【お酒】2271.太平洋 生貯蔵酒 300ml [30.和歌山県の酒:19+]
製造者 尾﨑酒造株式会社
和歌山県新宮市船町3丁目2-3
清酒
アルコール分15度
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
内容量 300ml
(以上、ラベルより転記)
和歌山県南部に位置する、新宮市。
市街地の北側を流れる熊野川。
対岸は、三重県です。
その熊野川の近くに蔵を構えるのが、尾﨑酒造さん。
「明治2(1869)年に熊野三山の中心に位置する地で創業。本州最南端にある蔵。仕込み水には、蔵のすぐ隣を流れる世界遺産の熊野川の良質な伏流水を使う。」(※1)とあるとおり、熊野川と共に幾星霜を歩んで来られた蔵元さんなのです。
手印は、“熊野三山”・“太平洋”・“那智の滝”。
今日いただくのは、“太平洋”の生貯蔵酒。
品質表示はこちら。
普通酒ですね。
それではいただきます。
生貯蔵酒ですから、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、無色透明でした。
上立ち香はなし。
含むとフレッシュな風味を穏やかに感じ、かつセメダイン臭をかすかに感じます。
うまみはやや淡めでしょうけれど、しっかりしています。
米のうまみに厚みを少し感じます。
苦みがあって、強めで鋭いですね。
酒臭さはなく、熟成感もなし。
キレはまあまま、苦みが残ります。
酸味はややひかえめ。
すっぱさは鋭さを感じるものの、弱めです。
ちょいスーですが、ピリはなし。
甘みはややはっきり、否、ややひかえめ。
幅のある甘みの存在はわかるものの、完全に苦みに負けています。
やや淡麗で苦ちょいスー旨やや辛口のおいしいお酒でした。
良くも悪くも、苦みが特徴。
それ故に、酒だけ飲むのはきびしいところですが、食事、それも海の幸との相性はよいのではないかと感じました。
やや辛口でありつつも、甘みも感じる不思議なお酒でした。
新宮には、海の幸はもちろんのこと、熊野の山の幸も入ってくるでしょうから、その双方に合わせた味わいなのかもしれません。
その太平洋生貯と合わせた今日のエサはこちら。
本当は、トマトを食べたかったのですが、
岡田家に法外な値段を突きつけられてしまったので、諦めました。
そこで入手したのは、にら。
山形県産の“達者de菜”は、他県産のにらとは比べ物にならないくらいみずみずしいのです。
その達者de菜を炒めて、
にら玉。
炒めてもみずみずしくておいしいにらでした。
さば缶。
刺身を食べたかったのですが、朝のスーパーには何もありませんでしたので仕方がなくこれ。
いつもどおり、
玉ねぎとピーマンとを、
刻んで、
水にさらしてから使用。
レモン。
さば缶には、まちがいなくレモンが合うのです。
レモン汁、オリーブオイル、こしょう、塩、砂糖(隠し味)でドレッシングを作って、
それに刻んだ玉ねぎとピーマンとを混ぜ、
冷蔵庫でしばらくお休みいたただいて、
皿の上に広げたさば缶の上にかけて、
できあがり。
まちがいない、さば缶にはレモンだね。
それに太平洋生貯との相性もバッチリでした。
ごちそうさまでした。
(※1)友田晶子監修『全国の日本酒大図鑑[西日本編]』p.124(2016.8 株式会社マイナビ出版)
味の表現が素敵♪
by HOTCOOL (2024-10-21 03:07)
HOTCOOLさん、我流でかなりいいかげんですけれど、ウソはつかないことに決めております。
by skekhtehuacso (2024-10-21 21:34)