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【お酒】2244.川鶴 極びえ冷酒 300ml [37.香川県の酒:5+]

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製造者 川鶴酒造株式会社
香川県観音寺市本大町八三六

品目 日本酒
内容量 300ml
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
アルコール分 14度
(以上、ラベルより転記)




香川県の最西端に位置する観音寺市。
そこに蔵を置くのが、川鶴酒造さん。
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そのお酒は、これまでに以下の物をいただいております。
【お酒】2333.川鶴 福招く はっぴぃかっぷ
【お酒】2334.川鶴 開運 はっぴぃかっぷ

今日いただくこの川鶴は、
“極びえ冷酒”だってさ。
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なるほど。
冷やして極立つ味わい」だから、“極びえ冷酒”なのですね。
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しかもその味わいは、
“しっかり コクうま”なんだってさ。
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品質表示はこちら。
特定名称は、どこにも表示されておりませんでした。
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普通酒でしょうけれど、“極びえ冷酒”の名のとおり、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、無色透明でした。
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盃に鼻を近づけると、フレッシュな風味をかすかに感じます。
含むとそれが口の中でふわりと広がります。

うまみはやや淡めですが、しっかりしています。
米のうまみに厚みを少し感じ、それが舌の上を滑るように喉へ向かって流れて行きます。
熟成感はなく、酒臭さもなし。
苦みがあって、少し強めで鋭さを感じます。
キレはそれほどでもなく、苦みが残ります。

酸味はひかえめ。
すっぱさはほとんど感じません。
ちょいスーですが、ピリはなし。

甘みはひかえめ。
存在はわかるものの、幅はなくかなり弱めです。


ちょい爽快のやや淡麗でちょい苦ちょいスー旨辛口のおいしいお酒でした。

冷酒らしいフレッシュな風味がありましたが、弱めでむしろちょうどよい感じでした。
やや淡めながらも米のうまみしっかりで、飲み応えを感じました。
苦みが効いていて後味として残りましたが、雑味というよりもむしろお酒の味を引き締めているようでした。
しかも辛口で、キリッとしておりました。
キレはそれほどでもなく、苦みが残りましたが、ちょいスーがそれを緩和してくれているように感じました。

これはうまいね。
海の夏酒でしょう。
上等なお刺身と合わせたらきっとおいしさ倍増だったことでしょう。





その川鶴極びえ冷酒と合わせた今日のエサはこちら。


奈良漬。
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切っただけ。
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これ合うね。
辛口のお酒が、奈良漬の甘みといい感じでした。
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もやし。
ああそうだよ!、徘徊ばかりしているから金がないんだよ!
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安いスペイン産豚肉。
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冷蔵庫の残り物野菜。
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今日が賞味期限の油揚げ。
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卵2個を使って、
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マーミナーチャンプルー(もやし炒め)。
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いつもの味。
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ごちそうさまでした。
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【お酒】2243.志賀泉 純米吟醸 湧き水仕込 180ml [20.長野県の酒:158+]

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志賀泉酒造株式会社
長野県中野市東山3番1号

清酒
原材料名/米(国産)・米麹(国産米)
アルコール分15度/精米歩合58%
180ml詰

長野県原産地呼称管理制度による表示
分類 純米吟醸
原材料名 長野県産ひとごこち
精米歩合 58%
醸造地 長野県中野市
採水地 長野県木島平村
製造年月 6.3
(以上、ラベルより転記)




長野県へ行った際には、少しずつ入手させていただいている“楽國信州”シリーズの一合瓶。
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志賀泉酒造さんのお酒は、かつて以下の物をいただいております。
【お酒】1676.志賀泉 180ml
【お酒】1684.志賀泉 カップ

今日いただくこのお酒は、純米吟醸。
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“湧き水仕込”なんだってさ。
逆に“水道水仕込”ってほうが珍しいと思うよ。
(東京港醸造さん(東京都港区)が水道水仕込だったっけ?)
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品質表示はこちら。
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“原材料”の後ろに“名”って追記?。
どちらでも、意味には大差はないと思いますけれどね。
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それではいただきましょう。
純米吟醸ですから、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、ほとんどわからない程度でした。
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香りはゼロ。
まったくなし。

うまみはやや濃いめ。
米のうまみに厚みを少し感じます。
酒臭さ(ほめ言葉;以下同じ)もほんのりと感じますね。
苦みや雑味はゼロ。
じゅんまいなのにキレはよく、スッと引きます。

