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2024年9月青春18きっぷでの酒集め★被害甚大/嗚呼情けなや☆ [旅:154+]
2024年夏の青春18きっぷ。
残り2回分を使用して、酒集めに出かけてまいりました。
今回は、
戦果は十分ながらも、
被害が甚大となってしまいました。
その状況たるや、あたかも太平洋戦争ソロモン攻防戦における南太平洋海戦の如し。
ただし、前回(2024年7月)の香川県での酒集めにおける惨事のような、敵からの直接的な攻撃は受けてはおりません。
また、道中では、
運命的な出会いがあったものの、
オイラの甲斐性のなさからなにもしてあげられず、
情けなさを痛感したこともございました。
どこへ行ったのか?
戦果はどうだったのか?
被害はどんな状況なのか?
なにが情けなかったのか?
それをこれから解説いたしたいと思います。
はじまり、はじまり!
★☆2024年9月7日(土)★☆
はじめの一歩は、津田沼駅(千葉県船橋市/習志野市)から。
津田沼は「谷津・久々田・鷺沼」の複合地名なんだってさ(今尾恵介『住所と地名の大研究』p,31 2004.3 新潮選書)。
津田沼駅からは、総武快速線に乗車。
4:56発逗子行476F。
東京駅で、東海道本線に乗りかえ。
5:40発沼津行323M。
沼津駅で、8:09発静岡行普通2747Mに乗りかえたのですが・・・、
蒲原駅にて抑止!
由比-興津間の踏切で安全確認だとよ。
16分遅れで、静岡駅に到着。
静岡駅から乗る予定だったのは、9:06発浜松行普通751M。
その751Mの発車を遅らせて、接続は取られていたものの、
以後の行程は崩壊・・・。
しかたがない。
金で解決だ!
静岡駅からは、9:21発こだま707号新大阪行へ乗車。
こだま707号に、浜松駅まで乗車。
当初の行程では、浜松駅からは10:25発の列車に乗る予定だったオイラ。
しかし一本前の10:00発豊橋行普通941Mに乗れてしまった。
在来線の遅れを取り戻しつつも予定より早く到着する新幹線ってどんだけ速いんだ!
豊橋駅で、10:50発新快速大垣行5321Fに乗りかえ。
これも当初の行程より一本早い列車でした。
5321Fの車内にて、昼食。
11;43に、名古屋駅に到着。
結果として時間を稼ぐことができたので、改札外へ出ることにいたしました。
どえりゃあこと人がおるがや!
名鉄百貨店の酒コーナーで、これだけGET!
包装をはがすのがめんどくさかったでよ、許したってちょーでゃあ!
これらは途中で新幹線利用に切り替えたが故に獲得できた戦果だったのでした。
名古屋駅からは、計画どおりの行程に復帰。
12:37発快速みえ9号鳥羽行2909Dに乗って、関西本線経由で紀勢本線へ。
あらかじめ指定席を確保していた酔っぱらい。
指定席と言っても、普通の転換クロスシートですけれど何か。
指定席ですからね、
そりゃ、飲みます罠!
快速みえ号は、
四日市-津間の一部で伊勢鉄道の線路を通るいやがらせシステム。
伊勢鉄道はもともとは国鉄伊勢線で名古屋と伊勢地方とを結ぶ重要路線だったのに、国鉄の怠慢営業による赤字というくだらない理由で廃止&第三セクター化されたバカバカしい路線。
それ故に、JR線にしか乗れない青春18きっぷで快速みえ号に乗車する際は、
伊勢鉄一家にみかじめ料(520円)をぼったくられるシステム。
ところが今回は、なぜか不思議なことに、みかじめ料をせびりには来なかったよ!
快速みえ9号に1時間45分乗って、
多気駅(三重県多気郡多気町)にて下車。
駅舎は、昭和34年製。
それ故か、造りはちがえども、
名鉄左京山駅旧駅舎(土居下仮駅舎の転用)っぽい雰囲気を感じるのはオイラだけ?
その多気駅、
町名を駅名にいただきながらも、周囲にはなにも無し!
時刻は14時前。
つぎの普通列車は、
15:23まで来やしない。
ということで、
タクシー利用。
電話を掛けたら、20分ほどで来ていただけました。
10分ほど乗って、クリスタルタウンへ。
料金は、1,800円。
事前にネットで検索したら2,000円超だったのに、ラッキーでした。
クリスタルタウンのマックスバリュで、これらをGET!
鉾杉杉の子カップ(右)は既出ですが、ラベルが微妙に変わっていたので別カウントか?
マックスバリュを出て、歩いて行った酔っぱらい。
「車はビュンビュン走っているのに、誰も歩いていやしない。」という、田舎あるある。
すべて大嘘だ!
そのせいで、生まれてから今日までどれほど苦しめられてきたことか!
紀勢本線の踏切を渡って、
駅らしきものが見えてまいりました、
その近くにスーパーがありましたが、戦果はなし。
ですがここから後の燃料を補給させていただきました。
やって来たのは、相可(おうか)駅。
多気駅のとなりに位置する相可駅。
多気町の中心は、むしろこっちかも。
一面一線の相可駅。
交換廃止の痕跡あり。
その相可駅からは、15:29発の新宮行普通333Cに乗車。
ここから目的地までが3時間半の乗車と、かなり長いのです。
333Cに乗るやいなや、燃料(固形+揮発性)を補給。
揮発性のほうは一本では足りず、追加で補給。
景色は、はじめのうちは山ばかりでしたが、
川が見えたり、
入江が見えたりした333Cの車窓。
途中、熊野市駅で20分ほど停車。
外へ出て見たものの、
店なんか、ありゃしない。
一軒だけ地元の物産を扱う店があったものの、閉店時刻(18:00)を過ぎておりました。
相可駅から333Cに3時間半乗って、
新宮駅(和歌山県新宮市)に到着。
ここまで、津田沼駅からおよそ14時間の旅。
でも、仕事で拘束されている時間と比べれば、本当にあっちゅう間!
外はもう真っ暗。
それ故今日は、夜の街に繰り出すことなく、コンビニ利用。
ホテルにチェックインし、いただきました。
こうして、新宮での初日は、すぐに更けて行ったのでした。
★☆2024年9月8日(日)★☆
翌朝、
いい天気。
この日は、
新宮の街を思いっきり徘徊し尽くしたのでした。
まずは徐福公園。
ホテルの近くにありました。
秦の始皇帝から、不老長寿の薬を探してこいと命令されてやって来た徐福さん。
でも結局、こっちに住み着いちゃったみたい。
そりゃ、不老長寿の薬なんかあるはずがなく、帰ったら殺されるでしょうからね。
徐福さんのお墓があるんだってさ。
これがお墓。
後世の作なのね。
徐福公園を後にして、さらに徘徊。
川かな?
いいえ。
紀勢本線の線路でした。
ふと見上げると、石垣が。
丹鶴(たんかく)城公園だってさ。
新宮城のことを、丹鶴城っていうのね。
石段が険しそうでしたが、上ってみることにしました。
まだカバンが軽いからね。
石段の整備状態は、次第に悪くなりつつあり、
これ、スベるやつじゃん!
(オマエは話がスベる奴じゃん。)
その後も石段は続き、
もちろん、本丸へ。
ここを上がると、
本丸か?
いやいや!
まだ上があるじゃないですか!
もういいじゃないですか!(日景忠男より)
さらに上を目指して、
上って行った酔っぱらい。
どうやらここが頂上のもよう。
北側には、雄大な熊野川のお姿を、
南側には、新宮駅を一望できました。
この交差点からここまで上がって来たのです。
でもこう見ると、なんかそんなに高くはないんですけどみたいな感じでやってます的な・・・。
これにて、新宮城=丹鶴城の登頂完了。
帰りはこちらの短絡ルートを通ることにしたのですが、
ここには、かつて、
わずか16mのケーブルカーがあったんだってさ。
下から見ても、線形の確認は難しい。
でも下には、麓駅の跡らしき遺構がございました。
ここから上って行ったのでしょう。
足元を見ると、
紀勢本線の線路が。
紀勢本線は、新宮城の真下をトンネルで通過していたのでした。
だからこのトンネルは、“丹鶴トンネル”というらしい。
新宮城への登頂終了。
歩いていると、アーケードがありました。
戦後80年となりつつあるというのに、
新宮は、今でも占領されているのか?
