、なんかそんなに高くはないんですけどみたいな感じでやってます的な・・・。
これにて、新宮城=丹鶴城の登頂完了。
帰りはこちらの短絡ルートを通ることにしたのですが、
ここには、かつて、
わずか16mのケーブルカーがあったんだってさ。
下から見ても、線形の確認は難しい。
でも下には、麓駅の跡らしき遺構がございました。
ここから上って行ったのでしょう。
足元を見ると、
紀勢本線の線路が。
紀勢本線は、新宮城の真下をトンネルで通過していたのでした。
だからこのトンネルは、“丹鶴トンネル”というらしい。
新宮城への登頂終了。
歩いていると、アーケードがありました。
戦後80年となりつつあるというのに、
新宮は、今でも占領されているのか?
商店街は閉店ガラガラ状態。
でも人がいないし、日差しを避けて歩けるので、オイラには快適でした。
次の目的地が見えてまいりました。
熊野速玉大社。
いいですか、皆さん。
“速玉大社”(はやたまたいしゃ)
ですからね。
(友情出演)
それでは、速玉大社へ参拝いたしましょう。
神門と、手水舎。
神門には、菰樽が。
“太平洋”ってのが、新宮の地酒です。
拝殿にて二礼二拍手一礼。
おかげさまでこうして参拝させていただくことが叶いました。
それに、良い天気をありがとうございました。
合祀された神様がいたり、
摂社末社があったり、
それでは、恒例のおみくじを。
今日は、招き猫おみくじ。
なにが出るかな♪
なにが出るかな♪
ビミョー!
「さらに努力、努力。」って簡単におっしゃいますけれどね、
あたしゃこれまで、これでもかというほど努力してきたと胸を張って言い切れるのに、何一つうまくいかなかったのよね。
だからもう、どうせ努力なんかしてもムダだと思っておりますよ。
「健全で美しい愛情の実りがある」ってのは、たしかにこの後でございました!
でも何もしてあげられなかったけれど。
おみくじと共に、お守りが入っていました。
これはまちがいなく、オイラの一生涯で唯一無二の大親友だったごんちゃん!
旅行時にはいつも、ごんちゃんと一緒に出掛けているつもりです。
今回、はからずもお姿を現してくれて、ありがとう!
御神木の“梛(なぎ)”。
こうして、
熊野速玉大社を後にしたのでした。
時刻は10:15ですけれど、
参拝後に必要不可欠なのは、精進落とし。
川原家横丁へ向かって、
精進落としが無事叶ったのでした。
そのお店で、戦果あり。
しかも新鮮でした。
そのお店の店員さんに、
「比丘尼さんによる熊野詣の解説があるから見ていけ。」
と言われて、酒気帯びで見に行った酔っぱらい。
この絵図を使って、
熊野詣に関する面白いお話をいろいろと聞かせていただきました。
一番面白かったのは、熊野の神様にはそれぞれ、本地仏がいるという話。
本地垂迹説(平安期の国風文化)ってやつですね。
ここからは、新宮の街の徘徊へ。
熊野川の近くまで歩いてまいりました。
その熊野川沿いに蔵を構えるのが、尾﨑酒造さん。
太平洋などの手印を扱う、新宮で唯一の蔵元さんです。
ですが日曜日は定休日。
わかっておりましたから。
とあるスーパーへ突撃し、戦果は上々。
尾﨑酒造さんの製品2種類と、世界一統の純米吟醸を見つけてGET!
スーパーでトイレを利用したのち、外へ出た酔っぱらい。
にゃんこ発見!
近付くと逃げようとしたので、その場で座っていると、
しばらくしてから、向こうから近づいて来てくれました。
きっと、ごんちゃんが「コイツは大丈夫だぞ。」って教えてくれたんだ。
ごんちゃん、ありがとう。
小さいから、女の子かな?
と思ったのですが。
タマタマが付いていたのでオス。
まだ子猫なのでしょう。
地上に降りた天使だ!
遊んでくれてありがとうね。
オイラ、カタギの仕事には就けない甲斐性なしの瘋癲だから、なにもしてあげられなくてごめんね。
にゃんこと別れた酔っぱらい。
次なる目的地は・・・、
浮島の森。
地図で西側に入口らしき場所を確認したのですが、
閉鎖されておりました。
東側へまわったら、
入口がありました。
正式には
“新宮藺沢(いのさわ)浮島植物群落”
っていうんだってさ。
見学料は110円とお手軽価格。
これが浮島の森。
島全体が池の上に浮いていて、そこに植物が群生しているのだとか。
歩いて行くと、何かが池の中へ飛び込む音がする。
カエルだろうと思うものの、姿が見えないので確認できず。
ここから島の中へ入るシステム。
たしかに揺れている!
でも島自体の揺れなのか、それともこの道が(ボロいから)揺れているのかはわからない。
島に降りて揺れを確認してみたいところでしたが、
じっと我慢の子であった。
杉の植生が多いようですが、
シダ植物も生えている。
蛇の穴という、底なし沼。
「原住民が~♪、底なし沼にはまる~♪
おぼれている、原住民の、顔は笑ってる~♪」
(嘉門達夫『ゆけ! ゆけ! 川口浩!!』より)
「すると突然、頭の上から~♪」
(嘉門達夫『ゆけ! ゆけ! 川口浩!!』より)
九死に一生を得たのでした。
探検隊は、浮島からの脱出に成功。
浮島では、双頭の蛇ゴーグも、猿人バーゴンも見つからず。
動物で姿を確認できたのは、金魚だけ。
「いやぁ~楽しかったねぇハッハッハッハ!」
(↑藤岡弘、で)
浮島の森から脱出し、さらに歩いて行くと・・・・!
危ない!
これは罠だ!
甘い罠
「パローレ、パロレ、パローレ♪」
「いつもぼくに本を読ませる。」
(中村晃子/細川俊之『あまい囁き』より)
その甘い罠に、
まんまとはまってしまったのでした。
甘い罠にはまっても、
昼になれば、腹が減る。
そば屋さんを見つけて入店。
オマエたった今、わざと罠にはまって飲んだばっかりじゃないか!
冷やしおろしそば。
噛み応えのあるしっかりした麺。
おろし大根がおいしい!
これだけでつまみになるよ。
ビールとバッチリ。
ごちそうさまでした。
最後に訪問したスーパーで、和歌山のお茶と醤油とをGET!
昨日の夜に訪問したローソンで、
これだけGET!
ここにあることと、それらがみな新鮮であることとを、昨日の夜に確認済だったのでした。
本日の徘徊はこれにて終了。
ホテルに戻って、着替えをして、
新宮の夜の街へと繰り出したのでした。
私が選んだのは、
“呑み喰い処 吉”さん。
まずはビールとお通し。
茄子味噌炒め。
パセリにつけてもおいしい。
野菜サラダ(ごまドレッシング)
やっぱり野菜が美味しいよね!
野菜のおいしさは、地方へ出かけた際の楽しみの一つです。
美味しすぎて、あっちゅう間。
ビールも開けて、燗酒(白鹿一合)を注文したのですが、
撮影を忘れて飲んでしまいましたことを深くお詫び申し上げます。
<(_ _)>
アジフライ。
揚げたて!
美味しいに決まっているじゃないですか。
枝豆豆腐。
ごま豆腐みたいにプルプル。
豆の風味ふんわり。
白鹿一合を空けて、海童ロック。
芋の風味豊かなのに、重くない。甘みもしっかり。
焼ねぎポン酢。
葱が主役で肉は脇役の名コンビ。
ねぎのうまみに、カリカリ肉のうまみがバッチリ。
鯵のばってら。
鯵のうまみだけでなく、こんぶのうまみもしっかり。
臭みゼロ。ものすごくおいしい。
みそ汁。
出汁がしっかりなのに、とても上品。
みそ汁だけは自分で作った方がおいしいと思っておりましたが、これには負けました。
ばってらとみそ汁。
最後に最高の取り合わせでした。
なにもかもが美味しかった。
“呑み喰い処 吉”さん、堪能させていただきました。
いっぱいになったお腹を抱えながら、ホテルへ戻って行った酔っぱらい。
途中、
トイレへ行きたくなり、
昼間立ち寄ったスーパーへ。
用を足し、
スーパーから出てみると、
昼間遊んでくれたにゃんこを発見!
覚えていてくれたのか、近づいて来てくれました。
爪は立てるが、けっして力は入れない。
噛むけれど、甘噛み。
本当におりこうだ!
自分の情けなさを痛感した。
こんな趣味を続ける余力があるならば、それをこの子の飼育に充てるべきだろうに。
なにもしてあげられなくて、ごめん。
こんな趣味なんかここでスパッとやめて、この子を育てるべきではないのか?
その決断ができないまま、自分の情けなさを嘆くのみ。
でも、この趣味を続けていたからこそ、ここ新宮へ来て、この子との邂逅が叶ったんだよな。
それにカタギの仕事には就けない甲斐性なしの瘋癲なんかに育てられるよりも、もっと裕福な家のまともな人に拾われたほうがよいのかも。
自己嫌悪に陥った、新宮での夜。
そうして、新宮での2日目は、更けて行ったのでした。
★☆2024年9月9日(月)★☆
3日目の朝。
この日は、新宮駅から列車に乗って、一昨日来た道を引き返すのみ。
もう一度だけ猫に会いに行こうかと思いましたが、帰れなくなりそうなのでやめました。
新宮駅からは、
6:03発多気行普通324Cに乗車。
多気駅までは、ロングシートで3時間。
パンパンになったカバンを抱えつつ、乗って行ったのでした。
熊野川を渡れば、そこはもう三重県。
3時間乗って、多気駅へ到着。
多気駅からは、9:36発快速みえ6号名古屋行2906Dに乗車。
復路も指定席。
閑散期なので200円引。
飲んで気を抜いていたら・・・、
伊勢鉄一家が、みかじめ料をせびりに来やがった。
しかもエラそうに、
取り立てを、JR東海の車掌さんにやらせていやがった!
快速みえ6号に名古屋駅まで乗って、東海道本線に乗りかえ。
11:16発新快速豊橋行2324Fでした。
豊橋駅で、
12:25発浜松行普通956Mに乗りかえ。
浜松駅で、
13:08発熱海行普通464Mに乗りかえ、
ようとしたのですが・・・・、
またしても大迷惑!
今度は運転再開までかなり待たされやがるの!
世の中、バカが多くて疲れません?
(桃井かおり@チョコラBBドリンクCM)
なんかもう、どうでもいいわ。
散財だ、散財だ!
必要以上に散財だ!!
12:25発こだま718号東京行に乗って、
飲み食いしながら帰ったとさ。
不機嫌な酔っぱらいだったのでした。
戦果はこちら。
これだけの戦果を得るために、1万円以上の予定外出費を余儀なくされたのでした。
残り2回分を使用して、酒集めに出かけてまいりました。
今回は、
戦果は十分ながらも、
被害が甚大となってしまいました。
その状況たるや、あたかも太平洋戦争ソロモン攻防戦における南太平洋海戦の如し。
ただし、前回(2024年7月)の香川県での酒集めにおける惨事のような、敵からの直接的な攻撃は受けてはおりません。
また、道中では、
運命的な出会いがあったものの、
オイラの甲斐性のなさからなにもしてあげられず、
情けなさを痛感したこともございました。
どこへ行ったのか?
