香川県での酒集め [旅:154+]
従前のブログ(飲みたくなってシマッタの記)では、
“酒集め”のために各地を徘徊した様子を紹介いておりました。
ですが、北海道と香川県とだけは、徘徊しておりませんでした。
北海道は広すぎる上に蔵元さんが散在しており、徘徊による成果取得の効率がものすごく悪いと思われる。
香川県は狭いものの、蔵元さんの数が少ないことから、たとえ徘徊したとしてもどうせそれほど成果はなかろう。
と、それぞれ考えていたが故でした。
しかし、香川県については、成果が少ないと予想はするものの、それを承知で実証すべく出かけてみようと思った次第でございました。
範囲が狭いわけですから、ある程度“当たり”を付けて徘徊することは可能ですからね。
成果に関する予想は、はたして当を得たものであったのか否か?
なお今回は、
これまでの徘徊では遭遇したことのない“惨事”に2度も出くわしてしまいました。
しかしそれらも、ひとえに、オイラの運の悪さが原因でございます。
そのことをはっきりと申し上げたうえで、その惨事についても記述してございます。
前置きが長くなってしまいました。
それでは香川県での酒集めを、200枚を超える数の写真と共に、ここにご報告申し上げ奉ります。
★☆2024年7月27日(土)★☆
午前4時台に、千葉市内を徘徊する酔っぱらい。
陽が差す前なのにかなり暑くて、汗が出て来るわ。
やって来たのは、検見川駅(京成電鉄千葉線)。
4:58発の京成津田沼行に乗車。
京成津田沼、宗吾参道と2回乗りかえて、
空港第2ビル駅にて下車。
そこから歩いて、成田空港第3ターミナルへ到着。
成田空港第3Tからは、
7:20発のJetstar★GK449便高松空港行に搭乗。
飛びます、飛びます!(坂上二郎さんより)
いいえ、もう飛んでいます。
なーんにも見えやしない見えやしない。
あーダメ人間だダメ人間だ。
まだ朝8時だというのに飛行機に乗ると飲むクセがすっかりついたアル中ハイマー型ダメ人間だ。
陸が見えてくると、そこはもう四国。
高松空港に到着。
15分も早く到着しやがった。
まずは空港内のお店を物色して、
これだけGET!
銭形カップはこの後で向かう場所のお酒。
香川県では、
蛇口をひねると“うどんだし”が出てくるんだってさ。
おいおい、誰だぁ?
「尿検査みたい」って思っている奴は!
いりこだしのやさしいうまみ。
塩気は、オイラにはちょっとしょっぱいな。
10時となり、腹が減ってまいりました。
今朝の朝食が午前2時だったもので。
うどん屋が2件ありましたが、敬遠。
かけ一杯で600円ってのはねぇ・・・。
コンビニでおにぎりとビールとを買って、
空港の端っこにあったソファーに座って、
いただきましたとさ。
(おにぎり2個は撮影を忘れていたことをお詫び申し上げます。)
窓の外をふと見ると・・・、
あ、トカゲ星人だな!
トーケー!
バスの時刻が近づいたので、外へ出た酔っぱらい。
暑っ!
四国中央市方面のバス停へ、
西讃観光の高松空港リムジンバス第4便(11:30発)に乗車。
マイクロバスかよ!
前面展望イェ~イ!(ガキか。)
一時間ほど乗って、高速観音寺バス停にて下車。
周りは田んぼだらけ。
その田んぼをよく見ると、
ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)の卵があちらこちらに付いていやがる。
気持ちが悪いと思われる御仁もいらっしゃるでしょうから、撮影は敬遠。
要するに、こんな感じのやつですわ。
と、思ったら、
とある店舗の軒先に、ジャンボタニシの親玉!
時刻は12時半過ぎ、
高速観音寺バス停から歩き始め、
行列ができているうどん屋を見つけたのですが、
ふと標識を見ると、“池之尻町”の文字が!
歩く方向をまちがえていた酔っぱらい。
あぶない、あぶない!
気を取り直して、北へ向けて歩いて行ったのでした。
ため池だ。
なぜか半分だけ浮草に覆われておりました。
それにしても、いい天気!
かなり暑いけれどね。
最初に入ったスーパーで、これだけGET!
梅錦は愛媛県(四国中央市)のお酒ですが、ラベルが一新されていたので入手いたしました。
川鶴は、観音寺の地酒。
上撰お燗瓶も見つけてGET!
その川鶴の吟醸酒。
オリーブ酵母使用なんだってさ。
線路を超える陸橋を渡ると、
そこはもう、JR観音寺駅。
一の谷川に架かる大正橋。
濁ってはおりましたが、川風が涼しい。
財田川に架かる三架橋。
ここは磯風っぽいね。
お寺が見えてまいりました。
六十八番 神恵院!
六十九番 観音寺!
ラッキースポットですね。(水曜どうでしょうより)
神恵院の本堂から参拝。
この中にある階段を上って行くと、
ありました。
合掌。
神恵院の大師堂。
南無大師遍照金剛。
こちらが観音寺の本堂。
合掌。
最後は、観音寺の大師堂。
南無大師遍照金剛。
でもさ、残念なことに、
この看板↓、もうないのね!(2015年11月21日:南光坊にて撮影)
薬師堂へ向かう階段を上って行った酔っぱらい。
上がり切ると、さらに階段が続きます。
階段の次は、急坂の連続!
やっと見えてまいりました。
お目当ての展望台が。
ここは、“銭形砂絵”を眺めるための展望台。
こちらが銭形砂絵。
砂絵のモデルは、寛永通宝。
展望台を下りたところに、説明板がありました。
その説明板があったところから眺めたほうが、
正面から捉えられるようでした。
ほぼ同じ高さに鎮座まします、琴弾八幡宮(ことひきはちまんぐう)。
二礼二拍手一礼。
おまっとさんでした!(キンキンより)
おみくじを引いてみましょう!
末吉。
ビミョー!
「旅行 病気に注意せよ」
ほとんどビョーキ!(山本晋也さんより)
「恋愛 あきらめなさい」
言われんかて、10年前に諦めとるわ!
参拝を終えて、下界へ降りて行った酔っぱらい。
灯篭の中に、なにか動くものを発見!
猫でした。
と思ったら、
いっぱいいた!