酸味はややひかえめ。
すっぱさはわかるものの、弱め。
ちょいスーですが、ピリはなし。

あまみはややはっきり。
強くはないものの、幅を少し感じる甘みが前に出て来ます。


やや濃醇でちょいスースッキリ旨やや甘口のおいしいお酒でした。

香りはないものの、米のうまみしっかりに酒臭さほんのりで、飲み応えありました。
苦みや雑味がないのは、吟醸酒たる所以でしょうか。
しかもそれでいてキレがよく、ちょいスーも相俟って後味スッキリ。
甘みは程よく、味を和らげてくれておりました。

香りではなく、味で勝負する吟醸酒。
かなりうまいね!
しっかりしているのに穏やかな、山の酒でしょう。

【お酒】2242.秀よし アルミ缶 180ml(「駅カード」デザインラベル) [05.秋田県の酒:104+]

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製造者 (名)鈴木酒造店
秋田県大仙市長野字二日町九

日本酒
内容量180ml
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
精米歩合 65%
アルコール分 14度
(以上、ラベルより転記)




鈴木酒造店さんのお酒は、これまでに以下の物をいただいております。
【お酒】399.秀よし 本醸造 カップ
【お酒】459.秀よし 本醸造 生貯蔵酒 300ml
【お酒】1411.賢人 本醸造酒 濁り酒 180ml
【お酒】1412.秀よし 純米酒 180ml
【お酒】2312.秀よしカップ 秋田内陸線 本醸造酒
【お酒】2315.秋田秀よし 純米酒 お花見缶 一番
【お酒】2316.秀よし 純米酒 お花見缶 二番
【お酒】2326.秀よし 本醸造 全国花火競技大会記念缶 花火の街 大曲
【お酒】2330.秀よし 本醸造 みちのく角館 武家桜 カップ

今日いただくこのアルミ缶のお酒は、
「駅カード」デザインなんだってさ。
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このお酒、
品質表示に精米歩合の表示こそあるものの、
特定名称はどこにも表示されておりませんでした。
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本醸造や純米酒、吟醸酒などの特定名称は、一定の「製法品質の要件に該当するものであるとき、当該清酒の容器又は包装に表示できるものとする。」(※1)と定められておりますから、その表示は任意であり、かつ、たとえ要件に該当していても表示しない限り特定名称酒とは扱われないのですよ。

ま、そんなこと、どーでもいいんですけれどね!(みつまJAPAN’より)


それではいただきます。
普通酒ですから(キッパリ!)、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。
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香りはなし。

うまみはやや淡めでしょう。
最初に酒臭さ(ほめ言葉;以下同じ)をほんのりと感じ、それに米の風味がふんわりと続きます。
軽い渋みをかすかに感じます。
熟成感はないみたいです。
キレはよく、スッと引きます。

酸味ははっきり!
すっぱさは少し強めで鋭さを感じます。
それに、酸味自体に深みを少し感じます。
ちょいスーですが、ピリはなし。

甘みはややはっきり、否、ちょいはっきり。
それほど強くはなく、かつ前には出て来ません。
それでも幅を少し感じます。


やや淡麗でちょいすっぱちょい深ちょいスースッキリ旨口のおいしいお酒でした。

本醸造よりも淡めで枯れていないものの、純米酒と異なり酒臭さを感じました。
それでも酸味の深みがあったおかげか、飲み応えはかなり感じました。

これ、本当に普通酒なのかも?
とすれば、本醸造よりも純米酒よりも、これが一番おいしいと思います。


(※1)清酒の製法品質表示基準(平成元年11月22日 国税庁告示第8号)1

[ワイン]24.信州MONTLACS(信州ワイン モンラック 赤) 180ml [999920.長野県のワイン:13+]

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発売元 株式会社ジェイアール東日本商事
東京都渋谷区代々木2-4-1
製造者 株式会社井筒ワイン
長野県塩尻市大字宗賀1298-187

日本ワイン
原材料名 ぶどう(長野県産)/酸化防止剤(亜硫酸塩)
内容量 180ml
アルコール分 12.5%
(以上、ラベルより転記)




井筒ワインさんのワインは、これまでに以下のものをいただいております。
[ワイン]6.イヅツカップワイン 赤
[ワイン]7.メルロー2020
[ワイン]8.シャルドネ2021
[ワイン]14.信州産ワイン蔵だより 赤 コンコード
[ワイン]15.信州産ワイン蔵だより ナイヤガラ
[ワイン]16.信州産ワイン蔵だより ロゼ コンコード
ワイン]23.信州MONTLACS(信州ワイン モンラック 白) 180ml