戦果はどうだったのか?
被害はどんな状況なのか?
なにが情けなかったのか?
それをこれから解説いたしたいと思います。
はじまり、はじまり!
★☆2024年9月7日(土)★☆
はじめの一歩は、津田沼駅(千葉県船橋市/習志野市)から。
津田沼は「谷津・久々田・鷺沼」の複合地名なんだってさ(今尾恵介『住所と地名の大研究』p,31 2004.3 新潮選書)。
津田沼駅からは、総武快速線に乗車。
4:56発逗子行476F。
東京駅で、東海道本線に乗りかえ。
5:40発沼津行323M。
沼津駅で、8:09発静岡行普通2747Mに乗りかえたのですが・・・、
蒲原駅にて抑止!
由比-興津間の踏切で安全確認だとよ。
16分遅れで、静岡駅に到着。
静岡駅から乗る予定だったのは、9:06発浜松行普通751M。
その751Mの発車を遅らせて、接続は取られていたものの、
以後の行程は崩壊・・・。
しかたがない。
金で解決だ!
静岡駅からは、9:21発こだま707号新大阪行へ乗車。
こだま707号に、浜松駅まで乗車。
当初の行程では、浜松駅からは10:25発の列車に乗る予定だったオイラ。
しかし一本前の10:00発豊橋行普通941Mに乗れてしまった。
在来線の遅れを取り戻しつつも予定より早く到着する新幹線ってどんだけ速いんだ!
豊橋駅で、10:50発新快速大垣行5321Fに乗りかえ。
これも当初の行程より一本早い列車でした。
5321Fの車内にて、昼食。
11;43に、名古屋駅に到着。
結果として時間を稼ぐことができたので、改札外へ出ることにいたしました。
どえりゃあこと人がおるがや!
名鉄百貨店の酒コーナーで、これだけGET!
包装をはがすのがめんどくさかったでよ、許したってちょーでゃあ!
これらは途中で新幹線利用に切り替えたが故に獲得できた戦果だったのでした。
名古屋駅からは、計画どおりの行程に復帰。
12:37発快速みえ9号鳥羽行2909Dに乗って、関西本線経由で紀勢本線へ。
あらかじめ指定席を確保していた酔っぱらい。
指定席と言っても、普通の転換クロスシートですけれど何か。
指定席ですからね、
そりゃ、飲みます罠!
快速みえ号は、
四日市-津間の一部で伊勢鉄道の線路を通るいやがらせシステム。
伊勢鉄道はもともとは国鉄伊勢線で名古屋と伊勢地方とを結ぶ重要路線だったのに、国鉄の怠慢営業による赤字というくだらない理由で廃止&第三セクター化されたバカバカしい路線。
それ故に、JR線にしか乗れない青春18きっぷで快速みえ号に乗車する際は、
伊勢鉄一家にみかじめ料(520円)をぼったくられるシステム。
ところが今回は、なぜか不思議なことに、みかじめ料をせびりには来なかったよ!
?
じゃなくて、
つ
津
快速みえ9号に1時間45分乗って、
多気駅(三重県多気郡多気町)にて下車。
駅舎は、昭和34年製。
それ故か、造りはちがえども、
名鉄左京山駅旧駅舎(土居下仮駅舎の転用)っぽい雰囲気を感じるのはオイラだけ?
その多気駅、
町名を駅名にいただきながらも、周囲にはなにも無し!
時刻は14時前。
つぎの普通列車は、
15:23まで来やしない。
ということで、
タクシー利用。
電話を掛けたら、20分ほどで来ていただけました。
10分ほど乗って、クリスタルタウンへ。
料金は、1,800円。
事前にネットで検索したら2,000円超だったのに、ラッキーでした。
クリスタルタウンのマックスバリュで、これらをGET!
鉾杉杉の子カップ(右)は既出ですが、ラベルが微妙に変わっていたので別カウントか?
マックスバリュを出て、歩いて行った酔っぱらい。
「車はビュンビュン走っているのに、誰も歩いていやしない。」という、田舎あるある。
すべて大嘘だ!
そのせいで、生まれてから今日までどれほど苦しめられてきたことか!
紀勢本線の踏切を渡って、
駅らしきものが見えてまいりました、
その近くにスーパーがありましたが、戦果はなし。
ですがここから後の燃料を補給させていただきました。
やって来たのは、相可(おうか)駅。
多気駅のとなりに位置する相可駅。
多気町の中心は、むしろこっちかも。
一面一線の相可駅。
交換廃止の痕跡あり。
その相可駅からは、15:29発の新宮行普通333Cに乗車。
ここから目的地までが3時間半の乗車と、かなり長いのです。
333Cに乗るやいなや、燃料(固形+揮発性)を補給。
揮発性のほうは一本では足りず、追加で補給。
景色は、はじめのうちは山ばかりでしたが、
川が見えたり、
入江が見えたりした333Cの車窓。
途中、熊野市駅で20分ほど停車。
外へ出て見たものの、
店なんか、ありゃしない。
一軒だけ地元の物産を扱う店があったものの、閉店時刻(18:00)を過ぎておりました。
相可駅から333Cに3時間半乗って、
新宮駅(和歌山県新宮市)に到着。
ここまで、津田沼駅からおよそ14時間の旅。
でも、仕事で拘束されている時間と比べれば、本当にあっちゅう間!
外はもう真っ暗。
それ故今日は、夜の街に繰り出すことなく、コンビニ利用。
ホテルにチェックインし、いただきました。
こうして、新宮での初日は、すぐに更けて行ったのでした。
★☆2024年9月8日(日)★☆
翌朝、
いい天気。
この日は、
新宮の街を思いっきり徘徊し尽くしたのでした。
まずは徐福公園。
ホテルの近くにありました。
秦の始皇帝から、不老長寿の薬を探してこいと命令されてやって来た徐福さん。
でも結局、こっちに住み着いちゃったみたい。
そりゃ、不老長寿の薬なんかあるはずがなく、帰ったら殺されるでしょうからね。
徐福さんのお墓があるんだってさ。
これがお墓。
後世の作なのね。
徐福公園を後にして、さらに徘徊。
川かな?
いいえ。
紀勢本線の線路でした。
ふと見上げると、石垣が。
丹鶴(たんかく)城公園だってさ。
新宮城のことを、丹鶴城っていうのね。
石段が険しそうでしたが、上ってみることにしました。
まだカバンが軽いからね。
石段の整備状態は、次第に悪くなりつつあり、
これ、スベるやつじゃん!
(オマエは話がスベる奴じゃん。)
その後も石段は続き、
もちろん、本丸へ。
ここを上がると、
本丸か?
いやいや!
まだ上があるじゃないですか!
もういいじゃないですか!(日景忠男より)
さらに上を目指して、
上って行った酔っぱらい。
どうやらここが頂上のもよう。
北側には、雄大な熊野川のお姿を、
南側には、新宮駅を一望できました。
この交差点からここまで上がって来たのです。
でもこう見ると、なんかそんなに高くはないんですけどみたいな感じでやってます的な・・・。
これにて、新宮城=丹鶴城の登頂完了。
帰りはこちらの短絡ルートを通ることにしたのですが、
ここには、かつて、
わずか16mのケーブルカーがあったんだってさ。
下から見ても、線形の確認は難しい。
でも下には、麓駅の跡らしき遺構がございました。
ここから上って行ったのでしょう。
足元を見ると、
紀勢本線の線路が。
紀勢本線は、新宮城の真下をトンネルで通過していたのでした。
だからこのトンネルは、“丹鶴トンネル”というらしい。
新宮城への登頂終了。
歩いていると、アーケードがありました。
戦後80年となりつつあるというのに、
新宮は、今でも占領されているのか?
商店街は閉店ガラガラ状態。
でも人がいないし、日差しを避けて歩けるので、オイラには快適でした。
次の目的地が見えてまいりました。
熊野速玉大社。
いいですか、皆さん。
“速玉大社”(はやたまたいしゃ)
ですからね。
(友情出演)
それでは、速玉大社へ参拝いたしましょう。
神門と、手水舎。
神門には、菰樽が。
“太平洋”ってのが、新宮の地酒です。
拝殿にて二礼二拍手一礼。
おかげさまでこうして参拝させていただくことが叶いました。
それに、良い天気をありがとうございました。
合祀された神様がいたり、
摂社末社があったり、
それでは、恒例のおみくじを。
今日は、招き猫おみくじ。
なにが出るかな♪
なにが出るかな♪
ビミョー!
「さらに努力、努力。」って簡単におっしゃいますけれどね、
あたしゃこれまで、これでもかというほど努力してきたと胸を張って言い切れるのに、何一つうまくいかなかったのよね。
だからもう、どうせ努力なんかしてもムダだと思っておりますよ。
「健全で美しい愛情の実りがある」ってのは、たしかにこの後でございました!
でも何もしてあげられなかったけれど。
おみくじと共に、お守りが入っていました。
これはまちがいなく、オイラの一生涯で唯一無二の大親友だったごんちゃん!
旅行時にはいつも、ごんちゃんと一緒に出掛けているつもりです。
今回、はからずもお姿を現してくれて、ありがとう!
御神木の“梛(なぎ)”。
こうして、
熊野速玉大社を後にしたのでした。
時刻は10:15ですけれど、
参拝後に必要不可欠なのは、精進落とし。
川原家横丁へ向かって、
精進落としが無事叶ったのでした。
そのお店で、戦果あり。
しかも新鮮でした。
そのお店の店員さんに、
「比丘尼さんによる熊野詣の解説があるから見ていけ。」
と言われて、酒気帯びで見に行った酔っぱらい。
この絵図を使って、
熊野詣に関する面白いお話をいろいろと聞かせていただきました。
一番面白かったのは、熊野の神様にはそれぞれ、本地仏がいるという話。
本地垂迹説(平安期の国風文化)ってやつですね。
ここからは、新宮の街の徘徊へ。
熊野川の近くまで歩いてまいりました。
その熊野川沿いに蔵を構えるのが、尾﨑酒造さん。
太平洋などの手印を扱う、新宮で唯一の蔵元さんです。
ですが日曜日は定休日。
わかっておりましたから。
とあるスーパーへ突撃し、戦果は上々。
尾﨑酒造さんの製品2種類と、世界一統の純米吟醸を見つけてGET!
スーパーでトイレを利用したのち、外へ出た酔っぱらい。
にゃんこ発見!
近付くと逃げようとしたので、その場で座っていると、
しばらくしてから、向こうから近づいて来てくれました。
きっと、ごんちゃんが「コイツは大丈夫だぞ。」って教えてくれたんだ。
ごんちゃん、ありがとう。
小さいから、女の子かな?
と思ったのですが。
タマタマが付いていたのでオス。
まだ子猫なのでしょう。
地上に降りた天使だ!