猫であろうと犬であろうと私はあんたに用はない!(鶴光より)
石段に座って休憩していたら、一匹が近寄ってきてくれました。
ありがとうね。
下界へ降りたのち、道の駅ことひきへ。
成果は皆無。
今までに訪問した道の駅の中で、2番目に地味でした(1番目は道の駅すくも)。
高速観音寺バス停から3時間半かけて徘徊したのち、
ホテルへチェックイン。
汗でびしょ濡れになった衣服を着替えて、
大相撲を見つつ休憩したのち、予讃線の踏切を渡って街中へ。
スーパーで、いりこ酒のカップと、いいとも20度とを入手。
いいともは西日本では比較的よく見かけますが、関東では皆無なもので。
今宵の一人宴会は、
“時々/jiji 観音寺店”さんへ。
カウンターの左端に案内された酔っぱらい。
この場所、こののち、“惨事”と関係するので、お忘れなく。
まずは生中!
お通しは、野菜といりことの煮物。
ものすごくおいしい!
いりこのうまみが上品で、臭みゼロ!
トマトスライス。
地方へ来ると、まちがいなく野菜がおいしい。
みずみずしくも水っぽくないので、塩なんかつけなくてもおいしい!
伊吹島の“いりこ煎り”。
いりこはすべて、頭とはらわたとを取り除いてあるんだってさ。
最高においしい!
臭みゼロ!、やさしいうまみに、苦み香ばしさがほどよい。
観音寺の地酒、“川鶴 本醸造辛口”。
キリッとしていて、嫌味のないちょいぴり。米のうまみがしっかりなのに、軽くてすっと引く。
これは海の酒だね。
辛口の川鶴が、いりこ煎りとバッチリ!
無限酒ループに要注意ですぞ!
“讃美”なる無濾過純米吟醸。
酸味が効いていて、うまみに厚みを感じました。
ここでオイラは、讃美と合わせるべく、
“初かつおの塩たたき”を追加注文したのでした。
ところが・・・・、
ここで、オイラの運は尽きたのでした。
初かつおの塩たたきを注文して間もなく、私の右隣の席に、
“スキンヘッドの巨漢”が鎮座しやがった。
(カタカナ4字で書きたい↑ところを、かなり言葉を選んだつもり)
その巨体は、座っただけで隣のオイラへ物理的にも精神的にも圧力をかけてきやがる。
でもオイラはカウンターの左端に座っているので、これ以上左へ移動することはできやしない。
そのスキンヘッドは、まるで雨の中を歩いて来たかのごとく、汗でびっしょり。
タオルで何度も拭くのだが、その汗は止まる気配をいっこうに見せない。
その頭の汗を拭いたタオルを、オイラの側へ置きやがる。
気持ち悪いこと、この上ない。
「10年以上もこの趣味を続けているのだから、こういうこともたまにはあるだろう。」
「この人だって、故意にオイラに圧をかけているわけではない。」
「これも修行の内だ。」
そう言い聞かせながら、とにかく落ち着くことだけを考えつつ、讃美をすすっていたのでした。
しかしここで、とうとう堪忍袋の緒が切れる事態が発生。
このスキンヘッドの巨漢、なんと、
オイラと同じ、
“初かつおの塩たたき”
を注文しやがった!
しかも先に注文したオイラではなく、
巨漢のほうに先に配膳されてしまったのだ!
店員さんを呼んで、
“初かつおの塩たたき”が来ていないことを伝えると、
「本日満席で、料理が立て込んでおりますもので・・・、」
だってさ。
一辺倒な回答に、いささか腹を立てたオイラ。
そこで隣の巨漢を指差して、
「こちらの方がここに座る前に注文しているのに、こちらの方には来て、どうしてこっちには来ないのか?」
と言い返した。
すると、お店の人、
いったんカウンターの中へ入ったのち、すぐに戻って来て、
「料理を出す順番を間違えてしまいました。」
と、あっさりと認めてしまわれた。
エラい!
表彰状 “あんたはエライ!”(小松政夫より)
適当にごまかすことなく、非を認められたお店の姿勢に、あたしゃ心を打たれましたよ。
それ故、料理が供されるまで、待つことに決めたのでした。
すると3分と間を置かずして、初かつおの塩たたきが供された。
それがコレ。
たしかにおいしいよ。
臭みゼロだし、かつおのうまみもしっかり。
でもさ、これってもしかして、
かつおの刺身を軽く炙っただけ?
これを“たたき”って・・・・。
スキンヘッドの巨漢だって、オイラが初かつおの塩たたきを注文した後に着席し、オイラが同じものを注文していることを知らずして料理を受け取っているのだから、この件に関しては罪はないだろう。
お店も、料理を出す順番を間違えたことを認め、一刻も早くオイラに初かつおの塩たたきを供しなければ失礼だと考えたが故に、結果としていつもより火の入れ方が浅いものを供してしまったのだろうから、その姿勢と努力とは称えたいところ。
そうです。
悪いのは、みんなオイラなのですよ。
オイラの“運”が悪かっただけ。
そう考えれば、すべて丸く収まるのさ。
他にもいろいろと試してみたい料理やお酒はあったのですが、
それよりも、
「一刻も早く“この席”を離れなければ、悪運は際限なく続くだろう。」
と判断し、
盃の中には讃美を残しつつも、勘定を済ませて退散したのでした。
ホテルに戻った酔っぱらい。
自分の運の悪さを慰めるべく、一人宴会を開催したのでした。
こうして、観音寺の夜は、更けていったのでした。
★☆2024年7月28日(日)★☆
翌朝。
JR四国の観音寺駅へ。
観音寺駅からは、6:26発高松行普通110Mに乗車。
“普通(各駅停車)”とありますが、津島ノ宮駅は通過します。
110Mに充当されていたのは、JR四国7200系。
7200系は、国鉄121系電車の魔改造車。
足回りは新品ピカピカでも、車体と座席とは国鉄風なのです。
110Mに乗って、多度津駅で途中下車。
改札を出て駅前のコンビニを物色したものの、成果はなし。
多度津駅からは、土讃線に乗りかえ。
7:33分発琴平行普通5217Mでした。
琴平駅に到着。
少し歩いて、琴電琴平駅へ到着。
琴電琴平駅からは、高松琴平電気鉄道(ことでん)琴平線に乗車。
乗車した1080形は、かつての京浜急行1000形の生き残り。
昭和35年製の大先輩。
ワタクシにとっては、懐かしい車内の様子。
都営地下鉄浅草線に乗り入れていた際には、通勤時に何度も乗車させていただきました。
扇風機には、“KHK(京浜急行)”の文字が!
