2024年9月青春18きっぷでの酒集め★被害甚大/嗚呼情けなや☆ [旅:154+]
2024年夏の青春18きっぷ。
残り2回分を使用して、酒集めに出かけてまいりました。
今回は、
戦果は十分ながらも、
被害が甚大となってしまいました。
その状況たるや、あたかも太平洋戦争ソロモン攻防戦における南太平洋海戦の如し。
ただし、前回(2024年7月)の香川県での酒集めにおける惨事のような、敵からの直接的な攻撃は受けてはおりません。
また、道中では、
運命的な出会いがあったものの、
オイラの甲斐性のなさからなにもしてあげられず、
情けなさを痛感したこともございました。
どこへ行ったのか?
戦果はどうだったのか?
被害はどんな状況なのか?
なにが情けなかったのか?
それをこれから解説いたしたいと思います。
はじまり、はじまり!
★☆2024年9月7日(土)★☆
はじめの一歩は、津田沼駅(千葉県船橋市/習志野市)から。
津田沼は「谷津・久々田・鷺沼」の複合地名なんだってさ(今尾恵介『住所と地名の大研究』p,31 2004.3 新潮選書)。
津田沼駅からは、総武快速線に乗車。
4:56発逗子行476F。
東京駅で、東海道本線に乗りかえ。
5:40発沼津行323M。
沼津駅で、8:09発静岡行普通2747Mに乗りかえたのですが・・・、
蒲原駅にて抑止!
由比-興津間の踏切で安全確認だとよ。
16分遅れで、静岡駅に到着。
静岡駅から乗る予定だったのは、9:06発浜松行普通751M。
その751Mの発車を遅らせて、接続は取られていたものの、
以後の行程は崩壊・・・。
しかたがない。
金で解決だ!
静岡駅からは、9:21発こだま707号新大阪行へ乗車。
こだま707号に、浜松駅まで乗車。
当初の行程では、浜松駅からは10:25発の列車に乗る予定だったオイラ。
しかし一本前の10:00発豊橋行普通941Mに乗れてしまった。
在来線の遅れを取り戻しつつも予定より早く到着する新幹線ってどんだけ速いんだ!
豊橋駅で、10:50発新快速大垣行5321Fに乗りかえ。
これも当初の行程より一本早い列車でした。
5321Fの車内にて、昼食。
11;43に、名古屋駅に到着。
結果として時間を稼ぐことができたので、改札外へ出ることにいたしました。
どえりゃあこと人がおるがや!
名鉄百貨店の酒コーナーで、これだけGET!
包装をはがすのがめんどくさかったでよ、許したってちょーでゃあ!
これらは途中で新幹線利用に切り替えたが故に獲得できた戦果だったのでした。
名古屋駅からは、計画どおりの行程に復帰。
12:37発快速みえ9号鳥羽行2909Dに乗って、関西本線経由で紀勢本線へ。
あらかじめ指定席を確保していた酔っぱらい。
指定席と言っても、普通の転換クロスシートですけれど何か。
指定席ですからね、
そりゃ、飲みます罠!
快速みえ号は、
四日市-津間の一部で伊勢鉄道の線路を通るいやがらせシステム。
伊勢鉄道はもともとは国鉄伊勢線で名古屋と伊勢地方とを結ぶ重要路線だったのに、国鉄の怠慢営業による赤字というくだらない理由で廃止&第三セクター化されたバカバカしい路線。
それ故に、JR線にしか乗れない青春18きっぷで快速みえ号に乗車する際は、
伊勢鉄一家にみかじめ料(520円)をぼったくられるシステム。
ところが今回は、なぜか不思議なことに、みかじめ料をせびりには来なかったよ!
快速みえ9号に1時間45分乗って、
多気駅(三重県多気郡多気町)にて下車。
駅舎は、昭和34年製。
それ故か、造りはちがえども、
名鉄左京山駅旧駅舎(土居下仮駅舎の転用)っぽい雰囲気を感じるのはオイラだけ?
その多気駅、
町名を駅名にいただきながらも、周囲にはなにも無し!
時刻は14時前。
つぎの普通列車は、
15:23まで来やしない。
ということで、
タクシー利用。
電話を掛けたら、20分ほどで来ていただけました。
10分ほど乗って、クリスタルタウンへ。
料金は、1,800円。
事前にネットで検索したら2,000円超だったのに、ラッキーでした。
クリスタルタウンのマックスバリュで、これらをGET!
鉾杉杉の子カップ(右)は既出ですが、ラベルが微妙に変わっていたので別カウントか?
マックスバリュを出て、歩いて行った酔っぱらい。
「車はビュンビュン走っているのに、誰も歩いていやしない。」という、田舎あるある。
すべて大嘘だ!