遊んでくれてありがとうね。
オイラ、カタギの仕事には就けない甲斐性なしの瘋癲だから、なにもしてあげられなくてごめんね。
にゃんこと別れた酔っぱらい。
次なる目的地は・・・、
浮島の森。
地図で西側に入口らしき場所を確認したのですが、
閉鎖されておりました。
東側へまわったら、
入口がありました。
正式には
“新宮藺沢(いのさわ)浮島植物群落”
っていうんだってさ。
見学料は110円とお手軽価格。
これが浮島の森。
島全体が池の上に浮いていて、そこに植物が群生しているのだとか。
歩いて行くと、何かが池の中へ飛び込む音がする。
カエルだろうと思うものの、姿が見えないので確認できず。
ここから島の中へ入るシステム。
たしかに揺れている!
でも島自体の揺れなのか、それともこの道が
島に降りて揺れを確認してみたいところでしたが、
じっと我慢の子であった。
杉の植生が多いようですが、
シダ植物も生えている。
蛇の穴という、底なし沼。
「原住民が~♪、底なし沼にはまる~♪
おぼれている、原住民の、顔は笑ってる~♪」
(嘉門達夫『ゆけ! ゆけ! 川口浩!!』より)
「すると突然、頭の上から~♪」
(嘉門達夫『ゆけ! ゆけ! 川口浩!!』より)
九死に一生を得たのでした。
探検隊は、浮島からの脱出に成功。
浮島では、双頭の蛇ゴーグも、猿人バーゴンも見つからず。
動物で姿を確認できたのは、金魚だけ。
「いやぁ~楽しかったねぇハッハッハッハ!」
(↑藤岡弘、で)
浮島の森から脱出し、さらに歩いて行くと・・・・!
危ない!
これは罠だ!
甘い罠
「パローレ、パロレ、パローレ♪」
「いつもぼくに本を読ませる。」
(中村晃子/細川俊之『あまい囁き』より)
その甘い罠に、
まんまとはまってしまったのでした。
甘い罠にはまっても、
昼になれば、腹が減る。
そば屋さんを見つけて入店。
オマエたった今、わざと罠にはまって飲んだばっかりじゃないか!
冷やしおろしそば。
噛み応えのあるしっかりした麺。
おろし大根がおいしい!
これだけでつまみになるよ。
ビールとバッチリ。
ごちそうさまでした。
最後に訪問したスーパーで、和歌山のお茶と醤油とをGET!
昨日の夜に訪問したローソンで、
これだけGET!
ここにあることと、それらがみな新鮮であることとを、昨日の夜に確認済だったのでした。
本日の徘徊はこれにて終了。
ホテルに戻って、着替えをして、
新宮の夜の街へと繰り出したのでした。
私が選んだのは、
“呑み喰い処 吉”さん。
まずはビールとお通し。
茄子味噌炒め。
パセリにつけてもおいしい。
野菜サラダ(ごまドレッシング)
やっぱり野菜が美味しいよね!
野菜のおいしさは、地方へ出かけた際の楽しみの一つです。
美味しすぎて、あっちゅう間。
ビールも開けて、燗酒(白鹿一合)を注文したのですが、
撮影を忘れて飲んでしまいましたことを深くお詫び申し上げます。
<(_ _)>
アジフライ。
揚げたて!
美味しいに決まっているじゃないですか。
枝豆豆腐。
ごま豆腐みたいにプルプル。
豆の風味ふんわり。
白鹿一合を空けて、海童ロック。
芋の風味豊かなのに、重くない。甘みもしっかり。
焼ねぎポン酢。
葱が主役で肉は脇役の名コンビ。
ねぎのうまみに、カリカリ肉のうまみがバッチリ。
鯵のばってら。
鯵のうまみだけでなく、こんぶのうまみもしっかり。
臭みゼロ。ものすごくおいしい。
みそ汁。
出汁がしっかりなのに、とても上品。
みそ汁だけは自分で作った方がおいしいと思っておりましたが、これには負けました。
ばってらとみそ汁。
最後に最高の取り合わせでした。
なにもかもが美味しかった。
“呑み喰い処 吉”さん、堪能させていただきました。
いっぱいになったお腹を抱えながら、ホテルへ戻って行った酔っぱらい。
途中、
トイレへ行きたくなり、
昼間立ち寄ったスーパーへ。
用を足し、
スーパーから出てみると、
昼間遊んでくれたにゃんこを発見!
覚えていてくれたのか、近づいて来てくれました。
爪は立てるが、けっして力は入れない。
噛むけれど、甘噛み。
本当におりこうだ!
自分の情けなさを痛感した。
こんな趣味を続ける余力があるならば、それをこの子の飼育に充てるべきだろうに。
なにもしてあげられなくて、ごめん。
こんな趣味なんかここでスパッとやめて、この子を育てるべきではないのか?
その決断ができないまま、自分の情けなさを嘆くのみ。
でも、この趣味を続けていたからこそ、ここ新宮へ来て、この子との邂逅が叶ったんだよな。
それにカタギの仕事には就けない甲斐性なしの瘋癲なんかに育てられるよりも、もっと裕福な家のまともな人に拾われたほうがよいのかも。
自己嫌悪に陥った、新宮での夜。
そうして、新宮での2日目は、更けて行ったのでした。
★☆2024年9月9日(月)★☆
3日目の朝。
この日は、新宮駅から列車に乗って、一昨日来た道を引き返すのみ。
もう一度だけ猫に会いに行こうかと思いましたが、帰れなくなりそうなのでやめました。
新宮駅からは、
6:03発多気行普通324Cに乗車。
多気駅までは、ロングシートで3時間。
パンパンになったカバンを抱えつつ、乗って行ったのでした。
熊野川を渡れば、そこはもう三重県。
3時間乗って、多気駅へ到着。
多気駅からは、9:36発快速みえ6号名古屋行2906Dに乗車。
復路も指定席。
閑散期なので200円引。
飲んで気を抜いていたら・・・、
伊勢鉄一家が、みかじめ料をせびりに来やがった。
しかもエラそうに、
取り立てを、JR東海の車掌さんにやらせていやがった!
?
じゃなくて、
つ
津
快速みえ6号に名古屋駅まで乗って、東海道本線に乗りかえ。
11:16発新快速豊橋行2324Fでした。
豊橋駅で、
12:25発浜松行普通956Mに乗りかえ。
浜松駅で、
13:08発熱海行普通464Mに乗りかえ、
ようとしたのですが・・・・、
またしても大迷惑!
今度は運転再開までかなり待たされやがるの!
世の中、バカが多くて疲れません?
(桃井かおり@チョコラBBドリンクCM)
なんかもう、どうでもいいわ。
散財だ、散財だ!
必要以上に散財だ!!
12:25発こだま718号東京行に乗って、
飲み食いしながら帰ったとさ。
不機嫌な酔っぱらいだったのでした。
戦果はこちら。
これだけの戦果を得るために、1万円以上の予定外出費を余儀なくされたのでした。
2024年夏の徘徊 [旅:154+]
【お詫び】
前回の記事で、
次回更新は8月17日(土)
とお伝えいたしました。
しかし都合により、
一日早く更新させていただきました。
悪しからず。
盆になると、行かなきゃならない場所があるのです。
今年もそこへ行ったのですが、
ほとんどビョーキの徘徊癖が治らないオイラとしては、
一日中そこでじっとしていることはどうしてもできない。
それ故に、行く前に寄り道したり、皆がまだ寝ている時刻に抜け出して徘徊しつつ、酒集めをしていたのです。
その様子を、ここに報告申し上げます。
報告してほしいなどとは、誰も思っていないでしょうけれど。
★☆★2024年8月11日(日)☆★☆
この時期の旅の始まりは、
たいがい新宿駅から。
7時ちょうどの、
あずさ1号で、
私は私は~♪ (えきねっとトクだ値を利用)
2時間40分弱乗って、
松本駅(長野県松本市)に到着。
松本駅のNewDaysで、アルミ缶2種をGET。
白馬錦は新規ですけれど、御湖鶴は既出でした。
外に出た酔っぱらい。
信州といえども、暑いね。
朝の10時で、30℃。
千葉よりはマシか。
松本の街を徘徊する酔っぱらい。
四面を駐車場に囲まれてしまった祠を発見。
こうなってしまった事情を知りたい!
道の脇に湧水が引いてあるのも松本らしさ。
こういうことは、歩いていないとわからない。
松本での観光は徒歩に限る!。車やバスじゃダメなのです。
女鳥羽川を、千歳橋(せんさいばし)より望む。
川風の涼しさを体感できるのも、歩いていればこそ!
松本へ来たら、まずはこちらへご挨拶。
四柱神社は、松本の街の総鎮守。
拝殿にて二礼二拍手一礼。
今年もここへ来ることが叶いましたこと、厚く御礼申し上げます。
時刻は10:15。
参拝の後はもちろん、精進落とし。
繩手通りを征く酔っぱらい。
このたい焼き屋で精進落としが叶うことは経験済み。
午前中に飲むビールって、なんでこんなにうまいんだろう!
これもまた、歩いていればこその幸せ。
精進落としが無事に叶い、
ご満悦のアル中ハイマー型ダメ人間だったのでした。
一応、松本城も撮っておきましたが、
人大杉!
しかも大陸からの観光客ばかり。
バカじゃないの?
こんなの誰が並ぶんだ?
というかこの炎天下で、「70分間並んで待て!」と平気で言える管理者側の感覚や如何。
観光客による混雑を避けて、松本城から退散いたしました。
女鳥羽川の北側にある道を歩いて行くと、
善哉(よいかな)を造る善哉酒造さんの蔵があります。
蔵の前には、“女鳥羽の泉”が湧いています。
これが仕込み水。
店舗が営業していましたよ!(日曜日はお休みのはず)
善哉の一合瓶を見つけてGET!
どうやら中身は普通酒で、お燗瓶の代替商品みたいでした。
清水橋で、女鳥羽川を渡ると、
大きなケヤキが見える場所が、
ワタクシが松本で一番好きな場所。
槻井泉(つきのいのいずみ)
何がいいのかって?
そりゃアンタ、誰も来ないからいいんですよ!
“Tsukiizumi”って書いてある。
たしか30年ほど前は、つきのいのいずみって言っていたはずだったんだよな。
池には水が湧いています。
こちらは飲めるほう。
冷たい!
温度は年中一定なんだってさ。
槻井泉神社に参拝。
いやぁ大きな木だねぇ、ハッハッハッハッハ。
(藤岡弘、の真似をするエハラマサヒロで)
ケヤキに名残を惜しみつつ、槻井泉を離れたのでした。
その後、イオンへ立ち寄って、
これだけGET!
日の出町通りを通って、
本日の一人打ち上げは、
“しき”()さんへ。
この字(米喜:)が出ないのですよ。
しきさんの開店時刻は12:00。
しかも昼は、予約を受け付けない営業方針。
開店までは30分ほどあったので、
列の先頭に並んで、
炎天下で、酒の雑誌を読みながら待ったのでした。
あたしゃ待たされる(他律的)のは大嫌いですが、
待つ(自律的)のはいくらでも待ちますから。
ちょうど時間となりました。(二代目広沢虎造より)
まずはビールで、体を冷却せねばなりませぬ。
お通し(サービス)の塩鶏。
やわらかくて、塩気がほんのりでやさしいお味。
わさびが合う。
トマトときゅうりとガリとみょうがの和え物。
これをいただくのは2回目かな。
ガリの甘酢がアクセント。
ただでさえおいしい野菜のおいしさが。さらに引き立つみたい。
鮎を食べたかったけれど、この日はなし。
そこで、いわしの生姜煮。
臭みゼロ。
骨までやわらかい。
ビールをさっさと空けて、酒へ移行。
まずは大雪渓純米吟醸生酒。
香りはなし。
軽い活性感とともに、穏やかな酸味が最初に来る。
米のうまみには厚みがあってしっかり。
甘口ですが、軽い苦みがいい感じに味わいを引き締めているようでした。
これは野菜に合う!