今日いただくこのワインも、
昨日と同じく、“信州MONTLACS”。
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今日のは、赤ワイン。
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品質表示はまったく同じ。
赤もやはり、長野県産ぶどうを100%使用した日本ワインでした。
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それではいただきましょう。
冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

色は、かなり深いですね。
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上立ち香はなし。

ぶどうの風味は濃いね。どっしとしています。
土っぽさ=ミネラル感があって、少しはっきりしています。
渋みも然り。
それでもキレはそれなりに良いみたいです。

酸味はややはっきり。
それほど強くはないものの、鋭さを少し感じます。
でも、深みのほうがよくわかります。

甘みはひかえめ。
かなり弱めです。


どっしりなのにスッキリ辛口のおいしい赤ワインでした。

ぶどうの風味が強く、酸味の深みも相俟って、けっこうどっしりした感じでした。
土っぽさや渋みはありましたが、突出してはおりませんでした。
でもそれにしてはキレがよく、後味はスッキリしておりました。
しかも辛口、それ故に飲みやすく感じたのかも。

おいしいね。
満足感バッチリでした。

[ワイン]23.信州MONTLACS(信州ワイン モンラック 白) 180ml [999920.長野県のワイン:13+]

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発売元 株式会社ジェイアール東日本商事
東京都渋谷区代々木2-4-1
製造者 株式会社井筒ワイン
長野県塩尻市大字宗賀1298-187

日本ワイン
原材料名 ぶどう(長野県産)/酸化防止剤(亜硫酸塩)
内容量 180ml
アルコール分 12.5%
(以上、ラベルより転記)




井筒ワインさんのワインは、これまでに以下のものをいただいております。
[ワイン]6.イヅツカップワイン 赤
[ワイン]7.メルロー2020
[ワイン]8.シャルドネ2021
[ワイン]14.信州産ワイン蔵だより 赤 コンコード
[ワイン]15.信州産ワイン蔵だより ナイヤガラ
[ワイン]16.信州産ワイン蔵だより ロゼ コンコード

今日いただくこのワインは、
“信州MONTLACS”だってさ。
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能書きがありました。
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長野県産ぶどうを100%使用した日本ワイン。
どうやらJR東日本が企画して造らせたものみたいですね。
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それではいただきましょう。
もちろん、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

色はこんな感じ。
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グラスに注ぐと、ぶどうの香りをかすかに感じます。
含むと口の中で穏やかに広がって鼻へ抜けます。

ぶどうの味は少し濃いめ。どっしり感を少しだけ感じます。
軽いミネラル感と、軽い苦みとも、それぞれ少しずつあるみたい。
キレはよく、スッと引きます。

酸味はややはっきり。
少し鋭いものの、それほど強くはないみたいです。

甘みはややひかえめ。
一応わかるものの、弱めです。


味のバランスがよい、しっかりスッキリやや辛口のおいしい白ワインでした。

味しっかりしており、かつ複雑で様々な要素を感じることができました。
しかしそれぞれが突出することはなく、バランスよくまとまっているようでした。
しかもキレがよく、スッキリしておりました。
やや辛口だったところも、好印象でした。

おいしいと思います。

【お酒】2241.天野酒 吟醸 300ml [27.大阪府の酒:2+]

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西條合資会社
大阪府河内長野市長野町12-18

日本酒
300ml
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
アルコール分 15度以上16度未満
精米歩合 55%
(以上、ラベルより転記)




昨日いただいた【お酒】2240.天野酒 純米吟醸 300mlにひきつづき、
今日も“天野酒(あまのさけ)”をいただきます。

今日いただくこの天野酒は、アル添吟醸酒。
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精米歩合は【お酒】2240.天野酒 純米吟醸 300mlより高精白。
アル添ですが、度数はこちらの方が低めということは、淡麗なのかな。
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それではいただきます。
吟醸酒ですから、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、ほとんどわからないくらいでした。
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香りなし。
含むとフレッシュな風味を少し感じるかな。

うまみはやや淡めですが、淡めなりにしっかり。
米のうまみそのもので、厚みを少し感じるもののどっしりとはしていないみたいです。
酒臭さなし、熟成感もなし。
苦みがあって、強くはないものの鋭いですね。
キレはよく、スッと引きます。

酸味はややひかえめ。
すっぱさは、存在はわかるものの弱めです。
スーはなく、ピリはかすかかな?