商店街は閉店ガラガラ状態。
でも人がいないし、日差しを避けて歩けるので、オイラには快適でした。
次の目的地が見えてまいりました。
熊野速玉大社。
いいですか、皆さん。
“速玉大社”(はやたまたいしゃ)
ですからね。
(友情出演)
それでは、速玉大社へ参拝いたしましょう。
神門と、手水舎。
神門には、菰樽が。
“太平洋”ってのが、新宮の地酒です。
拝殿にて二礼二拍手一礼。
おかげさまでこうして参拝させていただくことが叶いました。
それに、良い天気をありがとうございました。
合祀された神様がいたり、
摂社末社があったり、
それでは、恒例のおみくじを。
今日は、招き猫おみくじ。
なにが出るかな♪
なにが出るかな♪
ビミョー!
「さらに努力、努力。」って簡単におっしゃいますけれどね、
あたしゃこれまで、これでもかというほど努力してきたと胸を張って言い切れるのに、何一つうまくいかなかったのよね。
だからもう、どうせ努力なんかしてもムダだと思っておりますよ。
「健全で美しい愛情の実りがある」ってのは、たしかにこの後でございました!
でも何もしてあげられなかったけれど。
おみくじと共に、お守りが入っていました。
これはまちがいなく、オイラの一生涯で唯一無二の大親友だったごんちゃん!
旅行時にはいつも、ごんちゃんと一緒に出掛けているつもりです。
今回、はからずもお姿を現してくれて、ありがとう!
御神木の“梛(なぎ)”。
こうして、
熊野速玉大社を後にしたのでした。
時刻は10:15ですけれど、
参拝後に必要不可欠なのは、精進落とし。
川原家横丁へ向かって、
精進落としが無事叶ったのでした。
そのお店で、戦果あり。
しかも新鮮でした。
そのお店の店員さんに、
「比丘尼さんによる熊野詣の解説があるから見ていけ。」
と言われて、酒気帯びで見に行った酔っぱらい。
この絵図を使って、
熊野詣に関する面白いお話をいろいろと聞かせていただきました。
一番面白かったのは、熊野の神様にはそれぞれ、本地仏がいるという話。
本地垂迹説(平安期の国風文化)ってやつですね。
ここからは、新宮の街の徘徊へ。
熊野川の近くまで歩いてまいりました。
その熊野川沿いに蔵を構えるのが、尾﨑酒造さん。
太平洋などの手印を扱う、新宮で唯一の蔵元さんです。
ですが日曜日は定休日。
わかっておりましたから。
とあるスーパーへ突撃し、戦果は上々。
尾﨑酒造さんの製品2種類と、世界一統の純米吟醸を見つけてGET!
スーパーでトイレを利用したのち、外へ出た酔っぱらい。
にゃんこ発見!
近付くと逃げようとしたので、その場で座っていると、
しばらくしてから、向こうから近づいて来てくれました。
きっと、ごんちゃんが「コイツは大丈夫だぞ。」って教えてくれたんだ。
ごんちゃん、ありがとう。
小さいから、女の子かな?
と思ったのですが。
タマタマが付いていたのでオス。
まだ子猫なのでしょう。
地上に降りた天使だ!
遊んでくれてありがとうね。
オイラ、カタギの仕事には就けない甲斐性なしの瘋癲だから、なにもしてあげられなくてごめんね。
にゃんこと別れた酔っぱらい。
次なる目的地は・・・、
浮島の森。
地図で西側に入口らしき場所を確認したのですが、
閉鎖されておりました。
東側へまわったら、
入口がありました。
正式には
“新宮藺沢(いのさわ)浮島植物群落”
っていうんだってさ。
見学料は110円とお手軽価格。
これが浮島の森。
島全体が池の上に浮いていて、そこに植物が群生しているのだとか。
歩いて行くと、何かが池の中へ飛び込む音がする。
カエルだろうと思うものの、姿が見えないので確認できず。
ここから島の中へ入るシステム。
たしかに揺れている!
でも島自体の揺れなのか、それともこの道が(ボロいから)揺れているのかはわからない。
島に降りて揺れを確認してみたいところでしたが、
じっと我慢の子であった。
杉の植生が多いようですが、
シダ植物も生えている。
蛇の穴という、底なし沼。
「原住民が~♪、底なし沼にはまる~♪
おぼれている、原住民の、顔は笑ってる~♪」
(嘉門達夫『ゆけ! ゆけ! 川口浩!!』より)
「すると突然、頭の上から~♪」
(嘉門達夫『ゆけ! ゆけ! 川口浩!!』より)
九死に一生を得たのでした。
探検隊は、浮島からの脱出に成功。
浮島では、双頭の蛇ゴーグも、猿人バーゴンも見つからず。
動物で姿を確認できたのは、金魚だけ。
「いやぁ~楽しかったねぇハッハッハッハ!」
(↑藤岡弘、で)
浮島の森から脱出し、さらに歩いて行くと・・・・!
危ない!
これは罠だ!
甘い罠
「パローレ、パロレ、パローレ♪」
「いつもぼくに本を読ませる。」
(中村晃子/細川俊之『あまい囁き』より)
その甘い罠に、
まんまとはまってしまったのでした。
甘い罠にはまっても、
昼になれば、腹が減る。
そば屋さんを見つけて入店。
オマエたった今、わざと罠にはまって飲んだばっかりじゃないか!
冷やしおろしそば。
噛み応えのあるしっかりした麺。
おろし大根がおいしい!
これだけでつまみになるよ。
ビールとバッチリ。
ごちそうさまでした。
最後に訪問したスーパーで、和歌山のお茶と醤油とをGET!
昨日の夜に訪問したローソンで、
これだけGET!
ここにあることと、それらがみな新鮮であることとを、昨日の夜に確認済だったのでした。
本日の徘徊はこれにて終了。
ホテルに戻って、着替えをして、
新宮の夜の街へと繰り出したのでした。
私が選んだのは、
“呑み喰い処 吉”さん。
まずはビールとお通し。
茄子味噌炒め。
パセリにつけてもおいしい。
野菜サラダ(ごまドレッシング)
やっぱり野菜が美味しいよね!
野菜のおいしさは、地方へ出かけた際の楽しみの一つです。
美味しすぎて、あっちゅう間。
ビールも開けて、燗酒(白鹿一合)を注文したのですが、
撮影を忘れて飲んでしまいましたことを深くお詫び申し上げます。
<(_ _)>
アジフライ。
揚げたて!
美味しいに決まっているじゃないですか。
枝豆豆腐。
ごま豆腐みたいにプルプル。
豆の風味ふんわり。
白鹿一合を空けて、海童ロック。
芋の風味豊かなのに、重くない。甘みもしっかり。
焼ねぎポン酢。
葱が主役で肉は脇役の名コンビ。
ねぎのうまみに、カリカリ肉のうまみがバッチリ。
鯵のばってら。
鯵のうまみだけでなく、こんぶのうまみもしっかり。
臭みゼロ。ものすごくおいしい。
みそ汁。
出汁がしっかりなのに、とても上品。
みそ汁だけは自分で作った方がおいしいと思っておりましたが、これには負けました。
ばってらとみそ汁。
最後に最高の取り合わせでした。
なにもかもが美味しかった。
“呑み喰い処 吉”さん、堪能させていただきました。
いっぱいになったお腹を抱えながら、ホテルへ戻って行った酔っぱらい。
途中、
トイレへ行きたくなり、
昼間立ち寄ったスーパーへ。
用を足し、
スーパーから出てみると、
昼間遊んでくれたにゃんこを発見!
覚えていてくれたのか、近づいて来てくれました。
爪は立てるが、けっして力は入れない。
噛むけれど、甘噛み。
本当におりこうだ!
自分の情けなさを痛感した。
こんな趣味を続ける余力があるならば、それをこの子の飼育に充てるべきだろうに。
なにもしてあげられなくて、ごめん。
こんな趣味なんかここでスパッとやめて、この子を育てるべきではないのか?