二杯目。
“中乗さん”の、頒布会向け商品。
香りなし。
厚みのある米のうまみと、酸味、そして苦みとの三者が同時に舌の上にどっしりと乗っかる。
その乗っかり様は、まるで舌の上を爆撃するがの如し。
でも、乗っかったと思うや否や、スッと引くね。
SBDドーントレスによる急降下爆撃の如き味わいなり(わかりづらいわ!)。
漬物を頼んだら、キムチがついて来やがった!
酒にキムチだなんて、合うのかよ?
イヤイヤ!、バッチリ!
中乗さん頒布会向けほどの急降下爆撃に対しては、キムチによる対空砲火は不可欠だ!
(ものすごくわかりづらいわ!)
もちろん、ほかの漬物もおいしい。
最後の三杯目は、大信州活性。
ここへ来て、ようやくフレッシュな香りを感じることができました。
シュワが最初に来て、どっしりとした米のうまみが続く。
軽い苦みがいい感じ、やや甘口。
“しき”()さん、今回も堪能させていただきました。
来年こそは、鮎を所望したいところでございます。
これで、松本での全行程は終了。
日の出町通りから、
中町通りへと続いて、
かつて松本へ来たら必ず立ち寄っていた中西屋本店さん。
朝から飲める角打ちで、とても重宝していたのでした。
しかしどうやら去年の10月から休業状態らしい。
女将さん、大丈夫かな?
デパ地下で、神渡生貯をGETして、
松本駅へ戻って来た酔っぱらい。
駅ビル内の店で、福源の熟成酒を見つけてGETしつつ、
松本駅へ到着した際にアタリをつけておいたワインを入手したのでした。
★☆★2024年8月12日(月)☆★☆
この日は、“長野”へ。
長野行の準急電車に乗った酔っぱらい。
近鉄ですけれど、何か?
長野は長野でも、信州にあらず。
河内長野駅(大阪府河内長野市)に到着。
高野街道を歩いて行った酔っぱらい。
立派な家がたくさん並んでおりましたよ。
こういう家に住んでいる人、まちがいなく“勝ち組”だよな。
一方でオイラは・・・・・・、情ケナヤ。
長野神社に参拝。
檜皮葺の拝殿にて二礼二拍手一礼。
参拝を終えて、立て看板が示す方向へ歩いて行った酔っぱらい。
そこにあったのは、
天野酒を造る、西條合資会社さん。
天野酒(あまのさけ)の名は、かつて天野山金剛寺(大阪府河内長野市)で室町時代に製造されていた僧房酒(そうぼうしゅ)の名称。
昭和になって、西條さんが手印として使用する許可を金剛寺から拝受したのだとか。
天野酒3種をGET。
「僧房酒」・「天野酒」の意義は、これらをいただく際の記事で紹介するつもりです。
こうして、西條さんの蔵を離れたのでした。
なお、西條さんの蔵への道すがら、
どの家々の軒先にも酒林(杉玉)が吊り下げられていたことに興味を持った酔っぱらい。
西條さんで伺ったところ、これらはすべて西條さんの新酒祭りの際に制作されたもので、新酒祭りを手伝ってくれたご家庭に西條さんから一つずつ配布したものなんだってさ。
なお、別の場所では、あなたにひとめぼれシリーズのラベルが新しくなっていたのを見つけてGET!
こうして、河内長野駅へ戻って来た酔っぱらい。
往路は近鉄電車でしたが、復路は南海電車の高野線。
せっかく南海高野線を利用するのですから、
特急こうや号に乗りましょう!
30000系は、1983(昭和58)年製。
車齢40年を超える今でも、南海高野線のトップスター!
その存在はあたかも、SKDにおける小月冴子の如し。(古っ!)
オイラが乗った4号車は、トップナンバーでした。
窓の真上に明かりを配置する設計は、南海特急の伝統ですね。
展望席を確保した酔っぱらい。
前面展望イェ~イ!(ガキか!)
すっげー楽しい!、
ざまあみろってんだ!
(誰に対しての“ざまあみろ”なんだよ?)
もちろん!
ビールも飲んじゃったりなんかしちゃったりして。
こうや号にもビールにも、
ご満悦の酔っぱらいだったのでした。
あべのハルカスが見えて、
通天閣が見えると、
そこはもう、
終点のなんば駅(大阪市中央区/浪速区)。
30000系こうや号よ、25分間の楽しい旅をありがとう!
これからもずっと元気で走り続けてほしい。
なんば駅では、50000系ラピート様に謁見。
麗しきご尊顔を拝し奉り、恐悦至極に存じ奉ります。
<(_ _)>
南海電車のなんば駅って、駅舎もかっこいいね。
こんな威厳のある駅舎、ほかにあるのかな?
なんば駅を離れて、なんばウォークへ。
久しぶりに見たよ!
寝っ転がって駄々をこねる子供。
ただし中国語でしたけれどね。
オイラの目的は、駄々っ子ではなくて、
初かすみ酒房さん。
まずは生小。
座ると間髪入れずに飲み物を訊かれるので、「生小」と答えることに決めております。
おでんのじゃがいもと玉子とで、空腹を満たした酔っぱらい。
生小を数秒で空けて、酒だ酒だ!
普通酒の無い今となっては、しかたがなく純米辛口を燗でいただきました。
“辛口”と称しつつも、甘みもほんのりと感じる。
かつての普通酒にも似る味わいで、おいしゅうございました。
初霞には、めざしが合うのですよ。
次は、純米生を冷酒でいただきました。
フレッシュさと共に、なんとなく熟成感もあるような?
不思議な味でした。
水茄子のぬか漬け。
これ、おいしい!
みずみずしくて、茄子自体の味が濃いし、塩加減バッチリ。
隣席の方が注文したのを見て、オイラも枝豆。
純米吟醸生酒を。
香りなし
米のうまみに厚みはないものの、ピンと効いていてさわやか。
うまいけれど、久保本家酒造らしからぬ味わい。
アジフライ。
アジフライは揚げたてに限るね。
スーパーで売っているやつを食べるたびにそう思うわ。
添えられている野菜がオサレ。
これも初かすみ酒房らしからぬあしらい。
いつもの“生酛のどぶ”の燗で、〆るつもり。
今回は、枯れ具合はわからないほど。
でも米のうまみしっかりで、かつ辛口キリッとしていました。
生酛のどぶで〆たはずだったオイラ。
あー、怖い怖い!
まったく記憶にございませんけれど、
“大和のどぶ”も注文したらしい。
記憶にはないものの、
「米のうまみどっしり。さわやかさ少し。今日のはどぶろくみたいな味わい。」
と、携帯電話から自宅PCへメールで感想を送っておりました。
つまみの〆は、おでんのこんにゃくと梅焼。
これはいつものお約束。
あー、おいしかった!
ごちそうさまでした。
団扇をいただいてご満悦だったのでした。
★☆★2024年8月13日(火)☆★☆
米原駅から、北陸本線の敦賀行普通に乗った酔っぱらい。
びわこ大仏が見えると、
そこはもう、長浜駅(滋賀県長浜市)。
駅前には、豊臣秀吉と石田三成との三献の茶の像が。
もちろん今年も、中島屋食堂さんをお目当てにやって来たのですよ。
休みだと、ここに休む旨の札が掲示されるシステム。
朝の段階ではまだなし。
一縷の望みを持ちつつも、長浜の街での徘徊を開始したのでした。
スーパージャイアンツです!
酒屋さんで、琵琶の長寿上撰一合瓶をGET!
ラベルのデザインが変わっておりました。
長浜の街を徘徊する真宗大谷派門徒は、
必ず大通寺さんへ参拝せねばなりませぬ。
本堂にて合掌。
帰命無量寿如来
南無不可思議光
境内の池には、蓮の花がきれいに咲いておりました。
大通寺の次は、日吉神社へ参拝。
日吉神社の裏手を流れるせせらぎこそ、オイラが長浜で一番好きな景色。
これを見るために来ていると言っても過言ではありません(ちがうな。)
日吉神社に参拝しても、
お稲荷参らば片参り。
二礼二拍手一礼。
脇を流れる水路には、鮎がいました。
ちょうど時間となりました。(二代目広沢虎造より)
馬鹿は死ななきゃ治らない。(二代目広沢虎造より)
毎回同じ時期に来るバカが悪いのさ。
もはやこの空腹を満たす術は、
隣の“麺屋たい風”さんに託すのみ。
ちょい飲みセット。
ビールと共にキムチが供される幸せ。
ぎょうざ。
これもちょい飲みセット。
とろりとした餡。
三平食堂さんとのはかなりちがうけれど、これはこれでおいしい。
焼き飯(単品)。
麺屋たい風さんへ来るたびに、焼き飯のおいしさを思い知らされるのでした。
スープも付いとるでよ。
ごちそうさまでした。
中島屋食堂のとなりに麺屋たい風さんがあることで、今までにどれだけ救われたことか。
伊吹山よ、さようなら。
以上、すべて終了。
香川県での酒集め [旅:154+]
従前のブログ(飲みたくなってシマッタの記)では、
“酒集め”のために各地を徘徊した様子を紹介いておりました。
ですが、北海道と香川県とだけは、徘徊しておりませんでした。
北海道は広すぎる上に蔵元さんが散在しており、徘徊による成果取得の効率がものすごく悪いと思われる。
香川県は狭いものの、蔵元さんの数が少ないことから、たとえ徘徊したとしてもどうせそれほど成果はなかろう。
と、それぞれ考えていたが故でした。
しかし、香川県については、成果が少ないと予想はするものの、それを承知で実証すべく出かけてみようと思った次第でございました。
範囲が狭いわけですから、ある程度“当たり”を付けて徘徊することは可能ですからね。
成果に関する予想は、はたして当を得たものであったのか否か?
なお今回は、
これまでの徘徊では遭遇したことのない“惨事”に2度も出くわしてしまいました。
しかしそれらも、ひとえに、オイラの運の悪さが原因でございます。
そのことをはっきりと申し上げたうえで、その惨事についても記述してございます。
前置きが長くなってしまいました。
それでは香川県での酒集めを、200枚を超える数の写真と共に、ここにご報告申し上げ奉ります。
★☆2024年7月27日(土)★☆
午前4時台に、千葉市内を徘徊する酔っぱらい。
陽が差す前なのにかなり暑くて、汗が出て来るわ。
やって来たのは、検見川駅(京成電鉄千葉線)。
4:58発の京成津田沼行に乗車。
京成津田沼、宗吾参道と2回乗りかえて、
空港第2ビル駅にて下車。
そこから歩いて、成田空港第3ターミナルへ到着。
成田空港第3Tからは、
7:20発のJetstar★GK449便高松空港行に搭乗。
飛びます、飛びます!(坂上二郎さんより)
いいえ、もう飛んでいます。
なーんにも見えやしない見えやしない。
あーダメ人間だダメ人間だ。
まだ朝8時だというのに飛行機に乗ると飲むクセがすっかりついたアル中ハイマー型ダメ人間だ。
陸が見えてくると、そこはもう四国。
高松空港に到着。
15分も早く到着しやがった。
まずは空港内のお店を物色して、
これだけGET!