そのせいで、生まれてから今日までどれほど苦しめられてきたことか!
紀勢本線の踏切を渡って、
駅らしきものが見えてまいりました、
その近くにスーパーがありましたが、戦果はなし。
ですがここから後の燃料を補給させていただきました。
やって来たのは、相可(おうか)駅。
多気駅のとなりに位置する相可駅。
多気町の中心は、むしろこっちかも。
一面一線の相可駅。
交換廃止の痕跡あり。
その相可駅からは、15:29発の新宮行普通333Cに乗車。
ここから目的地までが3時間半の乗車と、かなり長いのです。
333Cに乗るやいなや、燃料(固形+揮発性)を補給。
揮発性のほうは一本では足りず、追加で補給。
景色は、はじめのうちは山ばかりでしたが、
川が見えたり、
入江が見えたりした333Cの車窓。
途中、熊野市駅で20分ほど停車。
外へ出て見たものの、
店なんか、ありゃしない。
一軒だけ地元の物産を扱う店があったものの、閉店時刻(18:00)を過ぎておりました。
相可駅から333Cに3時間半乗って、
新宮駅(和歌山県新宮市)に到着。
ここまで、津田沼駅からおよそ14時間の旅。
でも、仕事で拘束されている時間と比べれば、本当にあっちゅう間!
外はもう真っ暗。
それ故今日は、夜の街に繰り出すことなく、コンビニ利用。
ホテルにチェックインし、いただきました。
こうして、新宮での初日は、すぐに更けて行ったのでした。
★☆2024年9月8日(日)★☆
翌朝、
いい天気。
この日は、
新宮の街を思いっきり徘徊し尽くしたのでした。
まずは徐福公園。
ホテルの近くにありました。
秦の始皇帝から、不老長寿の薬を探してこいと命令されてやって来た徐福さん。
でも結局、こっちに住み着いちゃったみたい。
そりゃ、不老長寿の薬なんかあるはずがなく、帰ったら殺されるでしょうからね。
徐福さんのお墓があるんだってさ。
これがお墓。
後世の作なのね。
徐福公園を後にして、さらに徘徊。
川かな?
いいえ。
紀勢本線の線路でした。
ふと見上げると、石垣が。
丹鶴(たんかく)城公園だってさ。
新宮城のことを、丹鶴城っていうのね。
石段が険しそうでしたが、上ってみることにしました。
まだカバンが軽いからね。
石段の整備状態は、次第に悪くなりつつあり、
これ、スベるやつじゃん!
(オマエは話がスベる奴じゃん。)
その後も石段は続き、
もちろん、本丸へ。
ここを上がると、
本丸か?
いやいや!
まだ上があるじゃないですか!
もういいじゃないですか!(日景忠男より)
さらに上を目指して、
上って行った酔っぱらい。
どうやらここが頂上のもよう。
北側には、雄大な熊野川のお姿を、
南側には、新宮駅を一望できました。
この交差点からここまで上がって来たのです。
でもこう見ると、なんかそんなに高くはないんですけどみたいな感じでやってます的な・・・。
これにて、新宮城=丹鶴城の登頂完了。
帰りはこちらの短絡ルートを通ることにしたのですが、
ここには、かつて、
わずか16mのケーブルカーがあったんだってさ。
下から見ても、線形の確認は難しい。
でも下には、麓駅の跡らしき遺構がございました。
ここから上って行ったのでしょう。
足元を見ると、
紀勢本線の線路が。
紀勢本線は、新宮城の真下をトンネルで通過していたのでした。
だからこのトンネルは、“丹鶴トンネル”というらしい。
新宮城への登頂終了。
歩いていると、アーケードがありました。
戦後80年となりつつあるというのに、
新宮は、今でも占領されているのか?
商店街は閉店ガラガラ状態。
でも人がいないし、日差しを避けて歩けるので、オイラには快適でした。
次の目的地が見えてまいりました。
熊野速玉大社。
いいですか、皆さん。
“速玉大社”(はやたまたいしゃ)
ですからね。
(友情出演)
それでは、速玉大社へ参拝いたしましょう。
神門と、手水舎。
神門には、菰樽が。
“太平洋”ってのが、新宮の地酒です。
拝殿にて二礼二拍手一礼。
おかげさまでこうして参拝させていただくことが叶いました。
それに、良い天気をありがとうございました。
合祀された神様がいたり、
摂社末社があったり、
それでは、恒例のおみくじを。
今日は、招き猫おみくじ。
なにが出るかな♪
なにが出るかな♪
ビミョー!