甘みはややはっきりでしょう。
弱めながらも幅を感じる甘みを口を付けたときから喉を通るまでの間ずっと感じます。


ちょい爽快のやや淡麗でちょい苦スッキリ旨やや甘口のおいしいお酒でした。

【お酒】2240.天野酒 純米吟醸 300mlと味の基本は同じでした。
しかしこちらのほうがやや淡めで、かつキレが良くてスッキリしていました。
一方でこちらは“やや甘口”と評しましたが、もしかしたら添加されたアルコールによってもたらされた甘みなのかも。
【お酒】2240.天野酒 純米吟醸 300mlと同じくちょい苦で荒々しさはありましたが、キレがよいせいかそれほど気にはならず、かつ甘みがそれを和らげてくれているように感じました。

これはうまいね。
アル添の利点(軽さ・キレのよさ↑)がいい感じに働いてくれておりましたよ。
あたしゃこっちのほうが好みですわ。
スイスイと行けてしまい、あっちゅう間でございましたとさ。
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その天野酒アル添吟醸酒と合わせた今日のエサはこちら。


昨日使用したがりが残っていたので、
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今日はきゅうりと合わせてみました。
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イマイチ!
青臭さと水っぽさとが目立つだけで、うまみがない。
トマトのほうが断然おいしいわ。
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なすがおいしそうだったので、買ってしまいました。
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さば缶とあわせて、
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麦味噌を使って、
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なすとさば缶のみそ炒め。
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これはおいしい!
しょうがと青ネギとを合わせたのも正解でした。
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ごちそうさまでした。
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【お酒】2240.天野酒 純米吟醸 300ml [27.大阪府の酒:2+]

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製造者 西條合資会社
大阪府河内長野市長野町一二-一八

日本酒
300ml
原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)
アルコール分16度以上17度未満
精米歩合/60%
(以上、ラベルより転記)




大阪府河内長野市。
河内長野駅(南海高野線/近鉄長野線)があるあたりが、その中心地でしょうか?
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河内長野駅のすぐそばには、高野街道がありました。
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古くからあるであろう街並みに沿って歩いて行くと、
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そこにあるのは、西條合資会社さんの蔵。
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看板には、“天野酒”の文字が。
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今日いただくこの天野酒も、ここで入手したものでした。
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今日いただくのは、
“天野酒(あまのさけ)”の純米吟醸。
アルファベット表記にあるとおり、濁りません。
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え?

なんだって?

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天野酒って、どんなお酒なのか?」ってか?







呵呵!

かんらからから!

待ってましたよ!、その質問。

ざまあみろってんだ!



さあさあ!

天野酒に関しての、

長い長い講釈のはじまりはじまり~!






1.天野酒

(1)中世における天野酒

“天野酒”とは、いったいどのようなお酒だったのか。
それを解説する前提として、以下の文献に記載をお読みいただきたく存じます。

 室町中期から戦国期にかけて、都の貴紳あるいは武将の間で高く評価された「天野酒」は、河内、和泉の国境に近い河内長野市天野町の山中の巨刹、天台宗天野山金剛寺で醸造された酒のことである。鎌倉初期の天福二年(一二三四)、当寺の住僧起請文から、「御酒者二瓶子」、「濁酒者四瓶子」、「清酒者一瓶子」(『金剛寺文書』拾遺一)などの文字が見えることから、このころすでに酒造りが行なわれていたものと考えられる。しかし、これは収益を目当てにした酒造りというより、むしろ自家用酒の可能性が高い。
 「天野酒」として文献にあらわれるのは、『看聞御記』永享四年(一四三二)四月二十九日の条に「河内天野酒」とあるのが初見であろう。また、『経覚私要鈔』の嘉吉四年(一四四四)正月の条にも「天野酒」の名が見える。それ以降の文献に、「天野之古味尤モ妙味」とか、「天野比類ナシ」とか、「美酒言語ニ絶ス」などと見えるが、これらはいずれも中世酒造界における第一等酒「天野酒」への讃辞にほかならない。」(※1)

即ち、この記載から、
天野酒は中世(鎌倉時代-安土桃山時代)において“天野山金剛寺”で製造されていたお酒であること。
天野酒はおいしいと評判であったこと。
がわかります。

(2)現代における天野酒

今は、天野山金剛寺では、酒造りをしていません。
それでも、天野酒を名乗るお酒は存在しています。

これは、天野山金剛寺がある場所と同じく大阪府河内長野市に蔵を置く西條合資会社さんが、昭和中期に天野酒を自社の手印として使用することの許諾を天野山金剛寺から得たが故とのこと。