というか、扇風機を設置している電車自体が、文化遺産的存在かも。
その1080形の先頭席に座って、
全面展望を楽しんだのですけれど・・・、
そういうときに限って、なぜか必ず、
“キモヲタ”が近づいて来て、オイラの席を虎視眈々と狙っていやがんの!
キモい奴やルールを守らない奴が一人でもいると、鉄道ファン全体がそう思わるんだよな。
滝宮駅にて乗車。
離席するや否や、キモヲタはオイラが座っていた席へ移動しやがった。
滝宮駅の駅舎は、古き良きモダン建築の様相。
大正産まれの大先輩なんだってさ。
時刻は8:30過ぎ。
ここ滝宮駅から、香川県綾歌郡綾川町での徘徊を開始したのでした。
滝宮天満宮を発見。
へー!
天神さん、右大臣職を受ける前に、讃岐国の国司(讃岐守)だったんだってさ。
拝殿にて二礼二拍手一礼。
礎石らしきものがありましたが、
伊勢神宮への遥拝所?
天神さんへの参拝を終えて、
綾川に架かる滝宮橋へ、
ここも川風が気持ちいい。
さらに歩いて、道の駅滝宮へ到着。
開店時刻(9:00)とほぼ同時の到着でした。
その道の駅滝宮では、あやカップと国重吟醸とをGET。
いずれも地元綾川町に蔵を置く、綾菊酒造さんのお酒。
喉が渇いたので、
“すだちうどん”なる発泡酒をいただきました。
すだち果汁を使用しているから、ビールじゃなくて発泡酒なのね。
ものすごく爽やか~!
6%だと感じさせないほど軽くて、すだちの香りと酸味とがよく効いている。
これはかなり危険ですぞ!
“すだちうどん”のおいしさに、
ご満悦の酔っぱらいだったのでした。
道の駅滝宮を出て、東へ歩いて行った酔っぱらい。
新滝宮橋より、再び綾川を望んだのですが・・・、
抹茶かよ!
イオンモール綾川へたどり着いた酔っぱらい。
これだけGET!
川鶴極びえ冷酒(左)は普通酒をGET!
本醸造もあったものの、新鮮なものがなくて敬遠いたしました。
イオンモール綾川を離れて、ことでん琴平線綾川駅へたどり着いた酔っぱらい。
滝宮駅から一駅、歩いてたどり着いたのでした。
時刻は9:51。
10:03の高松築港行に乗車。
太田駅にて下車。
ここはもう、高松市内。
把握してるね?
オオタやないね?(鶴光より)
太田駅から高松市内を徘徊していると、
ダイレックスを発見!
ダイレックスと言えば、カップ酒業界(どんな業界だよ!)では“あなたにひとめぼれ”。
今回は芋のみ2種を入手いたしました。
さらに歩いて、
梅錦の純米吟醸原酒(左)と、金陵生貯(右)とをGET!
香川県産のだししょうゆも入手して、
本日正午をもちまして、
これにて今回の徘徊は終了!
太田駅へと戻って来た酔っぱらい。
時刻は12:10。
タイミングよく、次の電車は12:14発。
やって来たのは、1200形。
これも元京急車(京急700形電車)。
1080形と比べれば新しいものの、けっして若いとは言えないご年齢。
片開の4扉。
それ故に、ラッシュ時の通勤快特に充当されていた時期もあったっけ。
全面展望を楽しみつつ、
瓦町駅で、いったん下車。
全身が汗でびっしょりだったので、トイレで着替えたのでした。
瓦町駅からは、再度高松築港行に乗車。
玉藻城(高松城)の堀が見えてくると、
そこはもう、高松築港駅。
ことでん高松築港駅から歩いて、JR四国高松駅へ到着。
ここで、問題発生。
ここ高松駅近辺で、昼間に飲み食いできる場所を調べていなかったのでした。
高松築港駅から歩いてくる途中では、開店しているお店を見つけることは叶わず。
仕方なく観光案内所へ行って、
「今の時刻で飲み食いできるところはありますか?」
と、聞いてみたところ。
“フードコート”か、“正面のビル2階にある立ち食い寿司店”ですね。
と、あっけなく言われた酔っぱらい。
できれば落ち着いて飲み食いできる場所を教えてほしかったのに。
いやいや、そもそもやっつけ仕事で税金泥棒の観光案内所の職員なんかを当てにするのがまちがいなのですよ。
(もちろん、鹿児島のように、あざやかな仕事をしてくださる観光案内所も存在しますよ。)
まずはフードコートへ。
明らかに場違い。
追加注文するたびにいちいちレジへ並ばにゃいかんし。
さっさと退散いたしました。
立ち食い寿司店も紹介されたので、行ってみました。
オイラにとっては、完全にアウェイだったこの店。
入ったら店員さんが居たので、
「この荷物を置く場所はありますか?」
と聞いたら、
店の奥にあった椅子の上に乗せろとのこと。
そしてカウンターの立ち位置を決めようとしたところ、
「こちらへどうぞ。」と、
荷物からはるか遠く離れた場所へ立たされてしまった!
いささか戸惑っていると、たたみかけるように、
「お飲み物は?」と聞かれたので、
「生中」と即答。
ここからが、惨事の始まり。
女性の店員さんが来て、こっちが理解できないほどの速さでメニューの説明をしまくる。
セットがどうのこうのとおっしゃるので、壁に貼ってあったセット写真を見たら、“平日限定”の文字が。
平日限定と書いていない写真もあったので、これだったら頼めるのか?と尋ねても、なぜか“ハイ”とは言わずに訳の分からない説明がダラダラと続く。
「おつまみは?」と思ってメニューを見ても、数品しか載っていない。
「おつまみはこれだけですか?」とその店員さんに聞いた酔っぱらい。
するとその店員さん、オイラにとどめを刺す一言を・・・・・・・・。
「裏メニューはこのQRコードから!」
おいおい!