その決断ができないまま、自分の情けなさを嘆くのみ。
でも、この趣味を続けていたからこそ、ここ新宮へ来て、この子との邂逅が叶ったんだよな。
それにカタギの仕事には就けない甲斐性なしの瘋癲なんかに育てられるよりも、もっと裕福な家のまともな人に拾われたほうがよいのかも。
自己嫌悪に陥った、新宮での夜。
そうして、新宮での2日目は、更けて行ったのでした。
★☆2024年9月9日(月)★☆
3日目の朝。
この日は、新宮駅から列車に乗って、一昨日来た道を引き返すのみ。
もう一度だけ猫に会いに行こうかと思いましたが、帰れなくなりそうなのでやめました。
新宮駅からは、
6:03発多気行普通324Cに乗車。
多気駅までは、ロングシートで3時間。
パンパンになったカバンを抱えつつ、乗って行ったのでした。
熊野川を渡れば、そこはもう三重県。
3時間乗って、多気駅へ到着。
多気駅からは、9:36発快速みえ6号名古屋行2906Dに乗車。
復路も指定席。
閑散期なので200円引。
飲んで気を抜いていたら・・・、
伊勢鉄一家が、みかじめ料をせびりに来やがった。
しかもエラそうに、
取り立てを、JR東海の車掌さんにやらせていやがった!
快速みえ6号に名古屋駅まで乗って、東海道本線に乗りかえ。
11:16発新快速豊橋行2324Fでした。
豊橋駅で、
12:25発浜松行普通956Mに乗りかえ。
浜松駅で、
13:08発熱海行普通464Mに乗りかえ、
ようとしたのですが・・・・、
またしても大迷惑!
今度は運転再開までかなり待たされやがるの!
世の中、バカが多くて疲れません?
(桃井かおり@チョコラBBドリンクCM)
なんかもう、どうでもいいわ。
散財だ、散財だ!
必要以上に散財だ!!
12:25発こだま718号東京行に乗って、
飲み食いしながら帰ったとさ。
不機嫌な酔っぱらいだったのでした。
戦果はこちら。
これだけの戦果を得るために、1万円以上の予定外出費を余儀なくされたのでした。
残り2回分を使用して、酒集めに出かけてまいりました。
今回は、
戦果は十分ながらも、
被害が甚大となってしまいました。
その状況たるや、あたかも太平洋戦争ソロモン攻防戦における南太平洋海戦の如し。
ただし、前回(2024年7月)の香川県での酒集めにおける惨事のような、敵からの直接的な攻撃は受けてはおりません。
また、道中では、
運命的な出会いがあったものの、
オイラの甲斐性のなさからなにもしてあげられず、
情けなさを痛感したこともございました。
どこへ行ったのか?
戦果はどうだったのか?
被害はどんな状況なのか?
なにが情けなかったのか?
それをこれから解説いたしたいと思います。
はじまり、はじまり!
★☆2024年9月7日(土)★☆
はじめの一歩は、津田沼駅(千葉県船橋市/習志野市)から。
津田沼は「谷津・久々田・鷺沼」の複合地名なんだってさ(今尾恵介『住所と地名の大研究』p,31 2004.3 新潮選書)。
津田沼駅からは、総武快速線に乗車。
4:56発逗子行476F。
東京駅で、東海道本線に乗りかえ。
5:40発沼津行323M。
沼津駅で、8:09発静岡行普通2747Mに乗りかえたのですが・・・、
蒲原駅にて抑止!
由比-興津間の踏切で安全確認だとよ。
16分遅れで、静岡駅に到着。
静岡駅から乗る予定だったのは、9:06発浜松行普通751M。
その751Mの発車を遅らせて、接続は取られていたものの、
以後の行程は崩壊・・・。
しかたがない。
金で解決だ!
静岡駅からは、9:21発こだま707号新大阪行へ乗車。
こだま707号に、浜松駅まで乗車。
当初の行程では、浜松駅からは10:25発の列車に乗る予定だったオイラ。
しかし一本前の10:00発豊橋行普通941Mに乗れてしまった。
在来線の遅れを取り戻しつつも予定より早く到着する新幹線ってどんだけ速いんだ!
豊橋駅で、10:50発新快速大垣行5321Fに乗りかえ。
これも当初の行程より一本早い列車でした。
5321Fの車内にて、昼食。
11;43に、名古屋駅に到着。
結果として時間を稼ぐことができたので、改札外へ出ることにいたしました。
どえりゃあこと人がおるがや!
名鉄百貨店の酒コーナーで、これだけGET!
包装をはがすのがめんどくさかったでよ、許したってちょーでゃあ!
これらは途中で新幹線利用に切り替えたが故に獲得できた戦果だったのでした。
名古屋駅からは、計画どおりの行程に復帰。
12:37発快速みえ9号鳥羽行2909Dに乗って、関西本線経由で紀勢本線へ。
あらかじめ指定席を確保していた酔っぱらい。
指定席と言っても、普通の転換クロスシートですけれど何か。
指定席ですからね、
そりゃ、飲みます罠!
快速みえ号は、
四日市-津間の一部で伊勢鉄道の線路を通るいやがらせシステム。
伊勢鉄道はもともとは国鉄伊勢線で名古屋と伊勢地方とを結ぶ重要路線だったのに、国鉄の怠慢営業による赤字というくだらない理由で廃止&第三セクター化されたバカバカしい路線。
それ故に、JR線にしか乗れない青春18きっぷで快速みえ号に乗車する際は、
伊勢鉄一家にみかじめ料(520円)をぼったくられるシステム。
ところが今回は、なぜか不思議なことに、みかじめ料をせびりには来なかったよ!
?
じゃなくて、
つ
津
快速みえ9号に1時間45分乗って、
多気駅(三重県多気郡多気町)にて下車。
駅舎は、昭和34年製。
それ故か、造りはちがえども、
名鉄左京山駅旧駅舎(土居下仮駅舎の転用)っぽい雰囲気を感じるのはオイラだけ?
その多気駅、
町名を駅名にいただきながらも、周囲にはなにも無し!
時刻は14時前。
つぎの普通列車は、
15:23まで来やしない。
ということで、
タクシー利用。
電話を掛けたら、20分ほどで来ていただけました。
10分ほど乗って、クリスタルタウンへ。
料金は、1,800円。
事前にネットで検索したら2,000円超だったのに、ラッキーでした。
クリスタルタウンのマックスバリュで、これらをGET!
鉾杉杉の子カップ(右)は既出ですが、ラベルが微妙に変わっていたので別カウントか?
マックスバリュを出て、歩いて行った酔っぱらい。
「車はビュンビュン走っているのに、誰も歩いていやしない。」という、田舎あるある。
すべて大嘘だ!
そのせいで、生まれてから今日までどれほど苦しめられてきたことか!
紀勢本線の踏切を渡って、
駅らしきものが見えてまいりました、
その近くにスーパーがありましたが、戦果はなし。
ですがここから後の燃料を補給させていただきました。
やって来たのは、相可(おうか)駅。
多気駅のとなりに位置する相可駅。
多気町の中心は、むしろこっちかも。
一面一線の相可駅。
交換廃止の痕跡あり。
その相可駅からは、15:29発の新宮行普通333Cに乗車。
ここから目的地までが3時間半の乗車と、かなり長いのです。
333Cに乗るやいなや、燃料(固形+揮発性)を補給。
揮発性のほうは一本では足りず、追加で補給。
景色は、はじめのうちは山ばかりでしたが、
川が見えたり、
入江が見えたりした333Cの車窓。
途中、熊野市駅で20分ほど停車。
外へ出て見たものの、
店なんか、ありゃしない。
一軒だけ地元の物産を扱う店があったものの、閉店時刻(18:00)を過ぎておりました。
相可駅から333Cに3時間半乗って、
新宮駅(和歌山県新宮市)に到着。
ここまで、津田沼駅からおよそ14時間の旅。
でも、仕事で拘束されている時間と比べれば、本当にあっちゅう間!