「さらに努力、努力。」って簡単におっしゃいますけれどね、
あたしゃこれまで、これでもかというほど努力してきたと胸を張って言い切れるのに、何一つうまくいかなかったのよね。
だからもう、どうせ努力なんかしてもムダだと思っておりますよ。
「健全で美しい愛情の実りがある」ってのは、たしかにこの後でございました!
でも何もしてあげられなかったけれど。
おみくじと共に、お守りが入っていました。
これはまちがいなく、オイラの一生涯で唯一無二の大親友だったごんちゃん!
旅行時にはいつも、ごんちゃんと一緒に出掛けているつもりです。
今回、はからずもお姿を現してくれて、ありがとう!
御神木の“梛(なぎ)”。
こうして、
熊野速玉大社を後にしたのでした。
時刻は10:15ですけれど、
参拝後に必要不可欠なのは、精進落とし。
川原家横丁へ向かって、
精進落としが無事叶ったのでした。
そのお店で、戦果あり。
しかも新鮮でした。
そのお店の店員さんに、
「比丘尼さんによる熊野詣の解説があるから見ていけ。」
と言われて、酒気帯びで見に行った酔っぱらい。
この絵図を使って、
熊野詣に関する面白いお話をいろいろと聞かせていただきました。
一番面白かったのは、熊野の神様にはそれぞれ、本地仏がいるという話。
本地垂迹説(平安期の国風文化)ってやつですね。
ここからは、新宮の街の徘徊へ。
熊野川の近くまで歩いてまいりました。
その熊野川沿いに蔵を構えるのが、尾﨑酒造さん。
太平洋などの手印を扱う、新宮で唯一の蔵元さんです。
ですが日曜日は定休日。
わかっておりましたから。
とあるスーパーへ突撃し、戦果は上々。
尾﨑酒造さんの製品2種類と、世界一統の純米吟醸を見つけてGET!
スーパーでトイレを利用したのち、外へ出た酔っぱらい。
にゃんこ発見!
近付くと逃げようとしたので、その場で座っていると、
しばらくしてから、向こうから近づいて来てくれました。
きっと、ごんちゃんが「コイツは大丈夫だぞ。」って教えてくれたんだ。
ごんちゃん、ありがとう。
小さいから、女の子かな?
と思ったのですが。
タマタマが付いていたのでオス。
まだ子猫なのでしょう。
地上に降りた天使だ!
遊んでくれてありがとうね。
オイラ、カタギの仕事には就けない甲斐性なしの瘋癲だから、なにもしてあげられなくてごめんね。
にゃんこと別れた酔っぱらい。
次なる目的地は・・・、
浮島の森。
地図で西側に入口らしき場所を確認したのですが、
閉鎖されておりました。
東側へまわったら、
入口がありました。
正式には
“新宮藺沢(いのさわ)浮島植物群落”
っていうんだってさ。
見学料は110円とお手軽価格。
これが浮島の森。
島全体が池の上に浮いていて、そこに植物が群生しているのだとか。
歩いて行くと、何かが池の中へ飛び込む音がする。
カエルだろうと思うものの、姿が見えないので確認できず。
ここから島の中へ入るシステム。
たしかに揺れている!
でも島自体の揺れなのか、それともこの道が(ボロいから)揺れているのかはわからない。
島に降りて揺れを確認してみたいところでしたが、
じっと我慢の子であった。
杉の植生が多いようですが、
シダ植物も生えている。
蛇の穴という、底なし沼。
「原住民が~♪、底なし沼にはまる~♪
おぼれている、原住民の、顔は笑ってる~♪」
(嘉門達夫『ゆけ! ゆけ! 川口浩!!』より)
「すると突然、頭の上から~♪」
(嘉門達夫『ゆけ! ゆけ! 川口浩!!』より)
九死に一生を得たのでした。
探検隊は、浮島からの脱出に成功。
浮島では、双頭の蛇ゴーグも、猿人バーゴンも見つからず。
動物で姿を確認できたのは、金魚だけ。
「いやぁ~楽しかったねぇハッハッハッハ!」
(↑藤岡弘、で)
浮島の森から脱出し、さらに歩いて行くと・・・・!
危ない!
これは罠だ!
甘い罠
「パローレ、パロレ、パローレ♪」
「いつもぼくに本を読ませる。」
(中村晃子/細川俊之『あまい囁き』より)
その甘い罠に、
まんまとはまってしまったのでした。
甘い罠にはまっても、
昼になれば、腹が減る。
そば屋さんを見つけて入店。
オマエたった今、わざと罠にはまって飲んだばっかりじゃないか!
冷やしおろしそば。
噛み応えのあるしっかりした麺。
おろし大根がおいしい!