 社名は西條合資会社。江戸中期の享保3(1718)年の創業で、三木正宗という銘柄で売り出し、大正、昭和は波之鶴の名で販売した。大きな転機がやってきたのが先々代の1971年昭和46年:ブログ筆者追記)僧房酒の発祥の地、天野山金剛寺の協力により、古格の天野酒を復活したのだ。」(※2)


2.僧房酒

(1)僧房酒の意味

上記(※2)の文献に、“僧房酒”という言葉が登場しました。
そして天野酒は、その僧房酒の中の一つであることが(※2)からわかります。

それでは、僧房酒とはいったいどのようなお酒でしょうか?
それは、端的に言えば、“中世の頃に、大きなお寺が各地でそれぞれ造っていたお酒の総称”です。

これは私の意見ですが、天野酒という言葉は中世の頃から存在していたでしょうけれど、僧房酒という総称は、おそらく明治以降の研究の成果として創造された言葉ではないでしょうか。

(2)なぜお寺で酒造り?

ではなぜ、中世の頃にお寺がお酒を造っていたのでしょうか?
それについては、下記の記載からわかります。

 中世の寺院は、荘園領主である。多くの大寺院では、所有する荘園から上納される年貢米を用い、僧侶が酒を造った。この酒は僧房酒と総称し、用途は販売用を中心に、自飲用や行事用など多様であった。」(※3)

以下は、私の意見です。

中世における大きな寺院は、“荘園=年貢米という収入をもたらす広大な領地”を保有しておりました。
そこから上納される年貢米は、お酒の原料となります。
そして荘園領主たる大寺院には、僧侶や役夫など多くの人材が集積していて、それが労働力たり得ました。
また大寺院は学問の場所でもあったことから、酒造りに関する(経験的)知見を集積し、実践して技術化することも可能であったことでしょう。
さらに僧房酒の製造は、上納される年貢米に付加価値をつけ、より多くの貨幣を獲得するための換金手段であったのかもしれません。

僧房酒の例は、天野山金剛寺における“天野酒”のみならず、興福寺などによる“南都諸白”や、大和国菩提山正暦寺における“菩提泉(ぼだいせん)”など、各地に存在していたのでした。


3.中世における天野酒の特徴

僧房酒の一事例であった天野酒。
それが美酒ともてはやされたことは(※1)にて紹介いたしました。

では、その天野酒にはどのような特徴があったのでしょうか?

それは、今日のお酒で広く用いられている“段掛け”がなされており、かつ“酒母(酛)”を用意する必要に気づいたことにあるのです。
“酒母(酛)”については、こちらをご参照下さい。

日本のお酒では、「酵母の増殖やもろみの温度管理をやりやすくするための知恵」(※4)として、麹と酛(酵母の培養液)、そして掛米とを4日間かけて3回に分けて仕込んだのちに発酵の過程に移行するという“三段仕込”が広く採用されております。
一方で天野酒は、三段までにはたどりつかなかったものの、二段仕込によって酒母、麹、掛米(蒸米)を仕込んでいたそうです。

天野酒の注目すべき点は、それまでの一段仕込みから脱却して二段仕込みの方法を編み出したことで、現在の日本酒にかなり近づいた酒だったようだ。」(※5)

 文献上、酒母が最初に登場するのは、天野山金剛寺の「天野酒」の仕込み配合を記した『御酒之日記ごしゅのにっき』である。それによると、もろみを仕込む際にあらかじめ「元」(酒母のこと)を造り、さらに「初度」と「第二度」と二回に分けて仕込む二段仕込みになっている。元の造り方は、蒸した白米と麴、水を元瓶もとかめに入れ、筵むしろを巻いて保温し発酵させる。次に、これを毎日攪拌して温度を下げながら、酸味と渋味が出てきたら仕込みに使うというもので、まさに酵母の大量集積、つまり酒母造りの方法といえる。」(※6)

ここも、私の意見です。

段掛けや酛(酒母)造りという技術は、理屈ではなくて経験であみ出して完成させ、かつそれが現代における科学的知見に照らしても合理性があるのです。
このような方法による技術の完成は、けっして天野酒の例だけではなく、火入れ(低温殺菌法)宮水の発見なども同じでしょう。
すなわち、明治の世に入って科学的知見による理論化が可能になるまでは、酒造りにおいてはすべての技術がそういう方法で完成されてきているわけですよね。