外はもう真っ暗。
それ故今日は、夜の街に繰り出すことなく、コンビニ利用。
ホテルにチェックインし、いただきました。
こうして、新宮での初日は、すぐに更けて行ったのでした。
★☆2024年9月8日(日)★☆
翌朝、
いい天気。
この日は、
新宮の街を思いっきり徘徊し尽くしたのでした。
まずは徐福公園。
ホテルの近くにありました。
秦の始皇帝から、不老長寿の薬を探してこいと命令されてやって来た徐福さん。
でも結局、こっちに住み着いちゃったみたい。
そりゃ、不老長寿の薬なんかあるはずがなく、帰ったら殺されるでしょうからね。
徐福さんのお墓があるんだってさ。
これがお墓。
後世の作なのね。
徐福公園を後にして、さらに徘徊。
川かな?
いいえ。
紀勢本線の線路でした。
ふと見上げると、石垣が。
丹鶴(たんかく)城公園だってさ。
新宮城のことを、丹鶴城っていうのね。
石段が険しそうでしたが、上ってみることにしました。
まだカバンが軽いからね。
石段の整備状態は、次第に悪くなりつつあり、
これ、スベるやつじゃん!
(オマエは話がスベる奴じゃん。)
その後も石段は続き、
もちろん、本丸へ。
ここを上がると、
本丸か?
いやいや!
まだ上があるじゃないですか!
もういいじゃないですか!(日景忠男より)
さらに上を目指して、
上って行った酔っぱらい。
どうやらここが頂上のもよう。
北側には、雄大な熊野川のお姿を、
南側には、新宮駅を一望できました。
この交差点からここまで上がって来たのです。
でもこう見ると、なんかそんなに高くはないんですけどみたいな感じでやってます的な・・・。
これにて、新宮城=丹鶴城の登頂完了。
帰りはこちらの短絡ルートを通ることにしたのですが、
ここには、かつて、
わずか16mのケーブルカーがあったんだってさ。
下から見ても、線形の確認は難しい。
でも下には、麓駅の跡らしき遺構がございました。
ここから上って行ったのでしょう。
足元を見ると、
紀勢本線の線路が。
紀勢本線は、新宮城の真下をトンネルで通過していたのでした。
だからこのトンネルは、“丹鶴トンネル”というらしい。
新宮城への登頂終了。
歩いていると、アーケードがありました。
戦後80年となりつつあるというのに、
新宮は、今でも占領されているのか?
商店街は閉店ガラガラ状態。
でも人がいないし、日差しを避けて歩けるので、オイラには快適でした。
次の目的地が見えてまいりました。
熊野速玉大社。
いいですか、皆さん。
“速玉大社”(はやたまたいしゃ)
ですからね。
(友情出演)
それでは、速玉大社へ参拝いたしましょう。
神門と、手水舎。
神門には、菰樽が。
“太平洋”ってのが、新宮の地酒です。
拝殿にて二礼二拍手一礼。
おかげさまでこうして参拝させていただくことが叶いました。
それに、良い天気をありがとうございました。
合祀された神様がいたり、
摂社末社があったり、
それでは、恒例のおみくじを。
今日は、招き猫おみくじ。
なにが出るかな♪
なにが出るかな♪
ビミョー!
「さらに努力、努力。」って簡単におっしゃいますけれどね、
あたしゃこれまで、これでもかというほど努力してきたと胸を張って言い切れるのに、何一つうまくいかなかったのよね。
だからもう、どうせ努力なんかしてもムダだと思っておりますよ。
「健全で美しい愛情の実りがある」ってのは、たしかにこの後でございました!
でも何もしてあげられなかったけれど。
おみくじと共に、お守りが入っていました。
これはまちがいなく、オイラの一生涯で唯一無二の大親友だったごんちゃん!
旅行時にはいつも、ごんちゃんと一緒に出掛けているつもりです。
今回、はからずもお姿を現してくれて、ありがとう!
御神木の“梛(なぎ)”。
こうして、
熊野速玉大社を後にしたのでした。
時刻は10:15ですけれど、
参拝後に必要不可欠なのは、精進落とし。
川原家横丁へ向かって、
精進落としが無事叶ったのでした。
そのお店で、戦果あり。
しかも新鮮でした。
そのお店の店員さんに、
「比丘尼さんによる熊野詣の解説があるから見ていけ。」
と言われて、酒気帯びで見に行った酔っぱらい。
この絵図を使って、
熊野詣に関する面白いお話をいろいろと聞かせていただきました。
一番面白かったのは、熊野の神様にはそれぞれ、本地仏がいるという話。
本地垂迹説(平安期の国風文化)ってやつですね。
ここからは、新宮の街の徘徊へ。
熊野川の近くまで歩いてまいりました。
その熊野川沿いに蔵を構えるのが、尾﨑酒造さん。
太平洋などの手印を扱う、新宮で唯一の蔵元さんです。
ですが日曜日は定休日。
わかっておりましたから。
とあるスーパーへ突撃し、戦果は上々。
尾﨑酒造さんの製品2種類と、世界一統の純米吟醸を見つけてGET!
スーパーでトイレを利用したのち、外へ出た酔っぱらい。
にゃんこ発見!
近付くと逃げようとしたので、その場で座っていると、
しばらくしてから、向こうから近づいて来てくれました。
きっと、ごんちゃんが「コイツは大丈夫だぞ。」って教えてくれたんだ。
ごんちゃん、ありがとう。
小さいから、女の子かな?
と思ったのですが。
タマタマが付いていたのでオス。
まだ子猫なのでしょう。
地上に降りた天使だ!
遊んでくれてありがとうね。
オイラ、カタギの仕事には就けない甲斐性なしの瘋癲だから、なにもしてあげられなくてごめんね。
にゃんこと別れた酔っぱらい。
次なる目的地は・・・、
浮島の森。
地図で西側に入口らしき場所を確認したのですが、
閉鎖されておりました。
東側へまわったら、
入口がありました。
正式には
“新宮藺沢(いのさわ)浮島植物群落”
っていうんだってさ。
見学料は110円とお手軽価格。
これが浮島の森。
島全体が池の上に浮いていて、そこに植物が群生しているのだとか。
歩いて行くと、何かが池の中へ飛び込む音がする。
カエルだろうと思うものの、姿が見えないので確認できず。
ここから島の中へ入るシステム。
たしかに揺れている!
でも島自体の揺れなのか、それともこの道が
島に降りて揺れを確認してみたいところでしたが、
じっと我慢の子であった。
杉の植生が多いようですが、
シダ植物も生えている。
蛇の穴という、底なし沼。
「原住民が~♪、底なし沼にはまる~♪
おぼれている、原住民の、顔は笑ってる~♪」
(嘉門達夫『ゆけ! ゆけ! 川口浩!!』より)
「すると突然、頭の上から~♪」
(嘉門達夫『ゆけ! ゆけ! 川口浩!!』より)
九死に一生を得たのでした。
探検隊は、浮島からの脱出に成功。
浮島では、双頭の蛇ゴーグも、猿人バーゴンも見つからず。
動物で姿を確認できたのは、金魚だけ。
「いやぁ~楽しかったねぇハッハッハッハ!」
(↑藤岡弘、で)
浮島の森から脱出し、さらに歩いて行くと・・・・!
危ない!
これは罠だ!
甘い罠
「パローレ、パロレ、パローレ♪」
「いつもぼくに本を読ませる。」
(中村晃子/細川俊之『あまい囁き』より)
その甘い罠に、
まんまとはまってしまったのでした。
甘い罠にはまっても、
昼になれば、腹が減る。
そば屋さんを見つけて入店。
オマエたった今、わざと罠にはまって飲んだばっかりじゃないか!
冷やしおろしそば。
噛み応えのあるしっかりした麺。
おろし大根がおいしい!
これだけでつまみになるよ。
ビールとバッチリ。
ごちそうさまでした。
最後に訪問したスーパーで、和歌山のお茶と醤油とをGET!
昨日の夜に訪問したローソンで、
これだけGET!