これだけでつまみになるよ。
ビールとバッチリ。
ごちそうさまでした。
最後に訪問したスーパーで、和歌山のお茶と醤油とをGET!
昨日の夜に訪問したローソンで、
これだけGET!
ここにあることと、それらがみな新鮮であることとを、昨日の夜に確認済だったのでした。
本日の徘徊はこれにて終了。
ホテルに戻って、着替えをして、
新宮の夜の街へと繰り出したのでした。
私が選んだのは、
“呑み喰い処 吉”さん。
まずはビールとお通し。
茄子味噌炒め。
パセリにつけてもおいしい。
野菜サラダ(ごまドレッシング)
やっぱり野菜が美味しいよね!
野菜のおいしさは、地方へ出かけた際の楽しみの一つです。
美味しすぎて、あっちゅう間。
ビールも開けて、燗酒(白鹿一合)を注文したのですが、
撮影を忘れて飲んでしまいましたことを深くお詫び申し上げます。
<(_ _)>
アジフライ。
揚げたて!
美味しいに決まっているじゃないですか。
枝豆豆腐。
ごま豆腐みたいにプルプル。
豆の風味ふんわり。
白鹿一合を空けて、海童ロック。
芋の風味豊かなのに、重くない。甘みもしっかり。
焼ねぎポン酢。
葱が主役で肉は脇役の名コンビ。
ねぎのうまみに、カリカリ肉のうまみがバッチリ。
鯵のばってら。
鯵のうまみだけでなく、こんぶのうまみもしっかり。
臭みゼロ。ものすごくおいしい。
みそ汁。
出汁がしっかりなのに、とても上品。
みそ汁だけは自分で作った方がおいしいと思っておりましたが、これには負けました。
ばってらとみそ汁。
最後に最高の取り合わせでした。
なにもかもが美味しかった。
“呑み喰い処 吉”さん、堪能させていただきました。
いっぱいになったお腹を抱えながら、ホテルへ戻って行った酔っぱらい。
途中、
トイレへ行きたくなり、
昼間立ち寄ったスーパーへ。
用を足し、
スーパーから出てみると、
昼間遊んでくれたにゃんこを発見!
覚えていてくれたのか、近づいて来てくれました。
爪は立てるが、けっして力は入れない。
噛むけれど、甘噛み。
本当におりこうだ!
自分の情けなさを痛感した。
こんな趣味を続ける余力があるならば、それをこの子の飼育に充てるべきだろうに。
なにもしてあげられなくて、ごめん。
こんな趣味なんかここでスパッとやめて、この子を育てるべきではないのか?
その決断ができないまま、自分の情けなさを嘆くのみ。
でも、この趣味を続けていたからこそ、ここ新宮へ来て、この子との邂逅が叶ったんだよな。
それにカタギの仕事には就けない甲斐性なしの瘋癲なんかに育てられるよりも、もっと裕福な家のまともな人に拾われたほうがよいのかも。
自己嫌悪に陥った、新宮での夜。
そうして、新宮での2日目は、更けて行ったのでした。
★☆2024年9月9日(月)★☆
3日目の朝。
この日は、新宮駅から列車に乗って、一昨日来た道を引き返すのみ。
もう一度だけ猫に会いに行こうかと思いましたが、帰れなくなりそうなのでやめました。
新宮駅からは、
6:03発多気行普通324Cに乗車。
多気駅までは、ロングシートで3時間。
パンパンになったカバンを抱えつつ、乗って行ったのでした。
熊野川を渡れば、そこはもう三重県。
3時間乗って、多気駅へ到着。
多気駅からは、9:36発快速みえ6号名古屋行2906Dに乗車。
復路も指定席。
閑散期なので200円引。
飲んで気を抜いていたら・・・、
伊勢鉄一家が、みかじめ料をせびりに来やがった。
しかもエラそうに、
取り立てを、JR東海の車掌さんにやらせていやがった!
快速みえ6号に名古屋駅まで乗って、東海道本線に乗りかえ。
11:16発新快速豊橋行2324Fでした。
豊橋駅で、
12:25発浜松行普通956Mに乗りかえ。
浜松駅で、
13:08発熱海行普通464Mに乗りかえ、
ようとしたのですが・・・・、
またしても大迷惑!
今度は運転再開までかなり待たされやがるの!
世の中、バカが多くて疲れません?
(桃井かおり@チョコラBBドリンクCM)
なんかもう、どうでもいいわ。
散財だ、散財だ!
必要以上に散財だ!!