スマホを持っていることが前提のお店だったのかよ!
「スマホ持っていないんですけれど。」
と答えても、
ただ一言、
「ハイ!」
と言うだけ。
先ほど、セットメニューの件で質問したときはお茶をにごしたのに、今度は即答!
要するに、救済措置はないのね。
いかんいかん、
これは昨日の悪運の続きだ!
このままここにいても、きっとなにもよいことはない!
そう思い、店員さんに、
「やっぱり辞退します。」
と言って、店を出ようとした酔っぱらい。
するとその店員さん、
「生ビールが出ています。」
だとよ。
ああ、そうだよ。
その生ビールは、紛れもなくオイラが注文したものだよ。
しかたがないので、
生ビールを一気飲み。
そのお代550円をレジの皿に置き、はるか遠くへ無理矢理離別れさせられた荷物をはるばる取りに行って、その店を立ち去ったのでした。
その店は、地元の方々に愛されているようでした。
それ故にお客さんは皆、お店のルールを熟知なさっており、それに従ってお店とやり取りして楽しんでいらっしゃるのでしょう。
そこへよそ者のオイラが入り込んで、やれ荷物を置かせろだとか、やれスマホなんて持っていないだとか言いつつわめき散らすのは、センスが悪いことこの上ない。
お店の人にしてみても、皆がルールを守って楽しんでいるのに、オイラにだけ特別の配慮をするわけにはいかないはず。
すなわちこれ、
「郷に入らば、郷に従え。」
そうです。
悪いのは、みんなオイラなのですよ。
オイラの“運”が悪かっただけ。
そう考えれば、すべて丸く収まるのさ。
そう思いつつ、寿司店を出た酔っぱらい。
すると、
その寿司屋のすぐ近くに、
うどんの杵屋があったのでした。
ああ、神様、仏様、杵屋様!
もう、ここでいいや!と思い、さっさと入店。
そして、生中を再度注文!
ちょっと前に生ビールを一気飲みしたことなんて、もう完全に忘れていたのでした。
これほどまでに幸せなことだったのか!
枝豆を、スマホなんかなくてもこんなに簡単に注文できることが。
瀬戸内しらすと梅のおろし合え。
しらす、おいしい!
カリカリ梅の噛み応えもうれしい!
これ、家でも作ってみたい!
生中をさっさと空けて、
麦焼酎(一番札)のソーダ割り。
とうもろこしの天ぷら。
これもおいしい!
香ばしくて、かつトウモロコシの甘みがいいね。
三杯目は、芋焼酎(黒霧島)のソーダ割り。
それと共に、とり天カレーうどん。
とり天、柔らかくておいしい。
そういえば、香川県へ来たというのに、讃岐うどんを一度も食べていませんでした。
そんなこと、もうどうでもいい!
杵屋さんのうどんに、オイラは救われたのだから。
あー、おいしかった。
ごちそうさまでした。
杵屋さんにお腹も心も満たされた酔っぱらい。
駅ビルに入っていたスーパーで、川鶴極びえ冷酒の本醸造を見つけてGET!
普通酒はイオンモール綾川で入手しましたが、本醸造は新しいものがなかったので入手を断念。
ですが最後の最後で、当月製造分の超新品に出会うことが叶いました。
土佐鶴(高知県の酒)の一合瓶も見つけてGET!
そして、地元産の醤油とともに、愛媛県産の麦味噌をGET!
麦味噌が大好きなワタクシは、西日本へ来たら必ず買って帰ろうと心に決めているのです。
今回の徘徊は、これで行程のすべてを終了。
あとは電車を乗り継いで、苦界へと戻るのみ。
高松駅からは、快速マリンライナーに乗って、
2階席(グリーン車)の線路側に乗車。
「この日は満席」の車内放送があったものの、なぜか実際にはガラガラ!
瀬戸大橋を渡るたびに、あたしゃこの区間が在来線で本当によかったといつも思う。
この景色は、在来線の速度で楽しむべきですよ。
岡山駅で新幹線に乗りかえ。
なぜか激暑の岡山駅新幹線コンコース。
菩提酛にごり酒缶をGET!
要するに水酛仕込でしょうけれど、奈良県産酒ではないのになぜ菩提酛を名乗るのか?
それを調べる必要がございますね。
のぞみに乗って、帰ったとさ。
当初の予想に反して、成果は上々!
蔵元さんの数が少ない香川県でこれだけ集めることができたことは、御の字でした。
しかし今回徘徊・収集したことで、香川県ではいささかネタ切れの感もございます。
それに、香川県におけるワタクシの運の悪さは、いつになれば回復するのか?
それ故、二度と行きたくない場所とまでは言わないものの、回復するまでの”しばらくの間”は、香川県へは再び出かけられそうにございません。
その”しばらくの間”がいつまでになるかは、皆目見当がつきませんけれど。
“酒集め”のために各地を徘徊した様子を紹介いておりました。
ですが、北海道と香川県とだけは、徘徊しておりませんでした。
北海道は広すぎる上に蔵元さんが散在しており、徘徊による成果取得の効率がものすごく悪いと思われる。
香川県は狭いものの、蔵元さんの数が少ないことから、たとえ徘徊したとしてもどうせそれほど成果はなかろう。
と、それぞれ考えていたが故でした。
しかし、香川県については、成果が少ないと予想はするものの、それを承知で実証すべく出かけてみようと思った次第でございました。
範囲が狭いわけですから、ある程度“当たり”を付けて徘徊することは可能ですからね。
成果に関する予想は、はたして当を得たものであったのか否か?
なお今回は、
これまでの徘徊では遭遇したことのない“惨事”に2度も出くわしてしまいました。
しかしそれらも、ひとえに、オイラの運の悪さが原因でございます。
そのことをはっきりと申し上げたうえで、その惨事についても記述してございます。
前置きが長くなってしまいました。
それでは香川県での酒集めを、200枚を超える数の写真と共に、ここにご報告申し上げ奉ります。
★☆2024年7月27日(土)★☆
午前4時台に、千葉市内を徘徊する酔っぱらい。
陽が差す前なのにかなり暑くて、汗が出て来るわ。
やって来たのは、検見川駅(京成電鉄千葉線)。
4:58発の京成津田沼行に乗車。
京成津田沼、宗吾参道と2回乗りかえて、
空港第2ビル駅にて下車。
そこから歩いて、成田空港第3ターミナルへ到着。
成田空港第3Tからは、
7:20発のJetstar★GK449便高松空港行に搭乗。
飛びます、飛びます!(坂上二郎さんより)
いいえ、もう飛んでいます。
なーんにも見えやしない見えやしない。
あーダメ人間だダメ人間だ。
まだ朝8時だというのに飛行機に乗ると飲むクセがすっかりついたアル中ハイマー型ダメ人間だ。
陸が見えてくると、そこはもう四国。
高松空港に到着。
15分も早く到着しやがった。
まずは空港内のお店を物色して、
これだけGET!