銭形カップはこの後で向かう場所のお酒。
香川県では、
蛇口をひねると“うどんだし”が出てくるんだってさ。
おいおい、誰だぁ?
「尿検査みたい」って思っている奴は!
いりこだしのやさしいうまみ。
塩気は、オイラにはちょっとしょっぱいな。
10時となり、腹が減ってまいりました。
今朝の朝食が午前2時だったもので。
うどん屋が2件ありましたが、敬遠。
かけ一杯で600円ってのはねぇ・・・。
コンビニでおにぎりとビールとを買って、
空港の端っこにあったソファーに座って、
いただきましたとさ。
(おにぎり2個は撮影を忘れていたことをお詫び申し上げます。)
窓の外をふと見ると・・・、
あ、トカゲ星人だな!
トーケー!
バスの時刻が近づいたので、外へ出た酔っぱらい。
暑っ!
四国中央市方面のバス停へ、
西讃観光の高松空港リムジンバス第4便(11:30発)に乗車。
マイクロバスかよ!
前面展望イェ~イ!(ガキか。)
一時間ほど乗って、高速観音寺バス停にて下車。
周りは田んぼだらけ。
その田んぼをよく見ると、
ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)の卵があちらこちらに付いていやがる。
気持ちが悪いと思われる御仁もいらっしゃるでしょうから、撮影は敬遠。
要するに、こんな感じのやつですわ。
と、思ったら、
とある店舗の軒先に、ジャンボタニシの親玉!
時刻は12時半過ぎ、
高速観音寺バス停から歩き始め、
行列ができているうどん屋を見つけたのですが、
ふと標識を見ると、“池之尻町”の文字が!
歩く方向をまちがえていた酔っぱらい。
あぶない、あぶない!
気を取り直して、北へ向けて歩いて行ったのでした。
ため池だ。
なぜか半分だけ浮草に覆われておりました。
それにしても、いい天気!
かなり暑いけれどね。
最初に入ったスーパーで、これだけGET!
梅錦は愛媛県(四国中央市)のお酒ですが、ラベルが一新されていたので入手いたしました。
川鶴は、観音寺の地酒。
上撰お燗瓶も見つけてGET!
その川鶴の吟醸酒。
オリーブ酵母使用なんだってさ。
線路を超える陸橋を渡ると、
そこはもう、JR観音寺駅。
一の谷川に架かる大正橋。
濁ってはおりましたが、川風が涼しい。
財田川に架かる三架橋。
ここは磯風っぽいね。
お寺が見えてまいりました。
六十八番 神恵院!
六十九番 観音寺!
ラッキースポットですね。(水曜どうでしょうより)
神恵院の本堂から参拝。
この中にある階段を上って行くと、
ありました。
合掌。
神恵院の大師堂。
南無大師遍照金剛。
こちらが観音寺の本堂。
合掌。
最後は、観音寺の大師堂。
南無大師遍照金剛。
でもさ、残念なことに、
この看板↓、もうないのね!(2015年11月21日:南光坊にて撮影)
薬師堂へ向かう階段を上って行った酔っぱらい。
上がり切ると、さらに階段が続きます。
階段の次は、急坂の連続!
やっと見えてまいりました。
お目当ての展望台が。
ここは、“銭形砂絵”を眺めるための展望台。
こちらが銭形砂絵。
砂絵のモデルは、寛永通宝。
展望台を下りたところに、説明板がありました。
その説明板があったところから眺めたほうが、
正面から捉えられるようでした。
ほぼ同じ高さに鎮座まします、琴弾八幡宮(ことひきはちまんぐう)。
二礼二拍手一礼。
おまっとさんでした!(キンキンより)
おみくじを引いてみましょう!
末吉。
ビミョー!
「旅行 病気に注意せよ」
ほとんどビョーキ!(山本晋也さんより)
「恋愛 あきらめなさい」
言われんかて、10年前に諦めとるわ!
参拝を終えて、下界へ降りて行った酔っぱらい。
灯篭の中に、なにか動くものを発見!
猫でした。
と思ったら、
いっぱいいた!
猫であろうと犬であろうと私はあんたに用はない!(鶴光より)
石段に座って休憩していたら、一匹が近寄ってきてくれました。
ありがとうね。
下界へ降りたのち、道の駅ことひきへ。
成果は皆無。
今までに訪問した道の駅の中で、2番目に地味でした(1番目は道の駅すくも)。
高速観音寺バス停から3時間半かけて徘徊したのち、
ホテルへチェックイン。
汗でびしょ濡れになった衣服を着替えて、
大相撲を見つつ休憩したのち、予讃線の踏切を渡って街中へ。
スーパーで、いりこ酒のカップと、いいとも20度とを入手。
いいともは西日本では比較的よく見かけますが、関東では皆無なもので。
今宵の一人宴会は、
“時々/jiji 観音寺店”さんへ。
カウンターの左端に案内された酔っぱらい。
この場所、こののち、“惨事”と関係するので、お忘れなく。
まずは生中!
お通しは、野菜といりことの煮物。
ものすごくおいしい!
いりこのうまみが上品で、臭みゼロ!
トマトスライス。
地方へ来ると、まちがいなく野菜がおいしい。
みずみずしくも水っぽくないので、塩なんかつけなくてもおいしい!
伊吹島の“いりこ煎り”。
いりこはすべて、頭とはらわたとを取り除いてあるんだってさ。
最高においしい!
臭みゼロ!、やさしいうまみに、苦み香ばしさがほどよい。
観音寺の地酒、“川鶴 本醸造辛口”。
キリッとしていて、嫌味のないちょいぴり。米のうまみがしっかりなのに、軽くてすっと引く。
これは海の酒だね。
辛口の川鶴が、いりこ煎りとバッチリ!
無限酒ループに要注意ですぞ!
“讃美”なる無濾過純米吟醸。
酸味が効いていて、うまみに厚みを感じました。
ここでオイラは、讃美と合わせるべく、
“初かつおの塩たたき”を追加注文したのでした。
ところが・・・・、
ここで、オイラの運は尽きたのでした。
初かつおの塩たたきを注文して間もなく、私の右隣の席に、
“スキンヘッドの巨漢”が鎮座しやがった。
(カタカナ4字で書きたい↑ところを、かなり言葉を選んだつもり)
その巨体は、座っただけで隣のオイラへ物理的にも精神的にも圧力をかけてきやがる。
でもオイラはカウンターの左端に座っているので、これ以上左へ移動することはできやしない。
そのスキンヘッドは、まるで雨の中を歩いて来たかのごとく、汗でびっしょり。
タオルで何度も拭くのだが、その汗は止まる気配をいっこうに見せない。
その頭の汗を拭いたタオルを、オイラの側へ置きやがる。
気持ち悪いこと、この上ない。
「10年以上もこの趣味を続けているのだから、こういうこともたまにはあるだろう。」
「この人だって、故意にオイラに圧をかけているわけではない。」
「これも修行の内だ。」
そう言い聞かせながら、とにかく落ち着くことだけを考えつつ、讃美をすすっていたのでした。
しかしここで、とうとう堪忍袋の緒が切れる事態が発生。
このスキンヘッドの巨漢、なんと、
オイラと同じ、
“初かつおの塩たたき”
を注文しやがった!
しかも先に注文したオイラではなく、
巨漢のほうに先に配膳されてしまったのだ!
店員さんを呼んで、
“初かつおの塩たたき”が来ていないことを伝えると、
「本日満席で、料理が立て込んでおりますもので・・・、」
だってさ。
一辺倒な回答に、いささか腹を立てたオイラ。
そこで隣の巨漢を指差して、
「こちらの方がここに座る前に注文しているのに、こちらの方には来て、どうしてこっちには来ないのか?」
と言い返した。
すると、お店の人、
いったんカウンターの中へ入ったのち、すぐに戻って来て、
「料理を出す順番を間違えてしまいました。」
と、あっさりと認めてしまわれた。
エラい!
表彰状 “あんたはエライ!”(小松政夫より)
適当にごまかすことなく、非を認められたお店の姿勢に、あたしゃ心を打たれましたよ。
それ故、料理が供されるまで、待つことに決めたのでした。
すると3分と間を置かずして、初かつおの塩たたきが供された。
それがコレ。
たしかにおいしいよ。
臭みゼロだし、かつおのうまみもしっかり。
でもさ、これってもしかして、
かつおの刺身を軽く炙っただけ?
これを“たたき”って・・・・。
スキンヘッドの巨漢だって、オイラが初かつおの塩たたきを注文した後に着席し、オイラが同じものを注文していることを知らずして料理を受け取っているのだから、この件に関しては罪はないだろう。
お店も、料理を出す順番を間違えたことを認め、一刻も早くオイラに初かつおの塩たたきを供しなければ失礼だと考えたが故に、結果としていつもより火の入れ方が浅いものを供してしまったのだろうから、その姿勢と努力とは称えたいところ。
そうです。
悪いのは、みんなオイラなのですよ。
オイラの“運”が悪かっただけ。
そう考えれば、すべて丸く収まるのさ。
他にもいろいろと試してみたい料理やお酒はあったのですが、
それよりも、
「一刻も早く“この席”を離れなければ、悪運は際限なく続くだろう。」
と判断し、
盃の中には讃美を残しつつも、勘定を済ませて退散したのでした。
ホテルに戻った酔っぱらい。
自分の運の悪さを慰めるべく、一人宴会を開催したのでした。
こうして、観音寺の夜は、更けていったのでした。
★☆2024年7月28日(日)★☆
翌朝。
JR四国の観音寺駅へ。
観音寺駅からは、6:26発高松行普通110Mに乗車。
“普通(各駅停車)”とありますが、津島ノ宮駅は通過します。
110Mに充当されていたのは、JR四国7200系。
7200系は、国鉄121系電車の魔改造車。
足回りは新品ピカピカでも、車体と座席とは国鉄風なのです。
110Mに乗って、多度津駅で途中下車。
改札を出て駅前のコンビニを物色したものの、成果はなし。
多度津駅からは、土讃線に乗りかえ。
7:33分発琴平行普通5217Mでした。
琴平駅に到着。
少し歩いて、琴電琴平駅へ到着。
琴電琴平駅からは、高松琴平電気鉄道(ことでん)琴平線に乗車。
乗車した1080形は、かつての京浜急行1000形の生き残り。
昭和35年製の大先輩。
ワタクシにとっては、懐かしい車内の様子。
都営地下鉄浅草線に乗り入れていた際には、通勤時に何度も乗車させていただきました。
扇風機には、“KHK(京浜急行)”の文字が!