12:25発こだま718号東京行に乗って、
飲み食いしながら帰ったとさ。
不機嫌な酔っぱらいだったのでした。
戦果はこちら。
これだけの戦果を得るために、1万円以上の予定外出費を余儀なくされたのでした。
残り2回分を使用して、酒集めに出かけてまいりました。
今回は、
戦果は十分ながらも、
被害が甚大となってしまいました。
その状況たるや、あたかも太平洋戦争ソロモン攻防戦における南太平洋海戦の如し。
ただし、前回(2024年7月)の香川県での酒集めにおける惨事のような、敵からの直接的な攻撃は受けてはおりません。
また、道中では、
運命的な出会いがあったものの、
オイラの甲斐性のなさからなにもしてあげられず、
情けなさを痛感したこともございました。
どこへ行ったのか?
戦果はどうだったのか?
被害はどんな状況なのか?
なにが情けなかったのか?
それをこれから解説いたしたいと思います。
はじまり、はじまり!
★☆2024年9月7日(土)★☆
はじめの一歩は、津田沼駅(千葉県船橋市/習志野市)から。
津田沼は「谷津・久々田・鷺沼」の複合地名なんだってさ(今尾恵介『住所と地名の大研究』p,31 2004.3 新潮選書)。
津田沼駅からは、総武快速線に乗車。
4:56発逗子行476F。
東京駅で、東海道本線に乗りかえ。
5:40発沼津行323M。
沼津駅で、8:09発静岡行普通2747Mに乗りかえたのですが・・・、
蒲原駅にて抑止!
由比-興津間の踏切で安全確認だとよ。
16分遅れで、静岡駅に到着。
静岡駅から乗る予定だったのは、9:06発浜松行普通751M。
その751Mの発車を遅らせて、接続は取られていたものの、
以後の行程は崩壊・・・。
しかたがない。
金で解決だ!
静岡駅からは、9:21発こだま707号新大阪行へ乗車。
こだま707号に、浜松駅まで乗車。
当初の行程では、浜松駅からは10:25発の列車に乗る予定だったオイラ。
しかし一本前の10:00発豊橋行普通941Mに乗れてしまった。
在来線の遅れを取り戻しつつも予定より早く到着する新幹線ってどんだけ速いんだ!
豊橋駅で、10:50発新快速大垣行5321Fに乗りかえ。
これも当初の行程より一本早い列車でした。
5321Fの車内にて、昼食。
11;43に、名古屋駅に到着。
結果として時間を稼ぐことができたので、改札外へ出ることにいたしました。
どえりゃあこと人がおるがや!
名鉄百貨店の酒コーナーで、これだけGET!
包装をはがすのがめんどくさかったでよ、許したってちょーでゃあ!
これらは途中で新幹線利用に切り替えたが故に獲得できた戦果だったのでした。
名古屋駅からは、計画どおりの行程に復帰。
12:37発快速みえ9号鳥羽行2909Dに乗って、関西本線経由で紀勢本線へ。
あらかじめ指定席を確保していた酔っぱらい。
指定席と言っても、普通の転換クロスシートですけれど何か。
指定席ですからね、
そりゃ、飲みます罠!
快速みえ号は、
四日市-津間の一部で伊勢鉄道の線路を通るいやがらせシステム。
伊勢鉄道はもともとは国鉄伊勢線で名古屋と伊勢地方とを結ぶ重要路線だったのに、国鉄の怠慢営業による赤字というくだらない理由で廃止&第三セクター化されたバカバカしい路線。
それ故に、JR線にしか乗れない青春18きっぷで快速みえ号に乗車する際は、
伊勢鉄一家にみかじめ料(520円)をぼったくられるシステム。
ところが今回は、なぜか不思議なことに、みかじめ料をせびりには来なかったよ!
?
じゃなくて、
つ
津
快速みえ9号に1時間45分乗って、
多気駅(三重県多気郡多気町)にて下車。
駅舎は、昭和34年製。
それ故か、造りはちがえども、
名鉄左京山駅旧駅舎(土居下仮駅舎の転用)っぽい雰囲気を感じるのはオイラだけ?
その多気駅、
町名を駅名にいただきながらも、周囲にはなにも無し!
時刻は14時前。
つぎの普通列車は、
15:23まで来やしない。
ということで、
タクシー利用。
電話を掛けたら、20分ほどで来ていただけました。
10分ほど乗って、クリスタルタウンへ。
料金は、1,800円。
事前にネットで検索したら2,000円超だったのに、ラッキーでした。
クリスタルタウンのマックスバリュで、これらをGET!
鉾杉杉の子カップ(右)は既出ですが、ラベルが微妙に変わっていたので別カウントか?
マックスバリュを出て、歩いて行った酔っぱらい。
「車はビュンビュン走っているのに、誰も歩いていやしない。」という、田舎あるある。
すべて大嘘だ!