銭形カップはこの後で向かう場所のお酒。
香川県では、
蛇口をひねると“うどんだし”が出てくるんだってさ。
おいおい、誰だぁ?
「尿検査みたい」って思っている奴は!
いりこだしのやさしいうまみ。
塩気は、オイラにはちょっとしょっぱいな。
10時となり、腹が減ってまいりました。
今朝の朝食が午前2時だったもので。
うどん屋が2件ありましたが、敬遠。
かけ一杯で600円ってのはねぇ・・・。
コンビニでおにぎりとビールとを買って、
空港の端っこにあったソファーに座って、
いただきましたとさ。
(おにぎり2個は撮影を忘れていたことをお詫び申し上げます。)
窓の外をふと見ると・・・、
あ、トカゲ星人だな!
トーケー!
バスの時刻が近づいたので、外へ出た酔っぱらい。
暑っ!
四国中央市方面のバス停へ、
西讃観光の高松空港リムジンバス第4便(11:30発)に乗車。
マイクロバスかよ!
前面展望イェ~イ!(ガキか。)
一時間ほど乗って、高速観音寺バス停にて下車。
周りは田んぼだらけ。
その田んぼをよく見ると、
ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)の卵があちらこちらに付いていやがる。
気持ちが悪いと思われる御仁もいらっしゃるでしょうから、撮影は敬遠。
要するに、こんな感じのやつですわ。
と、思ったら、
とある店舗の軒先に、ジャンボタニシの親玉!
時刻は12時半過ぎ、
高速観音寺バス停から歩き始め、
行列ができているうどん屋を見つけたのですが、
ふと標識を見ると、“池之尻町”の文字が!
歩く方向をまちがえていた酔っぱらい。
あぶない、あぶない!
気を取り直して、北へ向けて歩いて行ったのでした。
ため池だ。
なぜか半分だけ浮草に覆われておりました。
それにしても、いい天気!
かなり暑いけれどね。
最初に入ったスーパーで、これだけGET!
梅錦は愛媛県(四国中央市)のお酒ですが、ラベルが一新されていたので入手いたしました。
川鶴は、観音寺の地酒。
上撰お燗瓶も見つけてGET!
その川鶴の吟醸酒。
オリーブ酵母使用なんだってさ。
線路を超える陸橋を渡ると、
そこはもう、JR観音寺駅。
一の谷川に架かる大正橋。
濁ってはおりましたが、川風が涼しい。
財田川に架かる三架橋。
ここは磯風っぽいね。
お寺が見えてまいりました。
六十八番 神恵院!
六十九番 観音寺!
ラッキースポットですね。(水曜どうでしょうより)
神恵院の本堂から参拝。
この中にある階段を上って行くと、
ありました。
合掌。
神恵院の大師堂。
南無大師遍照金剛。
こちらが観音寺の本堂。
合掌。
最後は、観音寺の大師堂。
南無大師遍照金剛。
でもさ、残念なことに、
この看板↓、もうないのね!(2015年11月21日:南光坊にて撮影)
薬師堂へ向かう階段を上って行った酔っぱらい。
上がり切ると、さらに階段が続きます。
階段の次は、急坂の連続!
やっと見えてまいりました。
お目当ての展望台が。
ここは、“銭形砂絵”を眺めるための展望台。
こちらが銭形砂絵。
砂絵のモデルは、寛永通宝。
展望台を下りたところに、説明板がありました。
その説明板があったところから眺めたほうが、
正面から捉えられるようでした。
ほぼ同じ高さに鎮座まします、琴弾八幡宮(ことひきはちまんぐう)。
二礼二拍手一礼。
おまっとさんでした!(キンキンより)
おみくじを引いてみましょう!
末吉。
ビミョー!
「旅行 病気に注意せよ」
ほとんどビョーキ!(山本晋也さんより)
「恋愛 あきらめなさい」
言われんかて、10年前に諦めとるわ!
参拝を終えて、下界へ降りて行った酔っぱらい。
灯篭の中に、なにか動くものを発見!
猫でした。
と思ったら、
いっぱいいた!
猫であろうと犬であろうと私はあんたに用はない!(鶴光より)
石段に座って休憩していたら、一匹が近寄ってきてくれました。
ありがとうね。
下界へ降りたのち、道の駅ことひきへ。
成果は皆無。
今までに訪問した道の駅の中で、2番目に地味でした(1番目は道の駅すくも)。
高速観音寺バス停から3時間半かけて徘徊したのち、
ホテルへチェックイン。
汗でびしょ濡れになった衣服を着替えて、
大相撲を見つつ休憩したのち、予讃線の踏切を渡って街中へ。
スーパーで、いりこ酒のカップと、いいとも20度とを入手。
いいともは西日本では比較的よく見かけますが、関東では皆無なもので。
今宵の一人宴会は、
“時々/jiji 観音寺店”さんへ。
カウンターの左端に案内された酔っぱらい。
この場所、こののち、“惨事”と関係するので、お忘れなく。
まずは生中!
お通しは、野菜といりことの煮物。
ものすごくおいしい!
いりこのうまみが上品で、臭みゼロ!
トマトスライス。
地方へ来ると、まちがいなく野菜がおいしい。
みずみずしくも水っぽくないので、塩なんかつけなくてもおいしい!
伊吹島の“いりこ煎り”。
いりこはすべて、頭とはらわたとを取り除いてあるんだってさ。
最高においしい!
臭みゼロ!、やさしいうまみに、苦み香ばしさがほどよい。
観音寺の地酒、“川鶴 本醸造辛口”。
キリッとしていて、嫌味のないちょいぴり。米のうまみがしっかりなのに、軽くてすっと引く。
これは海の酒だね。
辛口の川鶴が、いりこ煎りとバッチリ!
