【お酒】2270.本老の松 本醸造 300ml [20.長野県の酒:158+]
製造者 株式会社東飯田酒造店
長野市篠ノ井小松原1724番地
清酒
本醸造
原材料名、米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
アルコール分15度
精米歩合65%
内容量 300ml
(以上、瓶の印刷事項より転記)
「 銘柄の「本老の松」は、能舞台の鏡板や歌舞伎舞踊の背景に描かれた老松のこと。万木に勝れ、千古の風雪に耐え、しかも緑はますます盛んになるというめでたい木に由来している。」(※1)という、本老の松(もとおいのまつ)。
今日いただくこのお酒は、本醸造。
なお、手元にあった文献には「麹米はほぼ全量美山錦を使用し、原則として特定名称酒のみ製造している。」(※2)とありましたよ。
“ほぼ”・“原則として”が些か曖昧な表現ですし、それに10年前に書かれた記事ですから現在はどうなっているかはわかりませんけれど。
話のネタが尽きたところで、いただきます。
本醸造ですから、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、かすかにわかる程度でした。
香りはなし。
うまみはやや濃いめ。
米のうまみに厚みを感じます。
苦みがあって、強くはないものの鋭さを感じます。
酒臭さなし、熟成感もなし。
キレはよく、スッと引きます。
酸味はややはっきり。
すっぱさはこれも強くはないものの鋭いですね。
ちょいスーで、ピリはかすか。
甘みはややひかえめ。
わかるものの弱く、また前には出て来ません。
やや濃醇でちょい苦ちょいすっぱスッキリ旨やや辛口のおいしいお酒でした。
うまみはこめのうまみそのもので、重さやクセは全く感じませんでした。
それを苦みと酸味とが引き締めているようでした。
それでいてキレがよく、ちょいスーでスッキリでした。
うまいね。
うまみが洗練されていて、かつ苦みと酸味とがいい感じに働いているように思いました。
その本老の松本醸造と合わせた今日のエサはこちら。
エリンギときゅうり。
エリンギは電子レンジで加熱し、きゅうりは熱湯をサッとかけただけ。
ごまよごし。
エリンギがおいしい。
黒ゴマが香ばしい。
明日で賞味期限を迎える油揚げの残り。
しめじとキャベツ。
だし汁で煮て、
卵でとじて、
卵とじ。
予想通りの味。
出汁は顆粒ではなくてちゃんととったほうがまちがいなくおいしいね。
ごちそうさまでした。
(※1)川崎史郎:文・小林敬一:写真『酒蔵で訪ねる信州』p.29(2008.5 信濃毎日新聞社)
(※2)『ようこそ日本酒の國へ』p.016(2014.5改訂 合同会社デザインファームアンドリゾート)
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