そのせいで、生まれてから今日までどれほど苦しめられてきたことか!
紀勢本線の踏切を渡って、
駅らしきものが見えてまいりました、
その近くにスーパーがありましたが、戦果はなし。
ですがここから後の燃料を補給させていただきました。
やって来たのは、相可(おうか)駅。
多気駅のとなりに位置する相可駅。
多気町の中心は、むしろこっちかも。
一面一線の相可駅。
交換廃止の痕跡あり。
その相可駅からは、15:29発の新宮行普通333Cに乗車。
ここから目的地までが3時間半の乗車と、かなり長いのです。
333Cに乗るやいなや、燃料(固形+揮発性)を補給。
揮発性のほうは一本では足りず、追加で補給。
景色は、はじめのうちは山ばかりでしたが、
川が見えたり、
入江が見えたりした333Cの車窓。
途中、熊野市駅で20分ほど停車。
外へ出て見たものの、
店なんか、ありゃしない。
一軒だけ地元の物産を扱う店があったものの、閉店時刻(18:00)を過ぎておりました。
相可駅から333Cに3時間半乗って、
新宮駅(和歌山県新宮市)に到着。
ここまで、津田沼駅からおよそ14時間の旅。
でも、仕事で拘束されている時間と比べれば、本当にあっちゅう間!
外はもう真っ暗。
それ故今日は、夜の街に繰り出すことなく、コンビニ利用。
ホテルにチェックインし、いただきました。
こうして、新宮での初日は、すぐに更けて行ったのでした。
★☆2024年9月8日(日)★☆
翌朝、
いい天気。
この日は、
新宮の街を思いっきり徘徊し尽くしたのでした。
まずは徐福公園。
ホテルの近くにありました。
秦の始皇帝から、不老長寿の薬を探してこいと命令されてやって来た徐福さん。
でも結局、こっちに住み着いちゃったみたい。
そりゃ、不老長寿の薬なんかあるはずがなく、帰ったら殺されるでしょうからね。
徐福さんのお墓があるんだってさ。
これがお墓。
後世の作なのね。
徐福公園を後にして、さらに徘徊。
川かな?
いいえ。
紀勢本線の線路でした。
ふと見上げると、石垣が。
丹鶴(たんかく)城公園だってさ。
新宮城のことを、丹鶴城っていうのね。
石段が険しそうでしたが、上ってみることにしました。
まだカバンが軽いからね。
石段の整備状態は、次第に悪くなりつつあり、
これ、スベるやつじゃん!
(オマエは話がスベる奴じゃん。)
その後も石段は続き、
もちろん、本丸へ。
ここを上がると、
本丸か?
いやいや!
まだ上があるじゃないですか!
もういいじゃないですか!(日景忠男より)
さらに上を目指して、
上って行った酔っぱらい。
どうやらここが頂上のもよう。
北側には、雄大な熊野川のお姿を、
南側には、新宮駅を一望できました。
この交差点からここまで上がって来たのです。
でもこう見ると、なんかそんなに高くはないんですけどみたいな感じでやってます的な・・・。
これにて、新宮城=丹鶴城の登頂完了。
帰りはこちらの短絡ルートを通ることにしたのですが、
ここには、かつて、
わずか16mのケーブルカーがあったんだってさ。
下から見ても、線形の確認は難しい。
でも下には、麓駅の跡らしき遺構がございました。
ここから上って行ったのでしょう。
足元を見ると、
紀勢本線の線路が。
紀勢本線は、新宮城の真下をトンネルで通過していたのでした。
だからこのトンネルは、“丹鶴トンネル”というらしい。
新宮城への登頂終了。
歩いていると、アーケードがありました。
戦後80年となりつつあるというのに、
新宮は、今でも占領されているのか?
商店街は閉店ガラガラ状態。
でも人がいないし、日差しを避けて歩けるので、オイラには快適でした。
次の目的地が見えてまいりました。
熊野速玉大社。
いいですか、皆さん。
“速玉大社”(はやたまたいしゃ)
ですからね。
(友情出演)
それでは、速玉大社へ参拝いたしましょう。
神門と、手水舎。
神門には、菰樽が。
“太平洋”ってのが、新宮の地酒です。
拝殿にて二礼二拍手一礼。
おかげさまでこうして参拝させていただくことが叶いました。
それに、良い天気をありがとうございました。
合祀された神様がいたり、
摂社末社があったり、
それでは、恒例のおみくじを。
今日は、招き猫おみくじ。
なにが出るかな♪
なにが出るかな♪
ビミョー!