というか、扇風機を設置している電車自体が、文化遺産的存在かも。
その1080形の先頭席に座って、
全面展望を楽しんだのですけれど・・・、
そういうときに限って、なぜか必ず、
“キモヲタ”が近づいて来て、オイラの席を虎視眈々と狙っていやがんの!
キモい奴やルールを守らない奴が一人でもいると、鉄道ファン全体がそう思わるんだよな。
滝宮駅にて乗車。
離席するや否や、キモヲタはオイラが座っていた席へ移動しやがった。
滝宮駅の駅舎は、古き良きモダン建築の様相。
大正産まれの大先輩なんだってさ。
時刻は8:30過ぎ。
ここ滝宮駅から、香川県綾歌郡綾川町での徘徊を開始したのでした。
滝宮天満宮を発見。
へー!
天神さん、右大臣職を受ける前に、讃岐国の国司(讃岐守)だったんだってさ。
拝殿にて二礼二拍手一礼。
礎石らしきものがありましたが、
伊勢神宮への遥拝所?
天神さんへの参拝を終えて、
綾川に架かる滝宮橋へ、
ここも川風が気持ちいい。
さらに歩いて、道の駅滝宮へ到着。
開店時刻(9:00)とほぼ同時の到着でした。
その道の駅滝宮では、あやカップと国重吟醸とをGET。
いずれも地元綾川町に蔵を置く、綾菊酒造さんのお酒。
喉が渇いたので、
“すだちうどん”なる発泡酒をいただきました。
すだち果汁を使用しているから、ビールじゃなくて発泡酒なのね。
ものすごく爽やか~!
6%だと感じさせないほど軽くて、すだちの香りと酸味とがよく効いている。
これはかなり危険ですぞ!
“すだちうどん”のおいしさに、
ご満悦の酔っぱらいだったのでした。
道の駅滝宮を出て、東へ歩いて行った酔っぱらい。
新滝宮橋より、再び綾川を望んだのですが・・・、
抹茶かよ!
イオンモール綾川へたどり着いた酔っぱらい。
これだけGET!
川鶴極びえ冷酒(左)は普通酒をGET!
本醸造もあったものの、新鮮なものがなくて敬遠いたしました。
イオンモール綾川を離れて、ことでん琴平線綾川駅へたどり着いた酔っぱらい。
滝宮駅から一駅、歩いてたどり着いたのでした。
時刻は9:51。
10:03の高松築港行に乗車。
太田駅にて下車。
ここはもう、高松市内。
把握してるね?
オオタやないね?(鶴光より)
太田駅から高松市内を徘徊していると、
ダイレックスを発見!
ダイレックスと言えば、カップ酒業界(どんな業界だよ!)では“あなたにひとめぼれ”。
今回は芋のみ2種を入手いたしました。
さらに歩いて、
梅錦の純米吟醸原酒(左)と、金陵生貯(右)とをGET!
香川県産のだししょうゆも入手して、
本日正午をもちまして、
これにて今回の徘徊は終了!
太田駅へと戻って来た酔っぱらい。
時刻は12:10。
タイミングよく、次の電車は12:14発。
やって来たのは、1200形。
これも元京急車(京急700形電車)。
1080形と比べれば新しいものの、けっして若いとは言えないご年齢。
片開の4扉。
それ故に、ラッシュ時の通勤快特に充当されていた時期もあったっけ。
全面展望を楽しみつつ、
瓦町駅で、いったん下車。
全身が汗でびっしょりだったので、トイレで着替えたのでした。
瓦町駅からは、再度高松築港行に乗車。
玉藻城(高松城)の堀が見えてくると、
そこはもう、高松築港駅。
ことでん高松築港駅から歩いて、JR四国高松駅へ到着。
ここで、問題発生。
ここ高松駅近辺で、昼間に飲み食いできる場所を調べていなかったのでした。
高松築港駅から歩いてくる途中では、開店しているお店を見つけることは叶わず。
仕方なく観光案内所へ行って、
「今の時刻で飲み食いできるところはありますか?」
と、聞いてみたところ。
“フードコート”か、“正面のビル2階にある立ち食い寿司店”ですね。
と、あっけなく言われた酔っぱらい。
できれば落ち着いて飲み食いできる場所を教えてほしかったのに。
いやいや、そもそもやっつけ仕事で税金泥棒の観光案内所の職員なんかを当てにするのがまちがいなのですよ。
(もちろん、鹿児島のように、あざやかな仕事をしてくださる観光案内所も存在しますよ。)
まずはフードコートへ。
明らかに場違い。
追加注文するたびにいちいちレジへ並ばにゃいかんし。
さっさと退散いたしました。
立ち食い寿司店も紹介されたので、行ってみました。
オイラにとっては、完全にアウェイだったこの店。
入ったら店員さんが居たので、
「この荷物を置く場所はありますか?」
と聞いたら、
店の奥にあった椅子の上に乗せろとのこと。
そしてカウンターの立ち位置を決めようとしたところ、
「こちらへどうぞ。」と、
荷物からはるか遠く離れた場所へ立たされてしまった!
いささか戸惑っていると、たたみかけるように、
「お飲み物は?」と聞かれたので、
「生中」と即答。
ここからが、惨事の始まり。
女性の店員さんが来て、こっちが理解できないほどの速さでメニューの説明をしまくる。
セットがどうのこうのとおっしゃるので、壁に貼ってあったセット写真を見たら、“平日限定”の文字が。
平日限定と書いていない写真もあったので、これだったら頼めるのか?と尋ねても、なぜか“ハイ”とは言わずに訳の分からない説明がダラダラと続く。
「おつまみは?」と思ってメニューを見ても、数品しか載っていない。
「おつまみはこれだけですか?」とその店員さんに聞いた酔っぱらい。
するとその店員さん、オイラにとどめを刺す一言を・・・・・・・・。
「裏メニューはこのQRコードから!」
おいおい!
スマホを持っていることが前提のお店だったのかよ!
「スマホ持っていないんですけれど。」
と答えても、
ただ一言、
「ハイ!」
と言うだけ。
先ほど、セットメニューの件で質問したときはお茶をにごしたのに、今度は即答!
要するに、救済措置はないのね。
いかんいかん、
これは昨日の悪運の続きだ!
このままここにいても、きっとなにもよいことはない!
そう思い、店員さんに、
「やっぱり辞退します。」
と言って、店を出ようとした酔っぱらい。
するとその店員さん、
「生ビールが出ています。」
だとよ。
ああ、そうだよ。
その生ビールは、紛れもなくオイラが注文したものだよ。
しかたがないので、
生ビールを一気飲み。
そのお代550円をレジの皿に置き、はるか遠くへ無理矢理離別れさせられた荷物をはるばる取りに行って、その店を立ち去ったのでした。
その店は、地元の方々に愛されているようでした。
それ故にお客さんは皆、お店のルールを熟知なさっており、それに従ってお店とやり取りして楽しんでいらっしゃるのでしょう。
そこへよそ者のオイラが入り込んで、やれ荷物を置かせろだとか、やれスマホなんて持っていないだとか言いつつわめき散らすのは、センスが悪いことこの上ない。
お店の人にしてみても、皆がルールを守って楽しんでいるのに、オイラにだけ特別の配慮をするわけにはいかないはず。
すなわちこれ、
「郷に入らば、郷に従え。」
そうです。
悪いのは、みんなオイラなのですよ。
オイラの“運”が悪かっただけ。
そう考えれば、すべて丸く収まるのさ。
そう思いつつ、寿司店を出た酔っぱらい。
すると、
その寿司屋のすぐ近くに、
うどんの杵屋があったのでした。
ああ、神様、仏様、杵屋様!
もう、ここでいいや!と思い、さっさと入店。
そして、生中を再度注文!
ちょっと前に生ビールを一気飲みしたことなんて、もう完全に忘れていたのでした。
これほどまでに幸せなことだったのか!
枝豆を、スマホなんかなくてもこんなに簡単に注文できることが。
瀬戸内しらすと梅のおろし合え。
しらす、おいしい!
カリカリ梅の噛み応えもうれしい!
これ、家でも作ってみたい!
生中をさっさと空けて、
麦焼酎(一番札)のソーダ割り。
とうもろこしの天ぷら。
これもおいしい!
香ばしくて、かつトウモロコシの甘みがいいね。
三杯目は、芋焼酎(黒霧島)のソーダ割り。
それと共に、とり天カレーうどん。
とり天、柔らかくておいしい。
そういえば、香川県へ来たというのに、讃岐うどんを一度も食べていませんでした。
そんなこと、もうどうでもいい!
杵屋さんのうどんに、オイラは救われたのだから。
あー、おいしかった。
ごちそうさまでした。
杵屋さんにお腹も心も満たされた酔っぱらい。
駅ビルに入っていたスーパーで、川鶴極びえ冷酒の本醸造を見つけてGET!
普通酒はイオンモール綾川で入手しましたが、本醸造は新しいものがなかったので入手を断念。
ですが最後の最後で、当月製造分の超新品に出会うことが叶いました。
土佐鶴(高知県の酒)の一合瓶も見つけてGET!
そして、地元産の醤油とともに、愛媛県産の麦味噌をGET!
麦味噌が大好きなワタクシは、西日本へ来たら必ず買って帰ろうと心に決めているのです。
今回の徘徊は、これで行程のすべてを終了。
あとは電車を乗り継いで、苦界へと戻るのみ。
高松駅からは、快速マリンライナーに乗って、
2階席(グリーン車)の線路側に乗車。
「この日は満席」の車内放送があったものの、なぜか実際にはガラガラ!
瀬戸大橋を渡るたびに、あたしゃこの区間が在来線で本当によかったといつも思う。
この景色は、在来線の速度で楽しむべきですよ。
岡山駅で新幹線に乗りかえ。
なぜか激暑の岡山駅新幹線コンコース。
菩提酛にごり酒缶をGET!
要するに水酛仕込でしょうけれど、奈良県産酒ではないのになぜ菩提酛を名乗るのか?
それを調べる必要がございますね。
のぞみに乗って、帰ったとさ。
当初の予想に反して、成果は上々!
蔵元さんの数が少ない香川県でこれだけ集めることができたことは、御の字でした。
しかし今回徘徊・収集したことで、香川県ではいささかネタ切れの感もございます。
それに、香川県におけるワタクシの運の悪さは、いつになれば回復するのか?
それ故、二度と行きたくない場所とまでは言わないものの、回復するまでの”しばらくの間”は、香川県へは再び出かけられそうにございません。
その”しばらくの間”がいつまでになるかは、皆目見当がつきませんけれど。
“酒集め”のために各地を徘徊した様子を紹介いておりました。
ですが、北海道と香川県とだけは、徘徊しておりませんでした。
北海道は広すぎる上に蔵元さんが散在しており、徘徊による成果取得の効率がものすごく悪いと思われる。
香川県は狭いものの、蔵元さんの数が少ないことから、たとえ徘徊したとしてもどうせそれほど成果はなかろう。
と、それぞれ考えていたが故でした。
しかし、香川県については、成果が少ないと予想はするものの、それを承知で実証すべく出かけてみようと思った次第でございました。
範囲が狭いわけですから、ある程度“当たり”を付けて徘徊することは可能ですからね。
成果に関する予想は、はたして当を得たものであったのか否か?