お酒って、人が生きていくためには必ずしも必要不可欠ではないですよね。
それなのに、その製造には古より多くの人々がものすごい情熱をかけて試行錯誤をくりかえしながら、今日でも正当性を理論化できるほどの技術を集積していったわけですよ。

僧房酒とは無関係ですけれど、人が生きて行くための食糧として必要不可欠な米で酒を造ることを禁止していた江戸時代の八丈島では、流人によって芋焼酎の製法が伝わり、今日では八丈島のみならず、かつてその属島であった青ヶ島(青酎)の代表的な酒として、島の内外で珍重されているという例もございました。
このように、たとえ製造が禁止されていても、他の手段による禁止の回避を貪欲に追求させて実現させるほどの情熱を、酒は人に抱かせたのです。

なにがそこまでさせたのか?

私がその結論を語るには、お酒に関する勉強も、お酒を飲んだ量も経験も、到底足りないみたいです。


4.天野酒の評判

天野酒が美酒であったことは(※1)で紹介いたしました。
その程度たるや、他所産を凌ぐほどの格別の味わいであったようです。
そのことを詳しく紹介する文献の記載を引用して、この解説を終わりにしたいと思います。

 『看聞御記かんもんぎょき』や『御酒之日記ごしゅのにっき』によると、室町時代中期から戦国時代にかけて「天野酒比類無シ」とか「ソノ美酒言語ニ絶ス」などと称賛され、足利将軍や豊臣秀吉が愛飲しことでも知られる。」(※5)

 羽柴秀長に贈つた時のものには、陣中の見舞品にこの酒を以てしたことが見えてゐる。尚、豊臣秀吉の関東征伐に進発の際、又その凱旋の時に、いづれも祝儀として、寺から酒を贈つてゐる。かくの如く特くに金剛寺から諸武将に酒を贈物とした許りでなく、秀吉の如きは、態使を派して同寺の酒を需め、その送付に「此樽能々被誥、口二封を(ママ)付、樽之不明様被念」と注意を与えてゐる。これは同寺の酒の品質が優秀であつた為であらう。寺院に於て特くに優秀なる酒を醸造した事は、興味ある事実でなければならない。」(※7)


〔参考文献〕
(※1)坂口謹一郎監修・加藤辨三郎編『日本の酒の歴史』p.173(加藤百一執筆『日本の酒造りの歩み』p.41-315中 1977.8 研成社)
(※2)浅野詠子『奥河内のものづくり 奥河内のつくり手を訪ねて : 人形作家 秋山信子さん(人間国宝) 爪楊枝製作 稲葉修さん(つまようじ資料室) 酒造り 西條陽三さん(天野酒 蔵主) (特集 奥河内の今昔物語)』p.68(大阪春秋 41巻2号 p.68-71中 2013.夏 新風書房)
(※3)鈴木芳行『日本酒の近現代史 酒造地の誕生』p.23(2015.5 吉川弘文館)
(※4)秋山裕一『日本酒』p.70(1994.4 岩波新書)
(※5)小泉武夫監修『日本酒百味百題』p.15(2000.4 柴田書店)
(※6)(※5)p.26
(※7)編輯子『贈物に現れたる方土の産物(その一)』p.72-73(日本歴史地理学会編『歴史地理』61巻1号 p.72-73 1933.01 吉川弘文館)【(※7)の引用では、ブログ筆者の判断で漢字の書体を現代のものに適宜変更しました。】







あー!
気が済んだ!
気が済んだ!





それでは、話をお酒に戻しましょう。


今日いただくこの天野酒は、純米吟醸。
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品質表示を見ると、純米なのに16度台。
アル添がなく、かつ加水が少ないのでしょう。
ということは、濃醇でどっしりとした味わいなのでしょうか?
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その推測、あながちはずれてはいないかも。
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それではいただきましょう。
純米吟醸ですから、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、無色透明でした。
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香りはなし。
含んでも、フレッシュさはそれほどでもない。
ただ、アルコール香を少しはっきりと感じます。

うまみはやや濃いめ。
米のうまみに厚みが少しあり、舌の上にふわりと乗っかります。
苦みがあって、少し強めで鋭いですね。
熟成感はなく、酒臭さもなし。
キレはよく、スッと引きます。