ここにあることと、それらがみな新鮮であることとを、昨日の夜に確認済だったのでした。
本日の徘徊はこれにて終了。
ホテルに戻って、着替えをして、
新宮の夜の街へと繰り出したのでした。
私が選んだのは、
“呑み喰い処 吉”さん。
まずはビールとお通し。
茄子味噌炒め。
パセリにつけてもおいしい。
野菜サラダ(ごまドレッシング)
やっぱり野菜が美味しいよね!
野菜のおいしさは、地方へ出かけた際の楽しみの一つです。
美味しすぎて、あっちゅう間。
ビールも開けて、燗酒(白鹿一合)を注文したのですが、
撮影を忘れて飲んでしまいましたことを深くお詫び申し上げます。
<(_ _)>
アジフライ。
揚げたて!
美味しいに決まっているじゃないですか。
枝豆豆腐。
ごま豆腐みたいにプルプル。
豆の風味ふんわり。
白鹿一合を空けて、海童ロック。
芋の風味豊かなのに、重くない。甘みもしっかり。
焼ねぎポン酢。
葱が主役で肉は脇役の名コンビ。
ねぎのうまみに、カリカリ肉のうまみがバッチリ。
鯵のばってら。
鯵のうまみだけでなく、こんぶのうまみもしっかり。
臭みゼロ。ものすごくおいしい。
みそ汁。
出汁がしっかりなのに、とても上品。
みそ汁だけは自分で作った方がおいしいと思っておりましたが、これには負けました。
ばってらとみそ汁。
最後に最高の取り合わせでした。
なにもかもが美味しかった。
“呑み喰い処 吉”さん、堪能させていただきました。
いっぱいになったお腹を抱えながら、ホテルへ戻って行った酔っぱらい。
途中、
トイレへ行きたくなり、
昼間立ち寄ったスーパーへ。
用を足し、
スーパーから出てみると、
昼間遊んでくれたにゃんこを発見!
覚えていてくれたのか、近づいて来てくれました。
爪は立てるが、けっして力は入れない。
噛むけれど、甘噛み。
本当におりこうだ!
自分の情けなさを痛感した。
こんな趣味を続ける余力があるならば、それをこの子の飼育に充てるべきだろうに。
なにもしてあげられなくて、ごめん。
こんな趣味なんかここでスパッとやめて、この子を育てるべきではないのか?
その決断ができないまま、自分の情けなさを嘆くのみ。
でも、この趣味を続けていたからこそ、ここ新宮へ来て、この子との邂逅が叶ったんだよな。
それにカタギの仕事には就けない甲斐性なしの瘋癲なんかに育てられるよりも、もっと裕福な家のまともな人に拾われたほうがよいのかも。
自己嫌悪に陥った、新宮での夜。
そうして、新宮での2日目は、更けて行ったのでした。
★☆2024年9月9日(月)★☆
3日目の朝。
この日は、新宮駅から列車に乗って、一昨日来た道を引き返すのみ。
もう一度だけ猫に会いに行こうかと思いましたが、帰れなくなりそうなのでやめました。
新宮駅からは、
6:03発多気行普通324Cに乗車。
多気駅までは、ロングシートで3時間。
パンパンになったカバンを抱えつつ、乗って行ったのでした。
熊野川を渡れば、そこはもう三重県。
3時間乗って、多気駅へ到着。
多気駅からは、9:36発快速みえ6号名古屋行2906Dに乗車。
復路も指定席。
閑散期なので200円引。
飲んで気を抜いていたら・・・、
伊勢鉄一家が、みかじめ料をせびりに来やがった。
しかもエラそうに、
取り立てを、JR東海の車掌さんにやらせていやがった!
?
じゃなくて、
つ
津
快速みえ6号に名古屋駅まで乗って、東海道本線に乗りかえ。
11:16発新快速豊橋行2324Fでした。
豊橋駅で、
12:25発浜松行普通956Mに乗りかえ。
浜松駅で、
13:08発熱海行普通464Mに乗りかえ、
ようとしたのですが・・・・、
またしても大迷惑!
今度は運転再開までかなり待たされやがるの!
世の中、バカが多くて疲れません?
(桃井かおり@チョコラBBドリンクCM)
なんかもう、どうでもいいわ。
散財だ、散財だ!
必要以上に散財だ!!
12:25発こだま718号東京行に乗って、
飲み食いしながら帰ったとさ。
不機嫌な酔っぱらいだったのでした。
戦果はこちら。
これだけの戦果を得るために、1万円以上の予定外出費を余儀なくされたのでした。
【お酒】2248.川鶴 銭形カップ [37.香川県の酒:5+]
製造者 川鶴酒造株式会社
香川県観音寺市本大町836
品目 日本酒
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
アルコール分 14度
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)
香川県の西側、観音寺市に蔵を置く、川鶴酒造さん。
そのお酒やらは、昨日までに以下の物をいただいております。
【お酒】2333.川鶴 福招く はっぴぃかっぷ
【お酒】2334.川鶴 開運 はっぴぃかっぷ
【お酒】2244.川鶴 極びえ冷酒 300ml
【お酒】2245.川鶴 極びえ冷酒 本醸造 300ml
川鶴 炙りいりこ酒 カップ(リキュール)
今日いただくこのお酒は、銭形カップ。
“銭形”とは、観音寺市の海岸線沿い位置する琴弾(ことひき)公園にある、“銭形砂絵”のこと。
中身は普通酒のようでした。
小印はなし。
それではいただきましょう。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度。
上立ち香は、酒臭さ(ほめ言葉:以下同じ)とアルコール香とをかすかに感じる程度です。
うまみはやや淡めでしょう。
それでも最初に酒臭さをしっかりと感じ、米のうまみは弱めです。
渋みがあって、少し強め。
キレはよく、透明感を少し感じます。
酸味はひかえめ。
すっぱさは、最初はほとんど感じなかったものの、冷めると少しだけ出て来るみたい。
ちょいスーですが、ピリはなし。
甘みはややひかえめ。
かなり弱めですが、喉を通った後に後味として感じます。
やや淡麗でちょい渋ちょいスースッキリ旨やや辛口のおいしいお酒でした。
やや淡めと評したものの、酒臭さがしっかりしており、飲み応えを感じました。
その一方でキレがよく、透明感すら感じるほどでした。
このキレのよさと透明感とは、おそらくアル添による効果でしょう。
【お酒】2333.川鶴 福招く はっぴぃかっぷとは、味の基本は同じでしたが、こちらの方が酒臭さがやや強めで濃いのかもしれません。
と、エラそうなことを言いつつも、もしかしたら同じ中身だったりなんかしちゃったりして。
川鶴 炙りいりこ酒 カップ [変わった酒:17+]
製造者 川鶴酒造株式会社
香川県観音寺市本大町836番地
品目 リキュール
原材料名 日本酒(国内製造)、いりこ
アルコール分 13度
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)
川鶴酒造さんのお酒は、これまでに以下の物をいただいております。
【お酒】2333.川鶴 福招く はっぴぃかっぷ
【お酒】2334.川鶴 開運 はっぴぃかっぷ
【お酒】2244.川鶴 極びえ冷酒 300ml
【お酒】2245.川鶴 極びえ冷酒 本醸造 300ml
今日いただくのは、“炙りいりこ酒”。
清酒川鶴に、あらかじめいりこを漬け込んであるのね。
いりこを原料として使用しているが故に、清酒を名乗ることができず、
その結果、リキュール(混成酒)扱いなのですね。
香川県伊吹島で獲れるカタクチイワシを使った“いりこ”。
先日、香川県を徘徊した際に観音寺でいただきましたが、これがものすごくおいしい。
イワシの臭みや苦みゼロで、うまみだけが凝縮されておりましたよ。
しかもそのいりこが、辛口の川鶴燗酒とバッチリ!
ですからこの“川鶴 炙りいりこ酒”も、まちがいなくおいしいことでしょう!