無限酒ループに要注意ですぞ!
“讃美”なる無濾過純米吟醸。
酸味が効いていて、うまみに厚みを感じました。
ここでオイラは、讃美と合わせるべく、
“初かつおの塩たたき”を追加注文したのでした。
ところが・・・・、
ここで、オイラの運は尽きたのでした。
初かつおの塩たたきを注文して間もなく、私の右隣の席に、
“スキンヘッドの巨漢”が鎮座しやがった。
(カタカナ4字で書きたい↑ところを、かなり言葉を選んだつもり)
その巨体は、座っただけで隣のオイラへ物理的にも精神的にも圧力をかけてきやがる。
でもオイラはカウンターの左端に座っているので、これ以上左へ移動することはできやしない。
そのスキンヘッドは、まるで雨の中を歩いて来たかのごとく、汗でびっしょり。
タオルで何度も拭くのだが、その汗は止まる気配をいっこうに見せない。
その頭の汗を拭いたタオルを、オイラの側へ置きやがる。
気持ち悪いこと、この上ない。
「10年以上もこの趣味を続けているのだから、こういうこともたまにはあるだろう。」
「この人だって、故意にオイラに圧をかけているわけではない。」
「これも修行の内だ。」
そう言い聞かせながら、とにかく落ち着くことだけを考えつつ、讃美をすすっていたのでした。
しかしここで、とうとう堪忍袋の緒が切れる事態が発生。
このスキンヘッドの巨漢、なんと、
オイラと同じ、
“初かつおの塩たたき”
を注文しやがった!
しかも先に注文したオイラではなく、
巨漢のほうに先に配膳されてしまったのだ!
店員さんを呼んで、
“初かつおの塩たたき”が来ていないことを伝えると、
「本日満席で、料理が立て込んでおりますもので・・・、」
だってさ。
一辺倒な回答に、いささか腹を立てたオイラ。
そこで隣の巨漢を指差して、
「こちらの方がここに座る前に注文しているのに、こちらの方には来て、どうしてこっちには来ないのか?」
と言い返した。
すると、お店の人、
いったんカウンターの中へ入ったのち、すぐに戻って来て、
「料理を出す順番を間違えてしまいました。」
と、あっさりと認めてしまわれた。
エラい!
表彰状 “あんたはエライ!”(小松政夫より)
適当にごまかすことなく、非を認められたお店の姿勢に、あたしゃ心を打たれましたよ。
それ故、料理が供されるまで、待つことに決めたのでした。
すると3分と間を置かずして、初かつおの塩たたきが供された。
それがコレ。
たしかにおいしいよ。
臭みゼロだし、かつおのうまみもしっかり。
でもさ、これってもしかして、
かつおの刺身を軽く炙っただけ?
これを“たたき”って・・・・。
スキンヘッドの巨漢だって、オイラが初かつおの塩たたきを注文した後に着席し、オイラが同じものを注文していることを知らずして料理を受け取っているのだから、この件に関しては罪はないだろう。
お店も、料理を出す順番を間違えたことを認め、一刻も早くオイラに初かつおの塩たたきを供しなければ失礼だと考えたが故に、結果としていつもより火の入れ方が浅いものを供してしまったのだろうから、その姿勢と努力とは称えたいところ。
そうです。
悪いのは、みんなオイラなのですよ。
オイラの“運”が悪かっただけ。
そう考えれば、すべて丸く収まるのさ。
他にもいろいろと試してみたい料理やお酒はあったのですが、
それよりも、
「一刻も早く“この席”を離れなければ、悪運は際限なく続くだろう。」
と判断し、
盃の中には讃美を残しつつも、勘定を済ませて退散したのでした。
ホテルに戻った酔っぱらい。
自分の運の悪さを慰めるべく、一人宴会を開催したのでした。
こうして、観音寺の夜は、更けていったのでした。
★☆2024年7月28日(日)★☆
翌朝。
JR四国の観音寺駅へ。
観音寺駅からは、6:26発高松行普通110Mに乗車。
“普通(各駅停車)”とありますが、津島ノ宮駅は通過します。
110Mに充当されていたのは、JR四国7200系。
7200系は、国鉄121系電車の魔改造車。
足回りは新品ピカピカでも、車体と座席とは国鉄風なのです。
110Mに乗って、多度津駅で途中下車。
改札を出て駅前のコンビニを物色したものの、成果はなし。
多度津駅からは、土讃線に乗りかえ。
7:33分発琴平行普通5217Mでした。
琴平駅に到着。
少し歩いて、琴電琴平駅へ到着。
琴電琴平駅からは、高松琴平電気鉄道(ことでん)琴平線に乗車。
乗車した1080形は、かつての京浜急行1000形の生き残り。
昭和35年製の大先輩。
ワタクシにとっては、懐かしい車内の様子。
都営地下鉄浅草線に乗り入れていた際には、通勤時に何度も乗車させていただきました。
扇風機には、“KHK(京浜急行)”の文字が!
というか、扇風機を設置している電車自体が、文化遺産的存在かも。
その1080形の先頭席に座って、
全面展望を楽しんだのですけれど・・・、
そういうときに限って、なぜか必ず、
“キモヲタ”が近づいて来て、オイラの席を虎視眈々と狙っていやがんの!
キモい奴やルールを守らない奴が一人でもいると、鉄道ファン全体がそう思わるんだよな。
滝宮駅にて乗車。
離席するや否や、キモヲタはオイラが座っていた席へ移動しやがった。
滝宮駅の駅舎は、古き良きモダン建築の様相。
大正産まれの大先輩なんだってさ。
時刻は8:30過ぎ。
ここ滝宮駅から、香川県綾歌郡綾川町での徘徊を開始したのでした。
滝宮天満宮を発見。
へー!
天神さん、右大臣職を受ける前に、讃岐国の国司(讃岐守)だったんだってさ。
拝殿にて二礼二拍手一礼。
礎石らしきものがありましたが、
伊勢神宮への遥拝所?