酸味はややひかえめ。
すっぱさはかなり弱めですが、それなりに鋭さを感じます。
ちょいスーですが、ピリはなし。

甘みはひかえめ。
その存在は一応わかりますけれど、かなり弱めで幅もなし。


やや濃醇でちょい苦ちょいスースッキリ旨辛口のおいしいお酒でした。

濃醇かと予想したものの、淡くはなかったもののどっしりとした感じではありませんでした。
それにキレがよく、後味スッキリでした。

アルコール香とちょいスーとを感じたことから、アルコール度数がやや高めであることはわかりました。
ちょい苦で荒々しさもありましたが、キレが良いので気にはなりませんでした。
しかも予想に反して辛口で、キリッと引き締まっておりました。

おいしいね。
現代の天野酒は古式に則ったものではなく、最新の酒造技術が導入されているものだとわかりました。

それ故に、あっちゅう間でございましたとさ。
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その天野酒純米吟醸と合わせた今日のエサはこちら。


みょうがとトマト。
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がり。
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みょうがとトマトとのがり和え。
しき(shiki.jpg;松本市)さんでいただいたものを再現してみようとの魂胆でした。
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当たらずとも遠からず。
みりん、酒、酢、塩で味をつけましたが、その配合については要検討でしょう。
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山形産のにら、“達者de菜”
にらのなかではこれが白眉!、他県産とはみずみずしさがぜんぜんちがう!
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スペイン産の安い豚肉と合わせて、
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肉入りにら玉。
なぜか肉のほうが目立ってしまいました。
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味はもちろんおいしい!
スペイン産の豚肉は、アメリカ産よりもやわらかいしね。
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ごちそうさまでした。
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[ワイン]22.五一わいん ロゼ 180ml [999920.長野県のワイン:13+]

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製造者:株式会社林農園
長野県塩尻市大字宗賀1298-170

日本ワイン
品目:果実酒
原材料名:ぶどう(日本産)/酸化防止剤(亜硫酸塩)
アルコール分:12%
内容量:180ml
(以上、ラベルより転記)




林農園さんのワインは、これまでに以下の物をいただいております。
[ワイン]12.五一わいん 白 カップ
[ワイン]13.五一わいん 赤 カップ
[ワイン]19.五一わいん ルージュ 180ml
[ワイン]20.五一わいん ブラン 180ml

今日いただくのは、ロゼ。
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品質表示はこちら。
国産ぶどうのみを使用した、日本ワインでした。
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それではいただきましょう。
冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

色は、淡いピンク色。
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上立ち香は、鼻を近づけるとぶどうの香りをかすかに感じる程度です。
含むと香りと共に、ぶどうの風味がフワリと広がります。

口当たりはさらりとしていて、軽い感じです。
でもじっくりと味わうと、弱い渋みとともに、土っぽいミネラルの風味(←友田晶子さんのYoutubeで覚えたての表現!)を少し感じます。
キレはよいですが、この弱い渋みとミネラル感、そして酸味が残るかな。

酸味はややはっきり。
強くはないものの鋭さを感じます。

甘みはひかえめ。
ゼロではないものの、かなり弱めです。


軽くてさらりとしているのに味の要素が複雑な、おいしいワインでした。

口当たりは、まるでさっぱりした白ワインの如し。
辛口であったことも、軽さやさっぱり感を助長しているように感じました。
でもじっくりと味わうと、渋みやミネラル感、それに酸味を感じることがら、軽めの赤ワインの如くでした。

ロゼだけに、白と赤との中間の味なのかな?
おいしくて、スイスイと行けてしまいました。
食事ともバッチリでした。

【お酒】2239.千曲錦 純米吟醸 180ml [20.長野県の酒:158+]

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製造者 千曲錦酒造株式会社
長野県佐久市長土呂1110

品目 日本酒
内容量180ml
原材料名 米(長野県産)、米麹(長野県産米)
原料米 美山錦100%使用
精米歩合 55%
アルコール分 15度
保存方法 直射日光を避け冷暗所で保管
(以上、ラベルより転記)




長野県へ行った際には、少しずつ入手させていただいている“楽國信州”シリーズの一合瓶。
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今日いただくのは、千曲錦の純米吟醸。
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千曲錦酒造さんのお酒は、これまでに以下の物をいただいております。
【お酒】162.千曲錦 純米 藤村のにごり酒 カップ
【お酒】220.千曲錦 カップちくま
【お酒】1108.純米原酒 千曲錦 300ml
【お酒】1859.千曲錦 金紋 Chikuma Cup

品質表示はこちら。
長野県産の美山錦を100%使用しているんだってさ。
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美山錦で造られた吟醸酒ということは、サッパリした淡麗タイプなのでしょうか?
それを確かめるべく、いただいてみたいと思います。
吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、かすかにわかる程度でした。
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ありゃ!!