なお今回は、
これまでの徘徊では遭遇したことのない“惨事”に2度も出くわしてしまいました。
しかしそれらも、ひとえに、オイラの運の悪さが原因でございます。
そのことをはっきりと申し上げたうえで、その惨事についても記述してございます。
前置きが長くなってしまいました。
それでは香川県での酒集めを、200枚を超える数の写真と共に、ここにご報告申し上げ奉ります。
★☆2024年7月27日(土)★☆
午前4時台に、千葉市内を徘徊する酔っぱらい。
陽が差す前なのにかなり暑くて、汗が出て来るわ。
やって来たのは、検見川駅(京成電鉄千葉線)。
4:58発の京成津田沼行に乗車。
京成津田沼、宗吾参道と2回乗りかえて、
空港第2ビル駅にて下車。
そこから歩いて、成田空港第3ターミナルへ到着。
成田空港第3Tからは、
7:20発のJetstar★GK449便高松空港行に搭乗。
飛びます、飛びます!(坂上二郎さんより)
いいえ、もう飛んでいます。
なーんにも見えやしない見えやしない。
あーダメ人間だダメ人間だ。
まだ朝8時だというのに飛行機に乗ると飲むクセがすっかりついたアル中ハイマー型ダメ人間だ。
陸が見えてくると、そこはもう四国。
高松空港に到着。
15分も早く到着しやがった。
まずは空港内のお店を物色して、
これだけGET!
銭形カップはこの後で向かう場所のお酒。
香川県では、
蛇口をひねると“うどんだし”が出てくるんだってさ。
おいおい、誰だぁ?
「尿検査みたい」って思っている奴は!
いりこだしのやさしいうまみ。
塩気は、オイラにはちょっとしょっぱいな。
10時となり、腹が減ってまいりました。
今朝の朝食が午前2時だったもので。
うどん屋が2件ありましたが、敬遠。
かけ一杯で600円ってのはねぇ・・・。
コンビニでおにぎりとビールとを買って、
空港の端っこにあったソファーに座って、
いただきましたとさ。
(おにぎり2個は撮影を忘れていたことをお詫び申し上げます。)
窓の外をふと見ると・・・、
あ、トカゲ星人だな!
トーケー!
バスの時刻が近づいたので、外へ出た酔っぱらい。
暑っ!
四国中央市方面のバス停へ、
西讃観光の高松空港リムジンバス第4便(11:30発)に乗車。
マイクロバスかよ!
前面展望イェ~イ!(ガキか。)
一時間ほど乗って、高速観音寺バス停にて下車。
周りは田んぼだらけ。
その田んぼをよく見ると、
ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)の卵があちらこちらに付いていやがる。
気持ちが悪いと思われる御仁もいらっしゃるでしょうから、撮影は敬遠。
要するに、こんな感じのやつですわ。
と、思ったら、
とある店舗の軒先に、ジャンボタニシの親玉!
時刻は12時半過ぎ、
高速観音寺バス停から歩き始め、
行列ができているうどん屋を見つけたのですが、
ふと標識を見ると、“池之尻町”の文字が!
歩く方向をまちがえていた酔っぱらい。
あぶない、あぶない!
気を取り直して、北へ向けて歩いて行ったのでした。
ため池だ。
なぜか半分だけ浮草に覆われておりました。
それにしても、いい天気!
かなり暑いけれどね。
最初に入ったスーパーで、これだけGET!
梅錦は愛媛県(四国中央市)のお酒ですが、ラベルが一新されていたので入手いたしました。
川鶴は、観音寺の地酒。
上撰お燗瓶も見つけてGET!
その川鶴の吟醸酒。
オリーブ酵母使用なんだってさ。
線路を超える陸橋を渡ると、
そこはもう、JR観音寺駅。
一の谷川に架かる大正橋。
濁ってはおりましたが、川風が涼しい。
財田川に架かる三架橋。
ここは磯風っぽいね。
お寺が見えてまいりました。
六十八番 神恵院!
六十九番 観音寺!
ラッキースポットですね。(水曜どうでしょうより)
神恵院の本堂から参拝。
この中にある階段を上って行くと、
ありました。
合掌。
神恵院の大師堂。
南無大師遍照金剛。
こちらが観音寺の本堂。
合掌。
最後は、観音寺の大師堂。
南無大師遍照金剛。
でもさ、残念なことに、
この看板↓、もうないのね!(2015年11月21日:南光坊にて撮影)
薬師堂へ向かう階段を上って行った酔っぱらい。
上がり切ると、さらに階段が続きます。
階段の次は、急坂の連続!
やっと見えてまいりました。
お目当ての展望台が。
ここは、“銭形砂絵”を眺めるための展望台。
こちらが銭形砂絵。
砂絵のモデルは、寛永通宝。
展望台を下りたところに、説明板がありました。
その説明板があったところから眺めたほうが、
正面から捉えられるようでした。
ほぼ同じ高さに鎮座まします、琴弾八幡宮(ことひきはちまんぐう)。
二礼二拍手一礼。
おまっとさんでした!(キンキンより)
おみくじを引いてみましょう!
末吉。
ビミョー!
「旅行 病気に注意せよ」
ほとんどビョーキ!(山本晋也さんより)
「恋愛 あきらめなさい」
言われんかて、10年前に諦めとるわ!
参拝を終えて、下界へ降りて行った酔っぱらい。
灯篭の中に、なにか動くものを発見!
猫でした。
と思ったら、
いっぱいいた!
猫であろうと犬であろうと私はあんたに用はない!(鶴光より)
石段に座って休憩していたら、一匹が近寄ってきてくれました。
ありがとうね。
下界へ降りたのち、道の駅ことひきへ。
成果は皆無。
今までに訪問した道の駅の中で、2番目に地味でした(1番目は道の駅すくも)。
高速観音寺バス停から3時間半かけて徘徊したのち、
ホテルへチェックイン。
汗でびしょ濡れになった衣服を着替えて、
大相撲を見つつ休憩したのち、予讃線の踏切を渡って街中へ。
スーパーで、いりこ酒のカップと、いいとも20度とを入手。
いいともは西日本では比較的よく見かけますが、関東では皆無なもので。
今宵の一人宴会は、
“時々/jiji 観音寺店”さんへ。
カウンターの左端に案内された酔っぱらい。
この場所、こののち、“惨事”と関係するので、お忘れなく。
まずは生中!
お通しは、野菜といりことの煮物。
ものすごくおいしい!
いりこのうまみが上品で、臭みゼロ!
トマトスライス。
地方へ来ると、まちがいなく野菜がおいしい。
みずみずしくも水っぽくないので、塩なんかつけなくてもおいしい!
伊吹島の“いりこ煎り”。
いりこはすべて、頭とはらわたとを取り除いてあるんだってさ。
最高においしい!
臭みゼロ!、やさしいうまみに、苦み香ばしさがほどよい。
観音寺の地酒、“川鶴 本醸造辛口”。
キリッとしていて、嫌味のないちょいぴり。米のうまみがしっかりなのに、軽くてすっと引く。
これは海の酒だね。
辛口の川鶴が、いりこ煎りとバッチリ!
無限酒ループに要注意ですぞ!
“讃美”なる無濾過純米吟醸。
酸味が効いていて、うまみに厚みを感じました。
ここでオイラは、讃美と合わせるべく、
“初かつおの塩たたき”を追加注文したのでした。
ところが・・・・、
ここで、オイラの運は尽きたのでした。
初かつおの塩たたきを注文して間もなく、私の右隣の席に、
“スキンヘッドの巨漢”が鎮座しやがった。
(カタカナ4字で書きたい↑ところを、かなり言葉を選んだつもり)
その巨体は、座っただけで隣のオイラへ物理的にも精神的にも圧力をかけてきやがる。
でもオイラはカウンターの左端に座っているので、これ以上左へ移動することはできやしない。
そのスキンヘッドは、まるで雨の中を歩いて来たかのごとく、汗でびっしょり。
タオルで何度も拭くのだが、その汗は止まる気配をいっこうに見せない。
その頭の汗を拭いたタオルを、オイラの側へ置きやがる。
気持ち悪いこと、この上ない。
「10年以上もこの趣味を続けているのだから、こういうこともたまにはあるだろう。」
「この人だって、故意にオイラに圧をかけているわけではない。」
「これも修行の内だ。」
そう言い聞かせながら、とにかく落ち着くことだけを考えつつ、讃美をすすっていたのでした。
しかしここで、とうとう堪忍袋の緒が切れる事態が発生。
このスキンヘッドの巨漢、なんと、
オイラと同じ、
“初かつおの塩たたき”
を注文しやがった!
しかも先に注文したオイラではなく、
巨漢のほうに先に配膳されてしまったのだ!
店員さんを呼んで、
“初かつおの塩たたき”が来ていないことを伝えると、
「本日満席で、料理が立て込んでおりますもので・・・、」
だってさ。
一辺倒な回答に、いささか腹を立てたオイラ。
そこで隣の巨漢を指差して、
「こちらの方がここに座る前に注文しているのに、こちらの方には来て、どうしてこっちには来ないのか?」
と言い返した。
すると、お店の人、
いったんカウンターの中へ入ったのち、すぐに戻って来て、
「料理を出す順番を間違えてしまいました。」
と、あっさりと認めてしまわれた。
エラい!
表彰状 “あんたはエライ!”(小松政夫より)
適当にごまかすことなく、非を認められたお店の姿勢に、あたしゃ心を打たれましたよ。
それ故、料理が供されるまで、待つことに決めたのでした。
すると3分と間を置かずして、初かつおの塩たたきが供された。
それがコレ。
たしかにおいしいよ。
臭みゼロだし、かつおのうまみもしっかり。
でもさ、これってもしかして、
かつおの刺身を軽く炙っただけ?
これを“たたき”って・・・・。
スキンヘッドの巨漢だって、オイラが初かつおの塩たたきを注文した後に着席し、オイラが同じものを注文していることを知らずして料理を受け取っているのだから、この件に関しては罪はないだろう。
お店も、料理を出す順番を間違えたことを認め、一刻も早くオイラに初かつおの塩たたきを供しなければ失礼だと考えたが故に、結果としていつもより火の入れ方が浅いものを供してしまったのだろうから、その姿勢と努力とは称えたいところ。
そうです。
悪いのは、みんなオイラなのですよ。
オイラの“運”が悪かっただけ。
そう考えれば、すべて丸く収まるのさ。
他にもいろいろと試してみたい料理やお酒はあったのですが、
それよりも、
「一刻も早く“この席”を離れなければ、悪運は際限なく続くだろう。」
と判断し、
盃の中には讃美を残しつつも、勘定を済ませて退散したのでした。
ホテルに戻った酔っぱらい。
自分の運の悪さを慰めるべく、一人宴会を開催したのでした。
こうして、観音寺の夜は、更けていったのでした。
★☆2024年7月28日(日)★☆
翌朝。
JR四国の観音寺駅へ。
観音寺駅からは、6:26発高松行普通110Mに乗車。
“普通(各駅停車)”とありますが、津島ノ宮駅は通過します。
110Mに充当されていたのは、JR四国7200系。
7200系は、国鉄121系電車の魔改造車。
足回りは新品ピカピカでも、車体と座席とは国鉄風なのです。
110Mに乗って、多度津駅で途中下車。
改札を出て駅前のコンビニを物色したものの、成果はなし。
多度津駅からは、土讃線に乗りかえ。
7:33分発琴平行普通5217Mでした。
琴平駅に到着。
少し歩いて、琴電琴平駅へ到着。
琴電琴平駅からは、高松琴平電気鉄道(ことでん)琴平線に乗車。
乗車した1080形は、かつての京浜急行1000形の生き残り。
昭和35年製の大先輩。
ワタクシにとっては、懐かしい車内の様子。
都営地下鉄浅草線に乗り入れていた際には、通勤時に何度も乗車させていただきました。
扇風機には、“KHK(京浜急行)”の文字が!