天神さんへの参拝を終えて、
綾川に架かる滝宮橋へ、
ここも川風が気持ちいい。
さらに歩いて、道の駅滝宮へ到着。
開店時刻(9:00)とほぼ同時の到着でした。
その道の駅滝宮では、あやカップと国重吟醸とをGET。
いずれも地元綾川町に蔵を置く、綾菊酒造さんのお酒。
喉が渇いたので、
“すだちうどん”なる発泡酒をいただきました。
すだち果汁を使用しているから、ビールじゃなくて発泡酒なのね。
ものすごく爽やか~!
6%だと感じさせないほど軽くて、すだちの香りと酸味とがよく効いている。
これはかなり危険ですぞ!
“すだちうどん”のおいしさに、
ご満悦の酔っぱらいだったのでした。
道の駅滝宮を出て、東へ歩いて行った酔っぱらい。
新滝宮橋より、再び綾川を望んだのですが・・・、
抹茶かよ!
イオンモール綾川へたどり着いた酔っぱらい。
これだけGET!
川鶴極びえ冷酒(左)は普通酒をGET!
本醸造もあったものの、新鮮なものがなくて敬遠いたしました。
イオンモール綾川を離れて、ことでん琴平線綾川駅へたどり着いた酔っぱらい。
滝宮駅から一駅、歩いてたどり着いたのでした。
時刻は9:51。
10:03の高松築港行に乗車。
太田駅にて下車。
ここはもう、高松市内。
把握してるね?
オオタやないね?(鶴光より)
太田駅から高松市内を徘徊していると、
ダイレックスを発見!
ダイレックスと言えば、カップ酒業界(どんな業界だよ!)では“あなたにひとめぼれ”。
今回は芋のみ2種を入手いたしました。
さらに歩いて、
梅錦の純米吟醸原酒(左)と、金陵生貯(右)とをGET!
香川県産のだししょうゆも入手して、
本日正午をもちまして、
これにて今回の徘徊は終了!
太田駅へと戻って来た酔っぱらい。
時刻は12:10。
タイミングよく、次の電車は12:14発。
やって来たのは、1200形。
これも元京急車(京急700形電車)。
1080形と比べれば新しいものの、けっして若いとは言えないご年齢。
片開の4扉。
それ故に、ラッシュ時の通勤快特に充当されていた時期もあったっけ。
全面展望を楽しみつつ、
瓦町駅で、いったん下車。
全身が汗でびっしょりだったので、トイレで着替えたのでした。
瓦町駅からは、再度高松築港行に乗車。
玉藻城(高松城)の堀が見えてくると、
そこはもう、高松築港駅。
ことでん高松築港駅から歩いて、JR四国高松駅へ到着。
ここで、問題発生。
ここ高松駅近辺で、昼間に飲み食いできる場所を調べていなかったのでした。
高松築港駅から歩いてくる途中では、開店しているお店を見つけることは叶わず。
仕方なく観光案内所へ行って、
「今の時刻で飲み食いできるところはありますか?」
と、聞いてみたところ。
“フードコート”か、“正面のビル2階にある立ち食い寿司店”ですね。
と、あっけなく言われた酔っぱらい。
できれば落ち着いて飲み食いできる場所を教えてほしかったのに。
いやいや、そもそも
(もちろん、鹿児島のように、あざやかな仕事をしてくださる観光案内所も存在しますよ。)
まずはフードコートへ。
明らかに場違い。
追加注文するたびにいちいちレジへ並ばにゃいかんし。
さっさと退散いたしました。
立ち食い寿司店も紹介されたので、行ってみました。
オイラにとっては、完全にアウェイだったこの店。
入ったら店員さんが居たので、
「この荷物を置く場所はありますか?」
と聞いたら、
店の奥にあった椅子の上に乗せろとのこと。
そしてカウンターの立ち位置を決めようとしたところ、
「こちらへどうぞ。」と、
荷物からはるか遠く離れた場所へ立たされてしまった!
いささか戸惑っていると、たたみかけるように、
「お飲み物は?」と聞かれたので、
「生中」と即答。
ここからが、惨事の始まり。
女性の店員さんが来て、こっちが理解できないほどの速さでメニューの説明をしまくる。
セットがどうのこうのとおっしゃるので、壁に貼ってあったセット写真を見たら、“平日限定”の文字が。
平日限定と書いていない写真もあったので、これだったら頼めるのか?と尋ねても、なぜか“ハイ”とは言わずに訳の分からない説明がダラダラと続く。
「おつまみは?」と思ってメニューを見ても、数品しか載っていない。
「おつまみはこれだけですか?」とその店員さんに聞いた酔っぱらい。
するとその店員さん、オイラにとどめを刺す一言を・・・・・・・・。
「裏メニューはこのQRコードから!」
おいおい!
スマホを持っていることが前提のお店だったのかよ!
「スマホ持っていないんですけれど。」
と答えても、
ただ一言、
「ハイ!」
と言うだけ。
先ほど、セットメニューの件で質問したときはお茶をにごしたのに、今度は即答!
要するに、救済措置はないのね。
いかんいかん、
これは昨日の悪運の続きだ!
このままここにいても、きっとなにもよいことはない!
そう思い、店員さんに、
「やっぱり辞退します。」
と言って、店を出ようとした酔っぱらい。
するとその店員さん、
「生ビールが出ています。」
だとよ。
ああ、そうだよ。
その生ビールは、紛れもなくオイラが注文したものだよ。
しかたがないので、
生ビールを一気飲み。
そのお代550円をレジの皿に置き、はるか遠くへ無理矢理離別れさせられた荷物をはるばる取りに行って、その店を立ち去ったのでした。
その店は、地元の方々に愛されているようでした。
それ故にお客さんは皆、お店のルールを熟知なさっており、それに従ってお店とやり取りして楽しんでいらっしゃるのでしょう。
そこへよそ者のオイラが入り込んで、やれ荷物を置かせろだとか、やれスマホなんて持っていないだとか言いつつわめき散らすのは、センスが悪いことこの上ない。
お店の人にしてみても、皆がルールを守って楽しんでいるのに、オイラにだけ特別の配慮をするわけにはいかないはず。
すなわちこれ、
「郷に入らば、郷に従え。」
そうです。
悪いのは、みんなオイラなのですよ。
オイラの“運”が悪かっただけ。
そう考えれば、すべて丸く収まるのさ。
そう思いつつ、寿司店を出た酔っぱらい。
すると、
その寿司屋のすぐ近くに、
うどんの杵屋があったのでした。
ああ、神様、仏様、杵屋様!