「さらに努力、努力。」って簡単におっしゃいますけれどね、
あたしゃこれまで、これでもかというほど努力してきたと胸を張って言い切れるのに、何一つうまくいかなかったのよね。
だからもう、どうせ努力なんかしてもムダだと思っておりますよ。
「健全で美しい愛情の実りがある」ってのは、たしかにこの後でございました!
でも何もしてあげられなかったけれど。
おみくじと共に、お守りが入っていました。
これはまちがいなく、オイラの一生涯で唯一無二の大親友だったごんちゃん!
旅行時にはいつも、ごんちゃんと一緒に出掛けているつもりです。
今回、はからずもお姿を現してくれて、ありがとう!
御神木の“梛(なぎ)”。
こうして、
熊野速玉大社を後にしたのでした。
時刻は10:15ですけれど、
参拝後に必要不可欠なのは、精進落とし。
川原家横丁へ向かって、
精進落としが無事叶ったのでした。
そのお店で、戦果あり。
しかも新鮮でした。
そのお店の店員さんに、
「比丘尼さんによる熊野詣の解説があるから見ていけ。」
と言われて、酒気帯びで見に行った酔っぱらい。
この絵図を使って、
熊野詣に関する面白いお話をいろいろと聞かせていただきました。
一番面白かったのは、熊野の神様にはそれぞれ、本地仏がいるという話。
本地垂迹説(平安期の国風文化)ってやつですね。
ここからは、新宮の街の徘徊へ。
熊野川の近くまで歩いてまいりました。
その熊野川沿いに蔵を構えるのが、尾﨑酒造さん。
太平洋などの手印を扱う、新宮で唯一の蔵元さんです。
ですが日曜日は定休日。
わかっておりましたから。
とあるスーパーへ突撃し、戦果は上々。
尾﨑酒造さんの製品2種類と、世界一統の純米吟醸を見つけてGET!
スーパーでトイレを利用したのち、外へ出た酔っぱらい。
にゃんこ発見!
近付くと逃げようとしたので、その場で座っていると、
しばらくしてから、向こうから近づいて来てくれました。
きっと、ごんちゃんが「コイツは大丈夫だぞ。」って教えてくれたんだ。
ごんちゃん、ありがとう。
小さいから、女の子かな?
と思ったのですが。
タマタマが付いていたのでオス。
まだ子猫なのでしょう。
地上に降りた天使だ!
遊んでくれてありがとうね。
オイラ、カタギの仕事には就けない甲斐性なしの瘋癲だから、なにもしてあげられなくてごめんね。
にゃんこと別れた酔っぱらい。
次なる目的地は・・・、
浮島の森。
地図で西側に入口らしき場所を確認したのですが、
閉鎖されておりました。
東側へまわったら、
入口がありました。
正式には
“新宮藺沢(いのさわ)浮島植物群落”
っていうんだってさ。
見学料は110円とお手軽価格。
これが浮島の森。
島全体が池の上に浮いていて、そこに植物が群生しているのだとか。
歩いて行くと、何かが池の中へ飛び込む音がする。
カエルだろうと思うものの、姿が見えないので確認できず。
ここから島の中へ入るシステム。
たしかに揺れている!
でも島自体の揺れなのか、それともこの道が
島に降りて揺れを確認してみたいところでしたが、
じっと我慢の子であった。
杉の植生が多いようですが、
シダ植物も生えている。
蛇の穴という、底なし沼。
「原住民が~♪、底なし沼にはまる~♪
おぼれている、原住民の、顔は笑ってる~♪」
(嘉門達夫『ゆけ! ゆけ! 川口浩!!』より)
「すると突然、頭の上から~♪」
(嘉門達夫『ゆけ! ゆけ! 川口浩!!』より)
九死に一生を得たのでした。
探検隊は、浮島からの脱出に成功。
浮島では、双頭の蛇ゴーグも、猿人バーゴンも見つからず。
動物で姿を確認できたのは、金魚だけ。
「いやぁ~楽しかったねぇハッハッハッハ!」
(↑藤岡弘、で)
浮島の森から脱出し、さらに歩いて行くと・・・・!
危ない!
これは罠だ!
甘い罠
「パローレ、パロレ、パローレ♪」
「いつもぼくに本を読ませる。」
(中村晃子/細川俊之『あまい囁き』より)
その甘い罠に、
まんまとはまってしまったのでした。
甘い罠にはまっても、
昼になれば、腹が減る。
そば屋さんを見つけて入店。
オマエたった今、わざと罠にはまって飲んだばっかりじゃないか!
冷やしおろしそば。
噛み応えのあるしっかりした麺。
おろし大根がおいしい!
これだけでつまみになるよ。
ビールとバッチリ。
ごちそうさまでした。
最後に訪問したスーパーで、和歌山のお茶と醤油とをGET!