フタの中には、
追加のいりこが入っておりましたよ。
この“川鶴 炙りいりこ酒”、
燗酒、それも熱燗にしないとおいしくないんだってさ。
ということで、今日は熱めの燗でいただきます。
説明書きのとおり、お酒の色は黄金色。
香りはなし。
熱くて口を付けづらいせいか、うまみはやや濃いめなのか、あるいはやや淡めなのかわかりにくい。
でも、米のうまみがしっかりしていて、酒臭さや熟成感はないことはよくわかる。
雑味はなく、酸味も感じず。
しかもかなり辛口で、かつキレが良くてキリッと引き締まっておりますね。
いりこの風味は、出汁のように感じることはなく、むしろそれほど強くはないみたい。
それでもふんわりと感じます。
もちろん、魚臭さや苦みはゼロ!
両者の相性は、もちろんバッチリ!
いりこの風味ほんのりで、キリッと引き締まった辛口のおいしいリキュールでした。
いりこの風味が売りなのでしょうけれど、酒自体ももちろんうまい!
しかも酒もいりこも、双方とも風味が穏やか。
穏やかなものどうしがうまく調和した、おいしい味わいでした。
ただし、冷めるにつれて、苦みがちょっとだけ出て来るみたいでした。
熱いうちにズズズーッと飲み切ってしまった方が宜しいと感じました。
徘徊してまいります。(+懸念事項) [お知らせ]
私の手元には、
2024年夏の青春18きっぷがあり、
2日分、残っております。
そこで、
2024年9月7日(土)から9(月)にかけて、
これを使って徘徊してまいります。
目的地が
いささか遠方であるが故に、
1日目と3日目とを移動日とし、
2日目に、とある場所を徘徊する予定。
いまのところ、
天候は良好。
9/9(月)にがあるものの、
移動日(復路)なので問題なし。
なお、
9月7日(土)には、
早起きする必要があることから、
明日9月6日(金)は、
記事を更新いたしません。
それ故。
明日(9/6金)から来週始めまでは、
更新はございません。
次回の更新は、
2024年9月11日(水)
を予定しておきます。
それではみなさま、
ごきげんよう!
え?
「どこへ行くのか?」って?
↓ ↓ ココ ↓ ↓
★☆★☆★☆★☆
そういえば、
毎年8月末には、
発売が発表されていた
“秋の乗り放題パス”
今年は、
今日(2024/09/05)の時点で、
発表がまだないみたい。
(同日20時にJR東日本ニュースリリースを閲覧して得た情報に基づく報告)
もしかして、
廃止?
翌9月6日に、
発売が発表されましたとさ。
めでたし、めでたし!
【お酒】2247.金陵 淡麗辛口 生貯蔵酒 180ml [37.香川県の酒:5+]
製造者 西野金陵株式会社+T
香川県仲多度郡琴平町623
品目:日本酒
内容量;180ml
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
(以上、ラベルより転記)
「 海上交通の守り神・金刀比羅宮の御神酒として親しまれ、「讃岐のこんぴら酒」と呼ばれる清酒「金陵」は、230余年の歴史を持つ。」(※1)
「 西野金陵が藍商人として創業したのは初代嘉右衛門で1658年(万治元年)のこと。」(※2)
「 酒造りを始めたのは藍商としてピークの時期で、1789年(寛政元年)8代嘉右衛門が琴平の地で酒株(清酒醸造業の権利)を購入し清酒金陵の酒造りを始めた。」(※2)
という、西野金陵さん。
もとが藍商だったというのは、川鶴酒造さん(香川県観音寺市)と同じですね。
その西野金陵さんのお酒は、かつて以下のものをいただいております。
【お酒】105.金陵 本醸造 ハンディグラス180ml
【お酒】596.金陵 超辛口 カップ
【お酒】756.金陵 マイルドカップ
【お酒】917.金陵 ハンディグラス・L200
【お酒】920.金陵 上撰 お燗瓶 180ml
今日いただくこのお酒は、“淡麗辛口”と銘打たれた生貯蔵酒。
品質表示はこちら。
どうやら普通酒のようですね。
“+T”は、製造所固有記号。
“+T”は、多度津工場(香川県仲多度郡多度津町葛原1880)のようですね。
これについて文献に、以下の記載がございました。
「 製造は現在の「琴平蔵」で開始。昭和に入ると製造数量は増加の一途をたどり、1934年には1万石を達成。手狭になったことから、良質な水を求めて多度津町葛原に「多度津蔵」を完成させ、1969年に製造の中心をそちらへ移した。さらに同敷地内に「八幡蔵」も新築。合わせて多度津工場として、清酒の全盛期を支えた。」(※1)
ところがその西野金陵さん、
今では主たる事業は酒造業ではないのだとか。
「当社は酒類事業部と化学品事業本部に分かれていて、会社全体で見れば酒造部門の売上は小さなもの」(※1)であって、むしろ「販売商品は染料、顔料、医薬品、化学工業薬品など。」(※3)を扱う化学品事業本部のほうに売上の重点が置かれているのだとか。
そういえば、
「 阪神・淡路大震災は、灘五郷の多くの酒蔵に甚大な被害をもたらしました。1756年創業の老舗酒蔵だった泉酒造もその一つ
「蔵の大部分を焼失して造りができなくなり、父方の親戚が営む香川県の西野金陵に委託して、細々と出荷を続けていました」と話されるのは、第九代目にあたる常務取締役・泉藍さん。」(※4)
とあるとおり、西野金陵さんは、阪神大震災で被災なさった灘の泉酒造さん(泉正宗・仙介)の再興を支援なさったそうですが、それはきっと化学品事業本部での堅調な成長あってのことだったのでしょうね。
話が長くなってしまいました。
そろそろいただいてみたいと思います。
生貯蔵酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、無色透明でした。
香りはなし。
含むと、フレッシュな風味を少し感じます。
うまみはやや淡め。
米のうまみに淡めなりに厚みを少し感じます。
軽い苦みが少しあるみたいです。
熟成感はなく、酒臭さもなし。
キレはよく、スッと引きます。
酸味はややひかえめ。
すっぱさはわかるものの、弱めです。
スーかすか、ピリなし。
甘みはひかえめ。
ゼロではないものの、かなり弱めです。
ちょい爽快のやや淡麗でちょい苦スッキリ旨辛口のおいしいお酒でした。
淡麗ではあるものの、けっしてうすっぺらくはなく、むしろ米のうまみをしっかりと感じることができました。
でもたしかに辛口で、キリッと引き締まっておりました。
生貯らしいフレッシュさが淡麗酒にはちょうどいい感じで、かつ、酸味の度合いも然りでした。
しかもキレがよく、後味スッキリでした。
かなりうまいね。
金毘羅さんの石段を上り下りして歩き疲れた後の精進落としには最適でしょう。
そういえば、辛口について、文献に以下の記述がありました。
「 多度津工場には敷地内に900年を超える湧水がある。もともとこの場所は葛原八幡神社の御神域であり、同社が神社から分けてもらう前は四国巡礼のお遍路さんがひと休みし、手足を清め喉を潤す場所だったという。「この付近には湧水が何カ所かあってすべて軟水なんですが、ここだけは中硬水なんです。鉄分も含まれていないし、酒造りには適していました」と製造課長の酒井史朗氏は説明する。「八幡の恩湯(ママ)」と名付けられた湧水は、今も自然の木々を残したまま囲われ、神聖な雰囲気が漂う。」(※1)
(どうやら“八幡の恩湯”は、“八幡の恩湧(やはたのおんゆ)”の誤植らしい。)
このお酒は多度津工場で造られた辛口のお酒でしたが、その味はまさにこの「八幡の恩湧」から湧き出た中硬水の為せる技だったのかもしれません。
(※1)山王かおり『230余年親しまれてきた「讃岐のこんぴら酒」 今、変革の時 酒蔵紀行 三 西野金陵 香川県仲多度郡』p.11(酒蔵萬流 38号(2023年秋号) p.10-13 2023 新中野工業株式会社)
(※2)入野和生『創業100年企業の経営理念 : NEXT100年どう生きる(第20回)西野金陵 : 清酒金陵は藍より出でて美味し』p.40(Monthly report 通号 406 2011.11 一般財団法人岡山経済研究所)
(※3)(※2)p,39
(※4)白井操『兵庫の酒がつなぐ30の物語-その土地に、米と人あり-』p.8(2019.4 NHK出版)
【お酒】2246.出羽鶴 秋田CAN 男鹿なまはげまつり [05.秋田県の酒:104+]
製造者 秋田清酒株式会社
秋田県大仙市戸地谷字天ヶ沢83-1
品目 日本酒 純米酒
内容量 180ml
アルコール分 14度
精米歩合 65%
原材料名 米(国産)、米麹(国産米)
(以上、ラベルより転記)
昭和「四七年、刈穂酒造は兄弟会社である出羽鶴酒造、京野酒造店とともに共同瓶詰、発売を行う秋田清酒株式会社を設立、醸造に専念している。」(※1)とあるとおり、“刈穂”と“出羽鶴”との瓶詰および販路拡大を担う会社である秋田清酒さん(京野酒造店は廃業したもよう)。
その秋田清酒さんのお酒は、これまでに以下の物をいただいております。
【お酒】150.出羽鶴 吟生缶
【お酒】170.刈穂 本醸造カップ(ありがとう…寝台特急あけぼの)
【お酒】289.刈穂 吟醸カップ
【お酒】394.刈穂 純米酒 180ml
【お酒】415.出羽鶴 つるカップ(普通酒)
【お酒】491.刈穂 山廃純米 超辛口 300ml
【お酒】1435.出羽鶴 180ml
【お酒】1526.出羽鶴 吟醸酒 モーグルワールドカップ秋田たざわ湖大会 カップ
【お酒】1591.出羽鶴 純米大吟醸 飛翔の舞 180ml
【お酒】2261.ぬぐだ丸 にごり酒 180ml アルミ缶
【お酒】2304.刈穂 吟醸酒 六舟 180ml アルミ缶
今日いただくこのお酒は、純米酒。
ところでこのお酒、“男鹿なまはげまつり”と銘打たれておりました。
↑この絵にもあるとおり、
“男鹿なまはげまつり”ってのは、
鬼の恰好をした大人が勝手に他人の家に上がり込んでその家の子供を泣かせるという、トラウマ効果絶大のお祭りのことでしょうね。
一方で、
男鹿(秋田県男鹿市)から日本海の海岸線を南へ下り、山形県との県境を越えてすぐのところには、
女鹿(山形県飽海郡遊佐町)という場所があるのです。
周りには何もない女鹿駅。
ここは停車する電車の本数がとにかく少ない!