もう、ここでいいや!と思い、さっさと入店。
そして、生中を再度注文!
ちょっと前に生ビールを一気飲みしたことなんて、もう完全に忘れていたのでした。
これほどまでに幸せなことだったのか!
枝豆を、スマホなんかなくてもこんなに簡単に注文できることが。
瀬戸内しらすと梅のおろし合え。
しらす、おいしい!
カリカリ梅の噛み応えもうれしい!
これ、家でも作ってみたい!
生中をさっさと空けて、
麦焼酎(一番札)のソーダ割り。
とうもろこしの天ぷら。
これもおいしい!
香ばしくて、かつトウモロコシの甘みがいいね。
三杯目は、芋焼酎(黒霧島)のソーダ割り。
それと共に、とり天カレーうどん。
とり天、柔らかくておいしい。
そういえば、香川県へ来たというのに、讃岐うどんを一度も食べていませんでした。
そんなこと、もうどうでもいい!
杵屋さんのうどんに、オイラは救われたのだから。
あー、おいしかった。
ごちそうさまでした。
杵屋さんにお腹も心も満たされた酔っぱらい。
駅ビルに入っていたスーパーで、川鶴極びえ冷酒の本醸造を見つけてGET!
普通酒はイオンモール綾川で入手しましたが、本醸造は新しいものがなかったので入手を断念。
ですが最後の最後で、当月製造分の超新品に出会うことが叶いました。
土佐鶴(高知県の酒)の一合瓶も見つけてGET!
そして、地元産の醤油とともに、愛媛県産の麦味噌をGET!
麦味噌が大好きなワタクシは、西日本へ来たら必ず買って帰ろうと心に決めているのです。
今回の徘徊は、これで行程のすべてを終了。
あとは電車を乗り継いで、苦界へと戻るのみ。
高松駅からは、快速マリンライナーに乗って、
2階席(グリーン車)の線路側に乗車。
「この日は満席」の車内放送があったものの、なぜか実際にはガラガラ!
瀬戸大橋を渡るたびに、あたしゃこの区間が在来線で本当によかったといつも思う。
この景色は、在来線の速度で楽しむべきですよ。
岡山駅で新幹線に乗りかえ。
なぜか激暑の岡山駅新幹線コンコース。
菩提酛にごり酒缶をGET!
要するに水酛仕込でしょうけれど、奈良県産酒ではないのになぜ菩提酛を名乗るのか?
それを調べる必要がございますね。
のぞみに乗って、帰ったとさ。
当初の予想に反して、成果は上々!
蔵元さんの数が少ない香川県でこれだけ集めることができたことは、御の字でした。
しかし今回徘徊・収集したことで、香川県ではいささかネタ切れの感もございます。
それに、香川県におけるワタクシの運の悪さは、いつになれば回復するのか?
それ故、二度と行きたくない場所とまでは言わないものの、回復するまでの”しばらくの間”は、香川県へは再び出かけられそうにございません。
その”しばらくの間”がいつまでになるかは、皆目見当がつきませんけれど。
香川はうどんの本場ですから、おいしいうどんに救われて何よりでした(*^_^*)
by mayu (2024-08-03 04:02)
凄いレポートですね。私なら10分割です(笑)
ここまで、文字に起こせば”悪運”とやらも離れると思います。
しかし、スマホをお持ちじゃないなんて。なんだか、流石^^
by HOTCOOL (2024-08-03 05:09)
初の香川ですのに散々やったんですね。一香川県民としてお詫びしたい気持ちです。
JR高松駅周辺でちょっとお酒も。となると、週末で昼にフル営業してるお店は皆無に近く、オルネと隣のシンボルタワーに数店あるのみです。ことでん瓦町駅から商店街に入ればそこそこあるんですけどね。
by タンタン (2024-08-03 08:10)
いろいろあったようですが、それなりに集めることができて良かったですね
最高に美味しい“いりこ煎り”、食べてみたいな
by さる1号 (2024-08-03 09:15)
楽しく読ませていただきました。
高松かあ
「美人亭」に良く行ってたな。
by 八犬伝 (2024-08-03 14:16)
四国上陸、お疲れさまでした。懐かしい車両が走っていましたね。それに乗るだけでも楽しいですね。裏メニューはQRコードはないですよね。
by newton (2024-08-03 17:48)
素晴らしい旅になりましたね(^-^)
by kou (2024-08-04 05:24)
mayuさん、讃岐うどんはいただきませんでしたが、結果としてうどんの神様に救われましたとさ。
by skekhtehuacso (2024-08-04 19:36)
HOTCOOLさん、分割すると、臨場感がなくなってしまうのです。
スマホを持っていないのは、友達が猫しかいないので、LINEやらXやらを使う必要がないからなのです。
by skekhtehuacso (2024-08-04 19:38)
タンタンさんのせいではなく、香川県の人たちのせいでもございません。
ひとえに、オイラの運が悪かっただけのことです。
高松は駅周辺よりも瓦町のあたりが中心街みたいですね。そちらへ行っていればよかったのかもしれません。
これも下調べを怠ったワタクシが悪いのでございます。
でも、いりこ煎りはものすごくおいしかった!
あれが讃岐うどんの出汁のベースですもんね。
by skekhtehuacso (2024-08-04 19:40)
さる1号さん、酒集めでつけた当たりは正解で、成果は上々でした。
いりこ煎りは本当においしかった!酒が進んで仕方がないほど。
讃岐うどんの出汁の基本ですからね。
by skekhtehuacso (2024-08-04 19:43)
八犬伝さん、美人局ならぬ、美人亭?
どうやら瓦町にあるみたいですね。
高松駅周辺ではなくて、瓦町で打ち上げしておけばよかったと後悔しております。
by skekhtehuacso (2024-08-04 19:45)
newtonさん、懐かしの京急車には楽しく乗らせていただけました。
スマホがないと注文できないなんて、世知辛い世の中になったものですわ。持っていないほうが悪いのかもしれませんけれど。
by skekhtehuacso (2024-08-04 19:48)
kouさん、成果は素晴らしいものでしたが・・・。
運がいいのか、悪いのか?
by skekhtehuacso (2024-08-04 19:49)