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【お酒】2278.善哉 一合瓶 [20.長野県の酒:158+]

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松本城にほど近い場所に蔵を構える善哉酒造さん。
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善哉酒造さんのお酒は、かつて以下の物をいただいております。
【お酒】2138.善哉 カップよいかな
【お酒】2142.善哉 お燗瓶
【お酒】2205.女鳥羽の泉 純米吟醸 300ml

今日いただくこの善哉(よいかな)は、
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普通酒の一合瓶でした。
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キャップはスクリュー式。
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ところで、
善哉の一合モノは、かつてはカップ酒とお燗瓶とでした。
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一方で、この一合瓶は、今年の8月に善哉酒造さんを訪問した際に、直売店で入手した物でした。
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その店で女将さんに伺ったところ、
どうやらお燗瓶からスクリューキャップの一合瓶へ切り替えたらしいのでした。
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その時は、なぜ切り替えたのかは伺いませんでした。
それ故、その理由はわかりません。

ただね、その後10月に松本を再訪した際、とあるそば屋(チェーン店)に入ってお酒を注文したところ、
善哉の一合瓶にオリジナルのラベルを貼ったものが冷酒で供されたのでした。
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品質表示の撮影は失念いたしましたが、
この善哉も、普通酒でした。
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ここからは、私の邪推です。

お店で供する場合、お燗瓶だと配膳前に栓抜きで王冠を取り除く必要がありますね。
でもスクリューキャップならば、冷酒であれば冷蔵庫から取り出してそのまま供すればよいだけ。

個人経営のそば屋であれば、店の人が栓を抜く作業はそれほど手間にはならないことでしょう。
しかし、アルバイト従業員を雇いつつ複数店舗を展開するチェーン店では、作業は可能な限り省略したいはず。

だからきっと、このそば屋の運営会社が善哉酒造さんに対して、スクリューキャップの一合瓶でお酒を納品することを求めたのではないでしょうか?
そして善哉酒造さんとしては、大口の顧客のためにスクリューキャップの一合瓶モノを誂える必要があるならば、同じく一合モノのお燗瓶を廃止して一本化したほうが合理的ですねよ。

あくまでも、私の邪推ですので、あしからず。


それではいただきましょう。
普通酒ですけれど、松本でいただいた際の味を思い起こすべく、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、ごくかすか。
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香りはなし。
うまみはやや濃いめ。
米のうまみそのもので、厚みを感じます。
酒臭さはなく、熟成感もなし。
軽い苦みをちょっとだけ感じます。
キレはまあまあだと思います。

酸味はややはっきり。
すっぱさは強くはないものの、鋭さを少し感じます。
スーかすか、ピリなし。

甘みはややはっきり。
さらりとしていますけれど、幅を少し感じます。


やや濃醇でちょい苦ちょいすっぱ旨やや甘口のおいしいお酒でした。

米のうまみそのものがしっかりしていて飲み応えがありました。
やや甘口で、コクを感じました。
ちょい苦ちょいすっぱがいい感じに引き締めているようでした。
それでいて重さやクセがまったくないので、飲みやすさもありました。

かなりうまいね!
やっぱり善哉は普通酒がおいしい。


次に、燗で試してみました。
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キレがかなりよくなって、けっこうスッキリ。
ちょいスーと酸味とが目立ちました。
苦みと甘みとは引きました。

燗にすると、ちょいすっぱスッキリ旨口のおいしいお酒になりました。

キレがかなりよくなってスッキリしており、むしろ淡めにすら感じました。
しかも酸味が立ち、かなり引き締まりました。


スッキリした燗もうまいけれど、米のうまみしっかりの冷酒もおいしい。
私としては、冷酒のほうが好みかも。
というか、善哉の普通酒が冷酒でおいしいことを発見し、それをお店で供することを決めたチェーン店のそば屋さん(榑木野)は、酒を見る眼が大いにありですね。


ただ、願わくは、お燗瓶のままにしてもらいたかった。
お燗瓶という供し方も、日本の酒文化の一つでしょうから。
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