普通電車でも通過するほうが多いくらい。
これは2019年4月当時の駅掲載の時刻表。
下り(秋田方面)は昼間に1本と、夕方に3本。
上り(酒田方面)なんて、朝の2本だけ。
このダイヤ、
秋田県側へ県境を越えて通勤通学通院する人の需要をまったく考慮していないわけですよ。
通勤者は車利用でしょうし、通学する高校生や通院するお年寄りは、県境を越えることは皆無でしょうからね。
その女鹿駅から少し歩いた場所に、
女鹿の集落があるのです。
女鹿の集落には、
鳥海山の湧き水を引いた“神泉の水(かみこのみず)”なる共同水場があるのでした。
なお、
女鹿を含めた徘徊の記録は、こちらをご覧ください。
え?
なにが言いたいのかって?
たしかに話がそれました。
それでは、ここでお伝えしたかった小ネタを一つ披露いたします。
男鹿には、
“ナマハゲ”があるのに対して、
女鹿には、
“アマハゲ”なる似たような風習があるんだってさ!
それが言いたかっただけ。
以上です、編集長!
それではいただきましょう。
純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、少し着いていることがわかりました。
上立ち香は、鼻を近づけるとかすかに酒臭さ(ほめ言葉:以下同じ)を感じる程度。
うまみはやや濃いめ。
最初に酒臭さが来ますが、強くはなくて穏やかです。
米のうまみが続き、厚みを少し感じます。
苦みや雑味はゼロですね!
それにキレがよく、スッと引きます。
酸味はややひかえめからややはっきりへと変化するようです。
すっぱさは強くはなく、最初は鋭さを感じなかったものの、燗が冷めるにつれて鋭さが増すようです。
ちょいスーですが、ピリはなし。
甘みはややはっきり。
幅があることがわかるものの前には出て来ず、じんわりと感じます。
やや濃醇で(ちょいすっぱ)ちょいスースッキリ旨やや甘口のおいしいお酒でした。
純米酒なのに重さやクセ、雑味をまったく感じませんでした。
しかもキレがよく、後味はスッキリしておりました。
酒臭さを少し感じたところが、吟醸酒との違いでしょうか。
飲み始めは甘みほんのりで穏やかな味わいでしたが、冷めるにつれてすっぱさに鋭さが出てまいりました。
これ、うまいね。
食事にも合いますね。
ひや(常温)でもいけるかも。
奥羽本線に乗って車窓を眺めながらいただいてみたいと思っちゃったりなんかしちゃったりして。
アルミ缶ですから、開け口の鋭くなっているところで唇を切らないように気を付ける必要はございますけれど。
(※1)青木健作『「刈穂」という酒蔵を訪ねて』p.62(2003.12 無明舎出版)
【お酒】2245.川鶴 極びえ冷酒 本醸造 300ml [37.香川県の酒:5+]
製造者 川鶴酒造株式会社
香川県観音寺市本大町八三六
品目 日本酒
内容量 300ml
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
精米歩合70%
アルコール分 14度
(以上、ラベルより転記)
香川県の最西端に位置する観音寺市。
そこに蔵を置くのが、川鶴酒造さん。
川鶴酒造さんのお酒は、昨日までに以下の物をいただいております。
【お酒】2333.川鶴 福招く はっぴぃかっぷ
【お酒】2334.川鶴 開運 はっぴぃかっぷ
【お酒】2244.川鶴 極びえ冷酒 300ml
きょういただくこのお酒も、
昨日と同じ“極びえ冷酒”ですが、
こっちは本醸造でした。
普通酒のほうは“しっかり コクうま”でしたが、
本醸造は“すっきり キレ冴え”なんだってさ。
それではいただきましょう。
もちろん冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、こちらも無色透明。
上立ち香なし。
含むと、フレッシュな風味をちょっと感じる程度。
うまみは淡め。
米のうまみに厚みはなく、フワッと広がって舌に乗る感じです。
苦みがあって、少しはっきりで鋭さも少し。
熟成感なく、酒臭さもなし。
キレはよく、スッと引いて苦みも残りません。
酸味はひかえめ。
すっぱさはかなり弱め。
スーかすか、ピリなし。
甘みはひかえめ。
というか、ゼロだな
ちょい爽快の淡麗ちょい苦スッキリ旨辛口のおいしいお酒でした。
普通酒よりも淡めで、それ故か苦みはこっちのほうが弱めでした。
しかもキレがよく、苦みは残りませんでした。
甘みはゼロで、かなりキリッと引き締まっておりました。
これも海の酒、海の物にあわせてこそでしょう!
でも、本醸造のほうが普通酒よりも淡めで軽いだなんて、いったい?
おいしいお酒だと思いましたが、オイラは昨日いただいた普通酒のほうが飲み応えがあって好みでした。
警告。
これは危険なお酒ですぞ!
スイスイと行けてしまい、あっちゅう間でございましたとさ。
その川鶴極びえ冷酒本醸造と合わせた今日のエサはこちら。
今日はわさびを使いました。
ねぎ、きゅうり、ちくわ。
一応、海のものが入っております。
煮切った酢とみりんとに、オリーブオイルを入れ、塩、昆布だしで味をつけたもの。
そこへわさびをこれでもかと搾って投入。
ねぎ、きゅうり、ちくわを切ったものと和えて、
ねぎきゅうりちくわのわさびドレッシング和え。
わさびの辛みは飛んでしまってゼロ!
爽やかさだけが残るので、おいしくいただけました。
キャベツとしめじ。
それぞれ切って、
にんにくも使いました。
たまご2個。
これらを、しょっつるで炒めてやろうという魂胆なのでした。
しょっつるだけだと塩辛いので、みりんも使いました。
中火で、
しめじとにんにくとを炒めて、
火が通ったら、キャベツを投入し、
しょっつるとみりんとで味をつけて、
卵でとじて、
キャベツとしめじとのしょっつる卵炒め。
しょっつるの魚の風味が穏やかに効いていて、お酒とバッチリ!