というか、扇風機を設置している電車自体が、文化遺産的存在かも。
その1080形の先頭席に座って、
全面展望を楽しんだのですけれど・・・、
そういうときに限って、なぜか必ず、
“キモヲタ”が近づいて来て、オイラの席を虎視眈々と狙っていやがんの!
キモい奴やルールを守らない奴が一人でもいると、鉄道ファン全体がそう思わるんだよな。
滝宮駅にて乗車。
離席するや否や、キモヲタはオイラが座っていた席へ移動しやがった。
滝宮駅の駅舎は、古き良きモダン建築の様相。
大正産まれの大先輩なんだってさ。
時刻は8:30過ぎ。
ここ滝宮駅から、香川県綾歌郡綾川町での徘徊を開始したのでした。
滝宮天満宮を発見。
へー!
天神さん、右大臣職を受ける前に、讃岐国の国司(讃岐守)だったんだってさ。
拝殿にて二礼二拍手一礼。
礎石らしきものがありましたが、
伊勢神宮への遥拝所?
天神さんへの参拝を終えて、
綾川に架かる滝宮橋へ、
ここも川風が気持ちいい。
さらに歩いて、道の駅滝宮へ到着。
開店時刻(9:00)とほぼ同時の到着でした。
その道の駅滝宮では、あやカップと国重吟醸とをGET。
いずれも地元綾川町に蔵を置く、綾菊酒造さんのお酒。
喉が渇いたので、
“すだちうどん”なる発泡酒をいただきました。
すだち果汁を使用しているから、ビールじゃなくて発泡酒なのね。
ものすごく爽やか~!
6%だと感じさせないほど軽くて、すだちの香りと酸味とがよく効いている。
これはかなり危険ですぞ!
“すだちうどん”のおいしさに、
ご満悦の酔っぱらいだったのでした。
道の駅滝宮を出て、東へ歩いて行った酔っぱらい。
新滝宮橋より、再び綾川を望んだのですが・・・、
抹茶かよ!
イオンモール綾川へたどり着いた酔っぱらい。
これだけGET!
川鶴極びえ冷酒(左)は普通酒をGET!
本醸造もあったものの、新鮮なものがなくて敬遠いたしました。
イオンモール綾川を離れて、ことでん琴平線綾川駅へたどり着いた酔っぱらい。
滝宮駅から一駅、歩いてたどり着いたのでした。
時刻は9:51。
10:03の高松築港行に乗車。
太田駅にて下車。
ここはもう、高松市内。
把握してるね?
オオタやないね?(鶴光より)
太田駅から高松市内を徘徊していると、
ダイレックスを発見!
ダイレックスと言えば、カップ酒業界(どんな業界だよ!)では“あなたにひとめぼれ”。
今回は芋のみ2種を入手いたしました。
さらに歩いて、
梅錦の純米吟醸原酒(左)と、金陵生貯(右)とをGET!
香川県産のだししょうゆも入手して、
本日正午をもちまして、
これにて今回の徘徊は終了!
太田駅へと戻って来た酔っぱらい。
時刻は12:10。
タイミングよく、次の電車は12:14発。
やって来たのは、1200形。
これも元京急車(京急700形電車)。
1080形と比べれば新しいものの、けっして若いとは言えないご年齢。
片開の4扉。
それ故に、ラッシュ時の通勤快特に充当されていた時期もあったっけ。
全面展望を楽しみつつ、
瓦町駅で、いったん下車。
全身が汗でびっしょりだったので、トイレで着替えたのでした。
瓦町駅からは、再度高松築港行に乗車。
玉藻城(高松城)の堀が見えてくると、
そこはもう、高松築港駅。
ことでん高松築港駅から歩いて、JR四国高松駅へ到着。
ここで、問題発生。
ここ高松駅近辺で、昼間に飲み食いできる場所を調べていなかったのでした。
高松築港駅から歩いてくる途中では、開店しているお店を見つけることは叶わず。
仕方なく観光案内所へ行って、
「今の時刻で飲み食いできるところはありますか?」
と、聞いてみたところ。
“フードコート”か、“正面のビル2階にある立ち食い寿司店”ですね。
と、あっけなく言われた酔っぱらい。
できれば落ち着いて飲み食いできる場所を教えてほしかったのに。
いやいや、そもそも
(もちろん、鹿児島のように、あざやかな仕事をしてくださる観光案内所も存在しますよ。)
まずはフードコートへ。
明らかに場違い。
追加注文するたびにいちいちレジへ並ばにゃいかんし。
さっさと退散いたしました。
立ち食い寿司店も紹介されたので、行ってみました。
オイラにとっては、完全にアウェイだったこの店。
入ったら店員さんが居たので、
「この荷物を置く場所はありますか?」
と聞いたら、
店の奥にあった椅子の上に乗せろとのこと。
そしてカウンターの立ち位置を決めようとしたところ、
「こちらへどうぞ。」と、
荷物からはるか遠く離れた場所へ立たされてしまった!
いささか戸惑っていると、たたみかけるように、
「お飲み物は?」と聞かれたので、
「生中」と即答。
ここからが、惨事の始まり。
女性の店員さんが来て、こっちが理解できないほどの速さでメニューの説明をしまくる。
セットがどうのこうのとおっしゃるので、壁に貼ってあったセット写真を見たら、“平日限定”の文字が。
平日限定と書いていない写真もあったので、これだったら頼めるのか?と尋ねても、なぜか“ハイ”とは言わずに訳の分からない説明がダラダラと続く。
「おつまみは?」と思ってメニューを見ても、数品しか載っていない。
「おつまみはこれだけですか?」とその店員さんに聞いた酔っぱらい。
するとその店員さん、オイラにとどめを刺す一言を・・・・・・・・。
「裏メニューはこのQRコードから!」
おいおい!
スマホを持っていることが前提のお店だったのかよ!
「スマホ持っていないんですけれど。」
と答えても、
ただ一言、
「ハイ!」
と言うだけ。
先ほど、セットメニューの件で質問したときはお茶をにごしたのに、今度は即答!
要するに、救済措置はないのね。
いかんいかん、
これは昨日の悪運の続きだ!
このままここにいても、きっとなにもよいことはない!
そう思い、店員さんに、
「やっぱり辞退します。」
と言って、店を出ようとした酔っぱらい。
するとその店員さん、
「生ビールが出ています。」
だとよ。
ああ、そうだよ。
その生ビールは、紛れもなくオイラが注文したものだよ。
しかたがないので、
生ビールを一気飲み。
そのお代550円をレジの皿に置き、はるか遠くへ無理矢理離別れさせられた荷物をはるばる取りに行って、その店を立ち去ったのでした。
その店は、地元の方々に愛されているようでした。
それ故にお客さんは皆、お店のルールを熟知なさっており、それに従ってお店とやり取りして楽しんでいらっしゃるのでしょう。
そこへよそ者のオイラが入り込んで、やれ荷物を置かせろだとか、やれスマホなんて持っていないだとか言いつつわめき散らすのは、センスが悪いことこの上ない。
お店の人にしてみても、皆がルールを守って楽しんでいるのに、オイラにだけ特別の配慮をするわけにはいかないはず。
すなわちこれ、
「郷に入らば、郷に従え。」
そうです。
悪いのは、みんなオイラなのですよ。
オイラの“運”が悪かっただけ。
そう考えれば、すべて丸く収まるのさ。
そう思いつつ、寿司店を出た酔っぱらい。
すると、
その寿司屋のすぐ近くに、
うどんの杵屋があったのでした。
ああ、神様、仏様、杵屋様!
もう、ここでいいや!と思い、さっさと入店。
そして、生中を再度注文!
ちょっと前に生ビールを一気飲みしたことなんて、もう完全に忘れていたのでした。
これほどまでに幸せなことだったのか!
枝豆を、スマホなんかなくてもこんなに簡単に注文できることが。
瀬戸内しらすと梅のおろし合え。
しらす、おいしい!
カリカリ梅の噛み応えもうれしい!
これ、家でも作ってみたい!
生中をさっさと空けて、
麦焼酎(一番札)のソーダ割り。
とうもろこしの天ぷら。
これもおいしい!
香ばしくて、かつトウモロコシの甘みがいいね。
三杯目は、芋焼酎(黒霧島)のソーダ割り。
それと共に、とり天カレーうどん。
とり天、柔らかくておいしい。
そういえば、香川県へ来たというのに、讃岐うどんを一度も食べていませんでした。
そんなこと、もうどうでもいい!
杵屋さんのうどんに、オイラは救われたのだから。
あー、おいしかった。
ごちそうさまでした。
杵屋さんにお腹も心も満たされた酔っぱらい。
駅ビルに入っていたスーパーで、川鶴極びえ冷酒の本醸造を見つけてGET!
普通酒はイオンモール綾川で入手しましたが、本醸造は新しいものがなかったので入手を断念。
ですが最後の最後で、当月製造分の超新品に出会うことが叶いました。
土佐鶴(高知県の酒)の一合瓶も見つけてGET!
そして、地元産の醤油とともに、愛媛県産の麦味噌をGET!
麦味噌が大好きなワタクシは、西日本へ来たら必ず買って帰ろうと心に決めているのです。
今回の徘徊は、これで行程のすべてを終了。
あとは電車を乗り継いで、苦界へと戻るのみ。
高松駅からは、快速マリンライナーに乗って、
2階席(グリーン車)の線路側に乗車。
「この日は満席」の車内放送があったものの、なぜか実際にはガラガラ!
瀬戸大橋を渡るたびに、あたしゃこの区間が在来線で本当によかったといつも思う。
この景色は、在来線の速度で楽しむべきですよ。
岡山駅で新幹線に乗りかえ。
なぜか激暑の岡山駅新幹線コンコース。
菩提酛にごり酒缶をGET!
要するに水酛仕込でしょうけれど、奈良県産酒ではないのになぜ菩提酛を名乗るのか?
それを調べる必要がございますね。
のぞみに乗って、帰ったとさ。
当初の予想に反して、成果は上々!
蔵元さんの数が少ない香川県でこれだけ集めることができたことは、御の字でした。
しかし今回徘徊・収集したことで、香川県ではいささかネタ切れの感もございます。
それに、香川県におけるワタクシの運の悪さは、いつになれば回復するのか?
それ故、二度と行きたくない場所とまでは言わないものの、回復するまでの”しばらくの間”は、香川県へは再び出かけられそうにございません。
その”しばらくの間”がいつまでになるかは、皆目見当がつきませんけれど。