昨日の夜に訪問したローソンで、
これだけGET!
ここにあることと、それらがみな新鮮であることとを、昨日の夜に確認済だったのでした。
本日の徘徊はこれにて終了。
ホテルに戻って、着替えをして、
新宮の夜の街へと繰り出したのでした。
私が選んだのは、
“呑み喰い処 吉”さん。
まずはビールとお通し。
茄子味噌炒め。
パセリにつけてもおいしい。
野菜サラダ(ごまドレッシング)
やっぱり野菜が美味しいよね!
野菜のおいしさは、地方へ出かけた際の楽しみの一つです。
美味しすぎて、あっちゅう間。
ビールも開けて、燗酒(白鹿一合)を注文したのですが、
撮影を忘れて飲んでしまいましたことを深くお詫び申し上げます。
<(_ _)>
アジフライ。
揚げたて!
美味しいに決まっているじゃないですか。
枝豆豆腐。
ごま豆腐みたいにプルプル。
豆の風味ふんわり。
白鹿一合を空けて、海童ロック。
芋の風味豊かなのに、重くない。甘みもしっかり。
焼ねぎポン酢。
葱が主役で肉は脇役の名コンビ。
ねぎのうまみに、カリカリ肉のうまみがバッチリ。
鯵のばってら。
鯵のうまみだけでなく、こんぶのうまみもしっかり。
臭みゼロ。ものすごくおいしい。
みそ汁。
出汁がしっかりなのに、とても上品。
みそ汁だけは自分で作った方がおいしいと思っておりましたが、これには負けました。
ばってらとみそ汁。
最後に最高の取り合わせでした。
なにもかもが美味しかった。
“呑み喰い処 吉”さん、堪能させていただきました。
いっぱいになったお腹を抱えながら、ホテルへ戻って行った酔っぱらい。
途中、
トイレへ行きたくなり、
昼間立ち寄ったスーパーへ。
用を足し、
スーパーから出てみると、
昼間遊んでくれたにゃんこを発見!
覚えていてくれたのか、近づいて来てくれました。
爪は立てるが、けっして力は入れない。
噛むけれど、甘噛み。
本当におりこうだ!
自分の情けなさを痛感した。
こんな趣味を続ける余力があるならば、それをこの子の飼育に充てるべきだろうに。
なにもしてあげられなくて、ごめん。
こんな趣味なんかここでスパッとやめて、この子を育てるべきではないのか?
その決断ができないまま、自分の情けなさを嘆くのみ。
でも、この趣味を続けていたからこそ、ここ新宮へ来て、この子との邂逅が叶ったんだよな。
それにカタギの仕事には就けない甲斐性なしの瘋癲なんかに育てられるよりも、もっと裕福な家のまともな人に拾われたほうがよいのかも。
自己嫌悪に陥った、新宮での夜。
そうして、新宮での2日目は、更けて行ったのでした。
★☆2024年9月9日(月)★☆
3日目の朝。
この日は、新宮駅から列車に乗って、一昨日来た道を引き返すのみ。
もう一度だけ猫に会いに行こうかと思いましたが、帰れなくなりそうなのでやめました。
新宮駅からは、
6:03発多気行普通324Cに乗車。
多気駅までは、ロングシートで3時間。
パンパンになったカバンを抱えつつ、乗って行ったのでした。
熊野川を渡れば、そこはもう三重県。
3時間乗って、多気駅へ到着。
多気駅からは、9:36発快速みえ6号名古屋行2906Dに乗車。
復路も指定席。
閑散期なので200円引。
飲んで気を抜いていたら・・・、
伊勢鉄一家が、みかじめ料をせびりに来やがった。
しかもエラそうに、
取り立てを、JR東海の車掌さんにやらせていやがった!
?
じゃなくて、
つ
津
快速みえ6号に名古屋駅まで乗って、東海道本線に乗りかえ。
11:16発新快速豊橋行2324Fでした。
豊橋駅で、
12:25発浜松行普通956Mに乗りかえ。
浜松駅で、
13:08発熱海行普通464Mに乗りかえ、
ようとしたのですが・・・・、
またしても大迷惑!
今度は運転再開までかなり待たされやがるの!
世の中、バカが多くて疲れません?
(桃井かおり@チョコラBBドリンクCM)
なんかもう、どうでもいいわ。
散財だ、散財だ!
必要以上に散財だ!!
12:25発こだま718号東京行に乗って、
飲み食いしながら帰ったとさ。
不機嫌な酔っぱらいだったのでした。
戦果はこちら。
これだけの戦果を得るために、1万円以上の予定外出費を余儀なくされたのでした。