それでいてキャベツとしめじの味もしっかりわかる。
しょうゆでは、きっとこうはいかないね。
ごちそうさまでした。
【お酒】2244.川鶴 極びえ冷酒 300ml [37.香川県の酒:5+]
製造者 川鶴酒造株式会社
香川県観音寺市本大町八三六
品目 日本酒
内容量 300ml
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
アルコール分 14度
(以上、ラベルより転記)
香川県の最西端に位置する観音寺市。
そこに蔵を置くのが、川鶴酒造さん。
そのお酒は、これまでに以下の物をいただいております。
【お酒】2333.川鶴 福招く はっぴぃかっぷ
【お酒】2334.川鶴 開運 はっぴぃかっぷ
今日いただくこの川鶴は、
“極びえ冷酒”だってさ。
なるほど。
「冷やして極立つ味わい」だから、“極びえ冷酒”なのですね。
しかもその味わいは、
“しっかり コクうま”なんだってさ。
品質表示はこちら。
特定名称は、どこにも表示されておりませんでした。
普通酒でしょうけれど、“極びえ冷酒”の名のとおり、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、無色透明でした。
盃に鼻を近づけると、フレッシュな風味をかすかに感じます。
含むとそれが口の中でふわりと広がります。
うまみはやや淡めですが、しっかりしています。
米のうまみに厚みを少し感じ、それが舌の上を滑るように喉へ向かって流れて行きます。
熟成感はなく、酒臭さもなし。
苦みがあって、少し強めで鋭さを感じます。
キレはそれほどでもなく、苦みが残ります。
酸味はひかえめ。
すっぱさはほとんど感じません。
ちょいスーですが、ピリはなし。
甘みはひかえめ。
存在はわかるものの、幅はなくかなり弱めです。
ちょい爽快のやや淡麗でちょい苦ちょいスー旨辛口のおいしいお酒でした。
冷酒らしいフレッシュな風味がありましたが、弱めでむしろちょうどよい感じでした。
やや淡めながらも米のうまみしっかりで、飲み応えを感じました。
苦みが効いていて後味として残りましたが、雑味というよりもむしろお酒の味を引き締めているようでした。
しかも辛口で、キリッとしておりました。
キレはそれほどでもなく、苦みが残りましたが、ちょいスーがそれを緩和してくれているように感じました。
これはうまいね。
海の夏酒でしょう。
上等なお刺身と合わせたらきっとおいしさ倍増だったことでしょう。
その川鶴極びえ冷酒と合わせた今日のエサはこちら。
奈良漬。
切っただけ。
これ合うね。
辛口のお酒が、奈良漬の甘みといい感じでした。
もやし。
ああそうだよ!、徘徊ばかりしているから金がないんだよ!
安いスペイン産豚肉。
冷蔵庫の残り物野菜。
今日が賞味期限の油揚げ。
卵2個を使って、
マーミナーチャンプルー(もやし炒め)。
いつもの味。
ごちそうさまでした。
【お酒】2243.志賀泉 純米吟醸 湧き水仕込 180ml [20.長野県の酒:158+]
志賀泉酒造株式会社
長野県中野市東山3番1号
清酒
原材料名/米(国産)・米麹(国産米)
アルコール分15度/精米歩合58%
180ml詰
長野県原産地呼称管理制度による表示
分類 純米吟醸
原材料名 長野県産ひとごこち
精米歩合 58%
醸造地 長野県中野市
採水地 長野県木島平村
製造年月 6.3
(以上、ラベルより転記)
長野県へ行った際には、少しずつ入手させていただいている“楽國信州”シリーズの一合瓶。
志賀泉酒造さんのお酒は、かつて以下の物をいただいております。
【お酒】1676.志賀泉 180ml
【お酒】1684.志賀泉 カップ
今日いただくこのお酒は、純米吟醸。
“湧き水仕込”なんだってさ。
逆に“水道水仕込”ってほうが珍しいと思うよ。
(東京港醸造さん(東京都港区)が水道水仕込だったっけ?)
品質表示はこちら。
“原材料”の後ろに“名”って追記?。
どちらでも、意味には大差はないと思いますけれどね。
それではいただきましょう。
純米吟醸ですから、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、ほとんどわからない程度でした。
香りはゼロ。
まったくなし。
うまみはやや濃いめ。
米のうまみに厚みを少し感じます。
酒臭さ(ほめ言葉;以下同じ)もほんのりと感じますね。
苦みや雑味はゼロ。
じゅんまいなのにキレはよく、スッと引きます。
酸味はややひかえめ。
すっぱさはわかるものの、弱め。
ちょいスーですが、ピリはなし。
あまみはややはっきり。
強くはないものの、幅を少し感じる甘みが前に出て来ます。
やや濃醇でちょいスースッキリ旨やや甘口のおいしいお酒でした。
香りはないものの、米のうまみしっかりに酒臭さほんのりで、飲み応えありました。
苦みや雑味がないのは、吟醸酒たる所以でしょうか。
しかもそれでいてキレがよく、ちょいスーも相俟って後味スッキリ。
甘みは程よく、味を和らげてくれておりました。
香りではなく、味で勝負する吟醸酒。
かなりうまいね!
しっかりしているのに穏やかな、山の酒でしょう。
【お酒】2242.秀よし アルミ缶 180ml(「駅カード」デザインラベル) [05.秋田県の酒:104+]
製造者 (名)鈴木酒造店
秋田県大仙市長野字二日町九
日本酒
内容量180ml
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
精米歩合 65%
アルコール分 14度
(以上、ラベルより転記)
鈴木酒造店さんのお酒は、これまでに以下の物をいただいております。
【お酒】399.秀よし 本醸造 カップ
【お酒】459.秀よし 本醸造 生貯蔵酒 300ml
【お酒】1411.賢人 本醸造酒 濁り酒 180ml
【お酒】1412.秀よし 純米酒 180ml
【お酒】2312.秀よしカップ 秋田内陸線 本醸造酒
【お酒】2315.秋田秀よし 純米酒 お花見缶 一番
【お酒】2316.秀よし 純米酒 お花見缶 二番
【お酒】2326.秀よし 本醸造 全国花火競技大会記念缶 花火の街 大曲
【お酒】2330.秀よし 本醸造 みちのく角館 武家桜 カップ
今日いただくこのアルミ缶のお酒は、
「駅カード」デザインなんだってさ。
このお酒、
品質表示に精米歩合の表示こそあるものの、
特定名称はどこにも表示されておりませんでした。
本醸造や純米酒、吟醸酒などの特定名称は、一定の「製法品質の要件に該当するものであるとき、当該清酒の容器又は包装に表示できるものとする。」(※1)と定められておりますから、その表示は任意であり、かつ、たとえ要件に該当していても表示しない限り特定名称酒とは扱われないのですよ。
ま、そんなこと、どーでもいいんですけれどね!(みつまJAPAN’より)
それではいただきます。
普通酒ですから(キッパリ!)、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。
香りはなし。
うまみはやや淡めでしょう。
最初に酒臭さ(ほめ言葉;以下同じ)をほんのりと感じ、それに米の風味がふんわりと続きます。
軽い渋みをかすかに感じます。
熟成感はないみたいです。
キレはよく、スッと引きます。
酸味ははっきり!
すっぱさは少し強めで鋭さを感じます。
それに、酸味自体に深みを少し感じます。
ちょいスーですが、ピリはなし。
甘みはややはっきり、否、ちょいはっきり。
それほど強くはなく、かつ前には出て来ません。
それでも幅を少し感じます。
やや淡麗でちょいすっぱちょい深ちょいスースッキリ旨口のおいしいお酒でした。
本醸造よりも淡めで枯れていないものの、純米酒と異なり酒臭さを感じました。
それでも酸味の深みがあったおかげか、飲み応えはかなり感じました。
これ、本当に普通酒なのかも?
とすれば、本醸造よりも純米酒よりも、これが一番おいしいと思います。
(※1)清酒の製法品質表示基準(平成元年11月22日 国税庁告示第8号)1
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