香りはなし。
含むとフレッシュな風味を少し感じる程度。

うまみは予想に反して濃いめ。
米のうまみに厚みしっかりでどっしりとしています。
苦みがあって、強くはないものの鋭さを感じます。
酒臭さはなし、熟成感もなし。
キレはそれほどでなく、残る感じがいたします。

酸味はややはっきり。
すっぱさは強くはないものの、これも鋭さを感じます。
ちょいスーで、かつちょいピリ。

甘みは、ややひかえめでしょう。
一応、幅のある甘みを口を付けたときから喉を通るまでの間ずっと感じますが、弱めです。


ちょい爽快で濃醇ちょい苦ちょいすっぱちょいスーちょいピリ旨やや辛口のおいしいお酒でした。

米のうまみそのものであったところは、まさに吟醸酒らしさでしょう。
それと共にちょい苦やちょいすっぱ、ちょいスーちょいピリを感じたところに、荒々しさがございました。
でもそこはやはり吟醸酒、それぞれがけっして突出することがなく、荒々しさにも節度を感じました。

予想外だったのは、濃醇なお酒だったこと。
現代の技術を用いれば、美山錦でもこういう味を醸すことが可能なのですね。
勉強になりました。

【お酒】2338.綾菊 豆狸(まめだ)カップ [37.香川県の酒:5+]

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製造者 綾菊酒造株式会社
香川県綾歌郡綾川町山田下三三九三番地一

日本酒
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
アルコール分 14度
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)




寛政2年創業で200年の歴史を持つ。この地で酒造業を営むことを誇りとし,地元の人と共に歩んできた姿勢は,今日まで変わることなく受け継がれてきた。」(※1)という綾菊酒造さん。

なんでも、綾菊酒造さんが蔵を置く香川県内陸部の綾歌郡(あやうたぐん)の綾川流域は、古(いにしえ)より酒造りの伝説が伝わる場所なのだとか。
日本武尊の孫綾黒丸が始めて酒を造ったのが,綾郡(旧名)綾川のほとりである。この酒を第19代允恭天皇(仁徳天皇の第4皇子)に献上したところ大変お誉めになり,以来,平安時代あたりまで讃岐の酒は朝廷でも評判であったという(古事記)。さらに歴史をさかのぼれば,北条池の近くに讃岐霊王古墳があり,秦の始皇帝の後裔・秦氏や武殻王の後裔・綾氏につらなる。おそらく部下たちと共に帰化して栄えたところで,彼らが優れた酒造技術を伝えたのであろう(綾歌郡史)。綾菊の酒に壮大なロマンが広がる。」(※1)

そんな古代のロマンを感じる綾菊酒造さん。
手印は“あやきく”と、濁りません。
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今日いただくこのお酒は、豆狸(まめだ)カップだってさ。
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その豆狸カップ、中身は普通酒でした。
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話のネタが尽きたところで、いただきましょう。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、少し着いていることがわかりました。
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香りはなし。

うまみはやや濃いめ。
酒臭さ(ほめ言葉:以下同じ)に厚みを少し感じます。
米のうまみはほんのりと感じる程度。
熟成感はなし。
軽い苦みをちょっとだけ感じます。
キレはよく、透明感を少し感じます。

酸味はややひかえめ。
すっぱさはわかるものの、これもちょっとだけ。
ちょいスーですが、ピリはなし。

甘みはややはっきりでしょう。
べとつかずさらりとしていますが、じんわりと幅を少し感じます。


やや濃醇でちょいスースッキリ旨やや甘口のおいしいお酒でした。

酒臭さと米のうまみとで、味はかなりはっきりしていました。
でもキレがよく、透明感も伴いつつも後味スッキリでした。
苦みや酸味は効いてはいるものの、弱めで角はなく、前に出ては来ませんでした。
甘みはじんわりと感じ、味のバランスを崩さない程度でした。

これ、うまいね!
ていうか、オイラの嗜好(アル添判官贔屓)ではかなりうまいね!

なんとなくではありますが、8年以上も前にいただいた、香川県と接する愛媛県四国中央市のお酒【お酒】769.梅錦 媛 栄照カップに似ているかな?
【お酒】769.梅錦 媛 栄照カップは8年前とはラベルのデザインが変わったこともあって、近いうちに試してみるつもりです。

(※1)宇野啓子『<醸家銘々伝>香川県・綾上町 綾菊酒造』p.336(日本醸造協会誌 83巻1号 p.336 1988.1 日本醸造協会)